「アポロンって聞いたことあるけど、どんな神様?」「英語ではどう書くの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?
この記事では、ギリシャ神話に登場する神様・アポロンについて、英語表現や関連するフレーズを交えながら紹介していきます。神話がどのように英語に影響を与えているのかもチェックしながら、楽しく英語を学んでいきましょう!
アポロンとは?どんな神様?
アポロンは、古代ギリシャ神話に登場する神様のひとりで、多くの神話や芸術作品にも登場する、人気の高い神様です。美しい姿と多才さで知られ、太陽、音楽、予言、詩、医術、弓術など、さまざまな分野を司っています。ギリシャ神話では、ひとりの神が複数の役割を持つことは珍しくなく、アポロンはその代表的な存在といえるでしょう。また、神々の王ゼウスの息子であり、狩猟の女神アルテミスとは双子の兄妹として知られています。
特に、古代の人々はアポロンを「光の神」として崇拝していました。古代にはアポロンを祀る神殿も数多く建てられ、特にデルフォイの神託所は有名です。また、音楽の神としてリラ(竪琴)を奏で、詩人や芸術家たちにインスピレーションを与える存在でもありました。
アポロンって何語?英語ではどう書くの?
「アポロン」は日本語での読み方ですが、英語では“Apollo”と書きます。もともとは古代ギリシャ語が語源で、ラテン語を経て英語に取り入れられました。神話に出てくる神々の名前は、英語でもラテン語やギリシャ語に近い形で使われることが多いです。
Apollo is the god of music, the sun, prophecy, healing, and poetry in Greek mythology.
アポロンはギリシャ神話に登場する、音楽・太陽・予言・治癒・詩の神です。
Apollo is the son of Zeus, the king of the gods, and the twin brother of Artemis.
アポロンは神々の王ゼウスの息子であり、アルテミスと双子の兄妹です。
In ancient times, people worshipped Apollo as the god of light.
古代の人々はアポロンを光の神として崇拝していました。
アポロンは英語に出てくる?神話が与えた影響
アポロンという名前自体は、日常会話ではあまり出てこないかもしれませんが、文学作品や映画の登場人物、施設の名前などで目にする機会があります。有名なものを確認しましょう。
Apollo Theater(アポロ・シアター)
「アポロ・シアター(Apollo Theater)」は、アメリカ・ニューヨークのハーレムにある有名な劇場です。アフリカ系アメリカ人文化と音楽の発展に大きく貢献してきた場所で、数々の有名アーティストがここからキャリアをスタートさせました。
The Apollo Theater is known for launching the careers of many legendary musicians.
アポロ・シアターは、多くの伝説的な音楽家のキャリアをスタートさせた場所として知られています。
Apollo Program(アポロ計画)
また、NASAの「アポロ計画(Apollo Program)」は、1960年代から1970年代にかけて実施された人類を月に送るための宇宙開発計画です。1969年にはアポロ11号が人類初の月面着陸に成功し、歴史的な一歩を刻みました。
未知の世界に挑戦するという点でも、「光と太陽の神」であるアポロンの名前はまさにふさわしいものでした。
The Apollo Program was a series of space missions by NASA that aimed to land humans on the Moon.
アポロ計画は、人類を月に着陸させることを目的としたNASAの宇宙開発計画でした。
The program succeeded in landing the first humans on the Moon in 1969.
この計画は、1969年に人類初の月面着陸に成功しました。
アポロチョコにも神話の影響が?
日本でおなじみの「アポロチョコ」が誕生したのは、1969年8月7日。この年は、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した年として、世界的に宇宙への関心が高まっていました。
アポロチョコのかわいい三角形のフォルムは、アポロ宇宙船のカプセル部分をイメージして作られたといわれています。商品名も、そのまま「アポロ」にちなんで名付けられました。宇宙開発の象徴である「アポロ計画(Apollo Program)」が、日本のお菓子にもインスピレーションを与えたという、ちょっと面白いエピソードです。
The Japanese chocolate “Apollo” was inspired by the shape of the Apollo spacecraft.
日本のチョコレート「アポロ」は、アポロ宇宙船の形にちなんで作られました。
ギリシャ神話の神様たちを英語で紹介!
ギリシャ神話には、アポロンのほかにもたくさんの個性豊かな神々が登場します。神様の名前がラテン語やギリシャ語に由来しているため、日本語とは違っても、英語でも発音やつづりが似ていることが多いのがポイントです。主な神様をご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
日本語名 | 英語名 | 神様としての役割 |
アポロン | Apollo | 音楽・太陽・予言・詩・医術の神 |
ゼウス | Zeus | 神々の王、雷と天空の神 |
アルテミス | Artemis | 狩猟と月の女神 |
アテナ | Athena | 知恵と戦略の女神、戦いの守護神 |
アフロディーテ | Aphrodite | 愛と美の女神 |
ハデス | Hades | 冥界の神(死者の世界を支配) |
ポセイドン | Poseidon | 海の神、地震と馬も司る |
デメテル | Demeter | 農業と豊穣の女神(四季の神話に関係) |
ヘスティア | Hestia | 炉と家庭の女神 |
ニケ | Nike | 勝利の女神 |
神様の名前は、英語の神話に登場するだけでなく、ブランド名や映画など、日常生活でも耳にする機会があります。
たとえば「Poseidon(ポセイドン)」は映画のタイトルや潜水艦の名前などで聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。「Nike(ニケ)」は勝利の女神の名前で、世界的に有名なスポーツブランド「Nike(ナイキ)」もここから名前をとっています。
このように神話の神々の名前を知っておくと、英語の会話やニュース、ブランド名などでも意味がわかりやすくなり、英語学習がより楽しくなることもありますよ。
まとめ
今回は、ギリシャ神話の神様・アポロンについて、英語での表記や現代での使われ方などを紹介しました。アポロンのように、神話の登場人物や物語は、英語の語源になっていたり、ブランド名や施設名など身近なところにも登場したりしています。
英語を学ぶ中で、こうした背景知識を知っておくと、「あ、これって神話が由来なんだ!」という気づきがあって、英語の世界がもっと楽しくなります。神様の名前ひとつとっても、学びのヒントはたくさん隠れていますよ。英単語や表現の意味だけでなく、その“ルーツ”にも目を向けて、英語をもっと深く味わっていきましょう!