育成という言葉を見たり、聞いたりしたことがある方も多いでしょう。しかし、日常生活では、たびたび使用する言葉ではあるものの、英語ではどのように表現するのかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、育成という言葉の意味や、育成という言葉が使用される場面に加え、育成の英語表現を紹介します。
そのほか、育成という意味の英語を使った例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「育成」という言葉はどのような場面で使われる言葉?
育成という言葉は、日常生活はもちろん、さまざまなシーンで使用されます。とはいえ、具体的に、どういった場面で使用されるのか、いまいちイメージできない方もいるでしょう。
育成という言葉は、主に以下のシーンで使われます。
【教育・人材育成】
学校教育や企業の研修プログラムにおいて、生徒や社員の能力を高めるための活動を指します。たとえば、「新人社員の育成プログラム」や「生徒の育成」などが挙げられます。
【スポーツ】
選手やチームの実力を向上させるためのトレーニングや指導を育成と呼ぶことがあります。たとえば、「野球チームの若手選手の育成」や「サッカーアカデミーでの育成」などが挙げられるでしょう。
【動物の飼育】
家畜やペットを健康に成長させるための世話や訓練も育成に該当します。たとえば、「牧場での牛の育成」や「犬の育成」などが含まれます。
【ゲームキャラクターの育成】
RPGやシミュレーションゲームなどで、キャラクターの能力を向上させることを育成と呼びます。たとえば、「ゲーム内でのキャラクター育成」や「育成シミュレーションゲーム」などがあるでしょう。
「育成」は英語でなんていう?
育成の具体的な意味は理解できたものの、英語ではどのように表現するのかわからない方もいるでしょう。
育成は英語で、raise, bring up, rearといいます。
raiseは「子供を育てる」や「家畜を飼育する」、「作物を育てる」、などの意味があります。
そして、bring upは、「育てる」「しつける」という意味があり、こどもの育成を対象にして使うことが多いでしょう。
また、rearは、「育てる」「飼育する」「栽培する」といった意味があり、「家畜を飼育する」「植物を栽培する」といったときに使用します。
いずれの英語も、「育成」という意味ではありますが。微妙にニュアンスが異なるので、正しく使い分けられるようになりましょう。
「育成」にまつわる英語
ここでは、育成にまつわる英語を見ていきましょう。
- Development: 「人材育成プログラム」は”Human resource development program”となります。
- Training: 「新人社員の育成」は”Training of new employees”と表現します。
- Cultivation: 「作物の育成」は”Cultivation of crops”となります。
- Growing: 「花の育成」は”Growing flowers”となります。
- Breeding: 「牛の育成」は”Breeding cattle”となります。
- Raising: 「ペットの育成」は”Raising pets”と表現します。
- Character development: 「キャラクターの育成」は”Character development”となります。
- Community development: 「地域コミュニティの育成」は”Community development”と言います。
- Fostering: 「青少年団体の育成」は”Fostering youth organizations”と表現できます。
「育成」を使った英語例文
ここでは、育成という意味の英語を使った、英語学習に役立つ英会話例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。
チームのスキルを向上させるために、従業員の育成にもっと注力する必要があります。
はい、包括的な研修プログラムを実施することは非常に有益でしょう。
家畜の育成には、適切な繁殖方法に関する知識と忍耐力が必要です。
なるほどですね。それはやりがいがあるに違いないですね。
これらの花を育成するには、特定の土壌と水やりの仕方があるんです。
あなたの庭は美しいですね。努力していることがわかります。
絶滅危惧種の繁殖と育成に力を入れています。
絶滅危惧種をもともとの通常な数に戻すための努力には、とても感動させられます。
子犬の育成には、時間と忍耐力が必要です。
その通りですね。トレーニングとケアが育成にはかかせません。
こどもを礼儀正しく育てるのは、簡単ではありません。
同意です。努力と時間が必要ですね。
私たちは、鶏を放し飼いの環境で育成しています。
とても素晴らしいですね。健康的に違いないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「育成って英語でなんていうの?」をテーマに、育成の意味に加え、育成という言葉を使用するシーンについても解説しました。
育成は英語で、raise, bring up, rearといいます。そのほか、育成にまつわる英語もたくさんあるので、それぞれのニュアンスの違いなどを理解し、しっかりと使い分けられるようになりましょう。
また、育成という言葉は、日常会話はもちろん、さまざまなシーンで使用します。ぜひこの機会に覚えておきましょう。