人間なら誰しも「くしゃみ」をしますよね。

「くしゃみ」は身近な単語ですが、英語ではなんて言うのか分からない方も多いのではないでしょうか。

また、海外でくしゃみをすると、必ず「Bless you.」と声をかけられます。
海外ドラマや映画で「Bless you.」と言っているのを見たことがある方もいるでしょう。

日本人の感覚からすると、くしゃみをした際に「Bless you.」と声をかけるのは不思議に感じるのではないでしょうか。

そこで、今回は「くしゃみ」を英語で表現する方法を解説します。
「Bless you.」の謎についても解説しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

くしゃみを英語で表現すると?

早速ですが「くしゃみ」は英語でsneezeといいます。

また、sneezeは名詞・動詞のどちらでも使えると覚えておくと便利ですよ。

” sneeze”
名詞:くしゃみ
動詞:くしゃみをする

名詞としてsneezeを使う場合

Aさん
He made a violent sneeze.
訳)彼は強烈なくしゃみをした。

動詞としてsneezeを使う場合

Aさん
I can’t stop sneezing.
訳)くしゃみが止まらない。

「can’t stop~ing」で「~が止まらない」という意味のフレーズです。

「ハッ、ハックション!」英語ではなんて言う?

「ハッ、ハックション!」英語ではなんて言う?

日本ではくしゃみを「ハックション!」や「ハッ、ハックション!」と擬音で表現することがありますよね。

自分がくしゃみをする際に「ハックション!」と言ったり、他人がくしゃみをするタイミングに合わせて「ハッ、ハックション!」と言ってみたりすることがあるでしょう。

「ハックション!」は英語で”achoo”と表現します。
英語の発音をカタカナで表現すると、「アチョ―」ではなく「アチュー」が近い表現です。

また、「ハッ、ハックション!」はachooを使って「Ah-achoo!」、「ハッ、ハッ、ハックション!」は「Ah- Ah-achoo!」と表現しますよ。

外国人はくしゃみをすると「Bless you.」というなぞを解明

海外でくしゃみをすると、必ず「Bless you.」と声をかけられます。
海外ドラマや映画で「Bless you.」と言っているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

また、「Bless you.」は家族や友人だけでなく、見ず知らずの他人がくしゃみをした際にも言うのが常識

日本人の感覚からすると、くしゃみをした際に「Bless you.」と声をかけるのは不思議に感じるのはもちろん、他人にまで声をかけるのは疑問に感じるかもしれませんね。

また、「Bless you.」は「May God bless you.」が正式なフレーズです。
ただし、got=「神」という宗教的な表現があるうえにフレーズが長いため、「Bless you.」が日常的に使われています。

そもそも、「Bless you.」はおまじないとして認識されています。
日本語に直訳する場合「神のご加護がありますように」となりますが、ピンとこない方も多いでしょう。
分かりやすく表現するならば、「お大事に」という表現が合うのではないでしょうか。

諸説ありますが、英語圏では「くしゃみをすると口から魂が抜けてしまう」という言い伝えがあり、人間の体から魂が抜けると悪霊に狙われるという考え方があります。

そのため、くしゃみをした人に対しては、周りの人が「お大事に」の意味込めて「Bless you.」と言うのが常識となったと考えられています。

くしゃみをして「Bless you.」と言われたときの返事は?

くしゃみをして「Bless you.」と言われたときの返事は?

くしゃみをして「Bless you.」と言われた際、返事に困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

返事の仕方が分からなくて無言になってしまうと印象が良くないため、返事を知っておく必要があります。

「Bless you.」と言われたら、シンプルに「Thank you.」を返しておくとよいでしょう。
また、「Thanks」でも問題ありません。

Aさん
Achoo!
訳)ハクシュン!
Bさん
Bless you!
訳)ブレスユー!
Aさん
Thanks. I can’t stop sneezing!
訳)ありがとう。くしゃみが止まらないんです。
Bさん
Oh, Are you catching a cold?
訳)風邪を引いたの?
Aさん
I think I’m coming down with a cold.
訳)風邪を引きかけているのかなと思います。
Bさん
Oh, Poor thing. Here, blow your nose.
訳)かわいそうに。ほら、これで鼻かんで

くしゃみ以外でも使う「God bless you」のあれこれ

「Bless you.」はくしゃみをした際に言うだけでなく、さまざまなシーンで使用される表現です。

日本語に直訳すると「神のご加護がありますように」となりますが、「神のご加護によって人生がうまくいきますように」といったニュアンスで使用されることがあります。

たとえば、感謝を伝える際や別れ際に使われることがあります。

別れ際に「Have a nice day.」と言うケースがありますが、その際に「Bless you.」を使うと非常に丁寧な印象となります。

友人や家族に日常的に使うのではなく、遠くに転勤する友人に使うニュアンスの言葉です。

「Bless you.」は日本語にはない表現の言葉であるため和訳するのは難しいですが、「お大事に」「良いことがありますように」といったニュアンスで使われると認識しておくと良いでしょう。

くしゃみに関連するキーワードを紹介!

日本語英語
くしゃみ、くしゃみをするsneeze
風邪cold
鼻水runny nose
鼻をかむblow one’s nose
咳、咳をするcough
あくびyawn
fever
体調不良not feeling well
花粉症hay fever
頭痛headache
腹痛stomachache
吐き気nauseous
めまいdizzy

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「くしゃみ」を英語で表現すると、sneezeとなります。
Sneezeは名詞、動詞のどちらでも使えると覚えておくようにしましょう。

また、今回は「Bless you.」についても解説しました。

英語圏ではくしゃみをした人に対して「Bless you.」と言ってあげる文化がありますが、日本にはない文化である分、不思議に感じていた方も多いのではないでしょうか。

「Bless you.」は日本語の「お大事に」といったニュアンスがあることを知っておくのがおすすめです。

また、「Bless you.」と言われたら無言ではなく「Thank you.」と返しましょう。

ぜひ今回の記事を参考に、「くしゃみ」や「Bless you.」に関するフレーズを覚えてみてくださいね。