英語は、日常会話で使っていればいるほど「あれ?この単語、英語でどう言うんだろう」というものが増えていきます。その場では自分が知っている言葉で補えるものの、後で調べておかないと会話は上達しません。今回はその中の1つ、「目次」について学習していきましょう。「目次」はプレゼンやスライドなどで必要となるので、ビジネス英語でよく使われる単語ですね。アウトラインとも言うでしょうか。英語では「table of content」でいいのかなと思った方、鋭いですが、実は英語では他の言い方もあるので、そのニュアンスを掴んでいきましょう!

英語で「目次」を言うなら

早速英語で「目次」を何と言うのか見てみましょう。実は代表的な言い方は3つあり、以下のようになっています。

  • (a) table of contents
  • outline
  • agenda

「(a) table of contents」は一般的な目次を表すので、最初にこの単語を思いついた方はこれでOK!ただ、略されることも多く、本や雑誌で使われる目次は「Content(s)」のみで表されます。

Aさん
The table of contents is on page 3.
訳)目次は3ページ目だよ。
Bさん
Thanks! I’m late!
訳)ありがと!遅れちゃったよ!

「outline」は日本語としてアウトラインと使うこともあり、和訳すると「下書き」や「概要」となります。「概要」という意味の方で使うなら目次としての意味にも近いですよね。

「agenda」は会議のイメージが強いかもしれませんね。「協議」や「事項」といった意味を含みます。

Aさん
I am going to send the agenda for today’s conference.
訳)今日の会議のアジェンダを送ります。
Bさん
Thank you. I’ll check it as soon as possible.
訳)ありがとうございます。出来る限り早く確認いたします。

「目次」以外の関連英語

 

さて、もう「目次」を英語で何と言うのか話してしまったので、ここからは目次の関連英語を一気に学んでいきましょう。1つの単語から関連している単語を芋づる式に暗記するのは暗記法の常とう手段!効率良く覚えないと英単語は膨大ですから時間もかかりますよね。以下を出来る限り暗記してみてください。

  • 表紙:cover、binding
  • ページ数:number of pages
  • しおり:bookmark、marker
  • 索引:index
  • 付録:appendix
  • 参照:annex
  • 参考文献:bibliography
Aさん
Your report is great. But where is bibliography?
訳)あなたのレポートは素晴らしかったです。でも、参考文献はどこにあるんですか?
Bさん
Oh! I’m sorry, I forgot to write it.
訳)あ!すみません、書き忘れました。

一般の本にも使われる表現もあるものの、レポートや論文を英語で書く時には知っておきたい単語です。英語系の大学の学科に通っていると、ゼミなどで論文の書き方を英語で教えられるので、これらの単語は覚えていないと講義で学べることはないでしょう。

一方、表紙がカバーだったり、ページ数がナンバーとページという単語を使っていたり、しおりがブックマークだったりするのは私たちにお馴染みですね。日本語はたくさんの英語をカタカナとして日本語にしているので、この辺りでは単語の暗記に助かると言えます。

そして、意外だったかもしれませんが、索引を表すindexは目次ではありませんでしたね。英語を話す時には気を付けましょう。

論文の目次以降の英語表現

論文の目次以降の英語表現

先ほど少し論文の話が出ましたが、ここで具体的に論文を書く際に必要なものを、目次以外で見ていきましょう。日本語では「要旨」や「序章」と言った言葉を、英語では何と表現するのでしょうか。

  • 要旨:Abstract
  • 序章:Introduction
  • 第1章:Chapter 1
  • 第2章:Chapter 2
  • 結論:Conclusion
  • 結果:Results
  • 注:Notes
  • 引用文献:Works Cited

論文はこの通りの順序で書かなければならないという決まりがそれぞれであるので、上記は一般的な流れとして書きました。要旨から結論に至るまでの英語や、注釈はどういうのか、引用した文献はどう書くのかがわかります。論文を読めるほどリーディング力が付いてきたら、このような作りになっているはずなので、一度見て確かめてみるのも勉強になるでしょう。

まとめ

「目次」など、本やレポート、論文にさりげなく出て来る英単語は、それらに触れていないとなかなか学ぶ機会がないものです。それだけ日常生活では使わない単語なのかもしれませんが、読書好きなら目次や注釈くらいは知っておきたいので、今後英語で本を読む際などにチェックしてみてくださいね。ファンタジーなどはとっつきやすいですが、その著者が独自で作った単語などには注釈があるかもしれません。どんな英語がどんなところでひょっこり現れるか楽しみにしていましょう。せっかく覚えたなら使わなければもったいないので、英語での読書もおすすめします。