海外のレシピを英語で読んでいると、「この野菜、どうしてこんな数え方をするの?」と疑問に思うことがあります。日本語なら「レタス1玉」「にんにく1片」「とうもろこし1本」「セロリ1本」と表現するところを、英語では野菜の形やまとまりに合わせて、さまざまな名詞を使って数えます。
また、英語レシピでは、野菜を「個数」で指定するだけでなく、”cup” “ounce”などを使って分量を示すこともあります。
今回は、英語レシピを読むときに知っておくと便利な野菜の数え方・分量の表現を紹介します。ヤード・ポンド法などの計量単位そのものについては、別記事で詳しく紹介されているので、ここでは換算よりも「レシピに書いてあったら、どう読めばいい?」という点に注目していきましょう。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英語レシピでは野菜の形に合わせて数え方が変わる:レタス1玉は“a head of lettuce”、にんにく1片は“a clove of garlic”、とうもろこし1本は“an ear of corn”。
- セロリは“stalk”や“rib”で数える:使い分けには揺れがあるが、まずは“1 stalk of celery”=セロリ1本と覚えておくとよい。
- 数字+野菜名だけの場合や、分量・サイズで指定する場合もある:“1 onion”のようにシンプルに書くほか、“1 cup”“8 oz”や“large”“medium”で材料を指定することもある。
1. a head of lettuce:レタス1玉

まず覚えておきたいのが head です。
“head”といえば「頭」という意味が最初に思い浮かびますが、野菜の数え方として使われることがあります。
たとえば、”a head of lettuce”は「レタス1玉」です。”two heads of lettuce”なら「レタス2玉」。
同じように、”a head of cabbage”なら「キャベツ1玉」です。ここでの”head” は、バラバラになっていない、丸ごとまとまった状態の野菜1個というイメージを持つと分かりやすいでしょう。
さらに、にんにくにも”head” が使われます。”a head of garlic”なら「にんにく1玉」です。
ただし、にんにくにはもう一つ重要な数え方があります。それが次に紹介する“clove”です。
2. a clove of garlic:にんにく1片
英語レシピで非常によく出てくるのが、”a clove of garlic”です。これは「にんにく1片」。
にんにく全体を1玉として考えると、その中にある一つ一つの小さな部分が”clove” です。
英語レシピで、“2 cloves of garlic”と書いてあったら、「にんにく2個」ではなく、にんにく2片という意味です。
3. an ear of corn:とうもろこし1本
「ear」が「耳」だと知っている人ほど、初めてこの表現を見たときに驚くかもしれません。
“an ear of corn”は、とうもろこし1本という意味です。
たとえば、”2 ears of corn”なら「とうもろこし2本」。英語レシピでは、”add one ear of corn” のように書かれていることがあります。
この場合は、「とうもろこしを1本加える」と読みます。
4. a stalk of celery:セロリ1本
セロリには stalk という単語がよく使われます。”a stalk of celery”は「セロリ1本」。たとえば、”2 stalks of celery”なら「セロリ2本」です。
“stalk”は植物の「茎」という意味があります。そのため、セロリのように細長い茎状の部分を持つ野菜を数えるときに使われます。
ただし、”stalk”はセロリ1株(丸ごと)を指すと説明されることもあり、数え方にはやや揺れがあります。とはいえ、アメリカのレシピでは1本のセロリを”stalk”と呼ぶのが一般的なので、まずは”1 stalk of celery”=セロリ1本と覚えておくとよいでしょう。
5. a rib of celery:セロリ1本分

もう一つ、セロリで見かけるのが”rib” です。”a rib of celery”という表現があります。
“rib”は本来「肋骨」という意味ですが、セロリの一本の部分を指して使われることがあります。
ただし、”rib”と”stalk” の使い分けには揺れがあり、レシピによっては同じように「セロリ1本」の意味で使われています。
6. a bunch of spinach:ほうれん草1束
“bunch”は「ひとまとまり」「束」という意味で、野菜にも使われます。
たとえば、”a bunch of spinach”なら「ほうれん草1束」。”a bunch of green onions”なら「青ねぎ1束」です。
日本語でも「1束」という表現を使うので、これは比較的イメージしやすいでしょう。
ただし、”bunch” は「必ず○グラム」という厳密な計量単位ではありません。店頭でひとまとまりになっている量などを指す、比較的ざっくりした表現です。
7. a bulb of fennel:フェンネル1個
“bulb”も野菜の数え方で登場します。
たとえば、“a bulb of fennel”なら「フェンネル1個」。
“bulb”は植物学的には「球根」の意味がありますが、料理では球状になった部分を指す場合があります。
8. a sprig of rosemary:ローズマリー1枝
野菜というよりハーブですが、英語レシピでは “sprig” もよく登場します。“a sprig of rosemary”は「ローズマリー1枝」です。
“sprig”は植物の小さな枝や茎を表す言葉です。
日本語では料理のレシピに「ローズマリー1枝」と書かれることがありますが、英語でも同じように、植物の形に合わせた単位が使われているわけです。
野菜によっては、そのまま数字をつければOK
ここまで特殊な表現を紹介しましたが、すべての野菜に専用の単位があるわけではありません。
むしろ、英語レシピでは次のように非常にシンプルに書くことも多いです。
- 1 onion→ 玉ねぎ1個
- 2 carrots→ にんじん2本
- 3 potatoes→ じゃがいも3個
- 1 cucumber→ きゅうり1本
- 2 tomatoes→ トマト2個
- 1 zucchini→ ズッキーニ1本
のように、そのまま数字+野菜名で数えるものもあれば、”1 head of lettuce”のように、専用の「数える単語」を挟むものもあります。
ここが英語レシピの面白いところです。
「個数」ではなく分量で指定することもある

英語レシピでは、野菜を「何個」と数える以外に、どのくらいの量を使うかで指定することもあります。
たとえば、”1 cup of spinach”なら「ほうれん草1カップ分」。
また、”8 oz of mushrooms”なら「マッシュルーム8 oz分」。
“1 lb of potatoes”なら「じゃがいも1 lb分」。
などが出てきます。
ヤード・ポンド法の基本については、”oz”(ounce)、”lb”(pound)、”pint”などを含めて別途確認できますので、ここでは「何グラムなのか」を毎回暗記するより、レシピではどんな形で使われるのかを押さえるのがおすすめです。
サイズが指定されることもある
野菜そのものの大きさが料理の仕上がりに影響する場合は、
- small
- medium
- large
などが一緒に書かれることもあります。
たとえば、”1 large onion”なら「大きめの玉ねぎ1個」。”2 medium tomatoes”なら「中くらいのトマト2個」。”2 small potatoes”なら「小さめのじゃがいも2個」という意味です。
英語レシピでは、単に「何個」と書くのではなく、個数+サイズで材料を指定することがあります。
まとめ:英語レシピは「野菜の形」を意識すると読みやすい!
英語レシピに登場する野菜の単位は、日本語とまったく同じではありません。大切なのは、単位を一つずつ日本語に直訳することではありません。「数字+単位+食材」というレシピ独特の組み合わせを、そのまま意味のかたまりとして覚えることです。レシピを読む機会がある人は、まず”head” “clove” “ear” “stalk” から覚えてみましょう。料理をしながら実際の食材と結びつけて覚えると、自然に身につきやすくなります。
