どこからどこまでなのかを表す「範囲」、これには「~以上」や「~以下」という表現がありますが、英語では果たして何と言うのでしょうか。これを知っていたらかなり英語ができるので、この記事で学んでみませんか?数学的な表現は学校の英語の授業で習わないことが多く、大学受験の時も英語専門の科に入ってもやはり取り扱わないことが多いです。よって、これを知っていればネイティブレベルということも言えるかも・・・!スラっと会話内で言えたらカッコいいですよね。
「不等号」は英語で何と言う?
小学校の時にならった不等号、これって英語では何と言うのでしょうか。もはや日本語でも正しい読みが何なのかあまりしっかりと教えないところも多いようで、「大なり」だとか「小なり」と呼ぶこともあるようですね。英語では、不等号を以下のように言います。
inequality sign/sign of inequality
不等号という和訳がそのままになっている感じですね。「イコールじゃないサイン」という意味です。海外でも不等号は日本と同じく「>」や「<」などの記号が使われますが、少し違う地域もあるので注意が必要です。
表現することもできますが、中には日本の表記と全く同じではない英語表記の不等記号も存在します。それぞれの不等号表記の違いだけでなく、どのように読むのかもチェックしておくといいですね。
This is an equation with a sign of inequality.
訳)この式は不等号を使って表されています。
Sir, so it means that…”three or more”?
訳)先生、じゃあそれは・・・「3以上」ってことですか?
「以上」「以下」「未満」を表す英語表現
では、「以上」「以下」「未満」は英語で何と言うのでしょうか。なんとなく言えそうで言えない、そんなもやもやをここでハッキリさせましょう!いまさらですが、「以上」と「以下」にはその数字も含まれ、「未満」にはその数字は含まれないこともハッキリさせておきましょうね。わからないと小学生に鼻で笑われてしまいます。
- 「以上」: or more / or higher
- 「以下」: or less / or lower
- 「未満」: less than~
まとめるとこんな感じ。
「以上」の場合、例えば「3以上」だったら「three or more」や「three or higher」と表現します。厳密に言うと違いがあり、「or more」の場合は数えられるものに対して使い、「or higher」の場合は定められた数、例えばテストの結果などを比較する時に使います。
This bar is allowed to be accessed by people twenty years old or more.
訳)このバーは20歳以上しか入れないよ。
Hey! I’m twenty-three!
訳)ええ!私23歳なんですけど!
You can book this restaurant for ten people or more.
訳)このレストランは10人以上で予約ができます。
We are going to here 11.
訳)私たちは11人で来ます。
「以下」を表す「or less」、「or lower」といった英語も「以上」を表す英語と同じ考え方で使われます。
「以上」「以下」を表す不等記号について
日本では「以上」は「≧」、「以下」は「≦」と表しますよね。しかし、英語では少し違って、以下のような記号になっています。
- or more ≥
- or less ≤
ほぼ同じですが、日本はその数も含むという意味で不等号の下にイコールの記号が使われますよね。それが英語圏では一本線になることもあります。海外で算数の授業を受けると、「あれ?」と思うかもしれませんね。大体数字からして数学に関する記号などは世界共通なものが多いですから、ここで違いがあることにびっくりする方も多いです。
不等号の記号の読み方は英語では以下のようになります。
- A is three or lower: A ≤ 3 (Aは3以下です)
- A is three or higher: A ≥ 3 (Aは3以上です)
直訳すれば、「Aは3と同じかそれより低い、または高い」となるので、その数字を含んでいることがよくわかりますよね。日本語ではそのように表現をしないので、「以上」や「以下」と言われるとその数字を含んでいたかいないかわからなくなる小学生がたくさんいます。ですから最終的には暗記という方法になることも。英語で発音すればすぐにわかるので、ここは羨ましいかもしれません。
まとめ
範囲を英語でどのように表現するか、難しいように思いますが、よくよく思い返してみればこれは私たちが小学生の時に算数で習ったことですが、英語圏では同じように小さな子どもたちが今回ご紹介した英語を話せるということです。「以上」や「以下」は数学的な科目だけでなく、日常生活でも使う表現なので言い方や読み方は覚えておいた方が良いでしょう。頭の中には「5以上」という言葉があっても、それを表現できないとその場で伝わりませんからね。