「コースが110以上もあって、どれを選べばいいのか分からない」
「子どものレベルに合っているのか、始める前に判断できない」
「とりあえず始めたけれど、今のコースで合っているのか不安」

Kimini英会話はコースの数が多く、最初の1本を選ぶところでつまずく方がとても多いです。この記事は、Kimini英会話の主要コースを英語講師である私が実際に受講したうえで書いています。カタログを並べただけの比較ではなく、1レッスンずつ受けて感じた「合う・合わない」をもとに、レベルと目的でコースを選べるように整理しました。書いているのは、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場です。

この記事で分かること:Kimini英会話のコースの全体像/カテゴリ別のコース一覧/レベルの見方/目的別の入口/迷ったときの3ステップ。

受講してまず感じたのは、Kimini英会話のコースは「文法を暗記で終わらせない」設計になっているということです。最初は学んだ文法をしっかり使って問題演習をし、そこから徐々に自由会話へ移っていく。この流れは、私が英会話講師をしていた頃に一番苦労した部分で、Kimini英会話はそこがよくできています。

今教えている小学6年生の男の子は、文法はまだ学習中ですが英語の聞き取りが得意で、人前で英語を話すことに躊躇がありません。この「まず声に出す」を引き出す構成は、英語を始めたての子ほど効いてきます。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kiminiのコースは「レベル(1〜10)」と「5つのタイプ」で整理すると選びやすい。CEFRや英検®の目安と対応しており、全体像を先につかむことで迷いが減ります。
  • コース選びの基本は「今のレベルに合うコース」を選ぶこと。背伸びして上のレベルに手を伸ばすと、かえって遠回りになりやすい点に注意が必要です。
  • 目的を1つに絞り、主軸1系統+他タイプは補助として添えるのが続けるコツ。複数の系統を同時に走らせると、どれも中途半端になりがちです。

まずKimini英会話のコースを「レベル」と「タイプ」でざっくりつかむ

まずKimini英会話のコースを「レベル」と「タイプ」でざっくりつかむ

Kimini英会話には、独自の10段階の指標「Kiminiレベル」があります。公式に示されているCEFRと英検®の目安を整理すると、次のようになります。

Kiminiレベル CEFRの目安 英検®の目安 このレベルでできること 主なコース
1 Pre-A1〜A1 5級〜4級 基本的な語句で日課や趣味を伝えられる 中学生コース1・2/総合英語コース1・2/英検®5級・4級合格コース
2〜4 A1〜A2 3級 家族や友達について短い文で話せる。身近な話題なら理由も言える 中学生コース3/総合英語コース3/英検®3級合格コース
5〜6 A1〜B1 準2級〜準2級プラス 自分の経験や意見を伝えられる。日常生活の意思疎通ができる 高校生コース1・2/総合英語コース4・5/英検®準2級合格コース/GTEC®対策講座
7〜8 A2〜B2 2級 一般的な話題に意見を述べ、議論に参加できる 英検®2級合格コース/GTEC®対策講座
9〜10 B1〜B2以上 準1級 ニュアンスを使い分け、交渉や会議で意見を述べられる SDGsコース/ニューストーク/Kimini Plusコース レベル9・10

コースのタイプは、大きく5つに分けると整理しやすくなります。

  • 学年・学校英語連動:小学生の英会話1〜4/小学生の学校英語 5年生・6年生/中学生コース1〜3/高校生コース1・2/総合英語コース1〜5
  • 試験対策:英検®合格コース(5級〜2級)/英検®二次試験対策(3級〜準1級)/GTEC®対策講座
  • スキル特化:文法特訓コース/発音コース/発音特訓コース/トピックスピーキングコース/トータルスピーキングコース/SDGsコース
  • 季節・短期集中:夏期・冬期・春期講習コース(全22コース)
  • AI・自習・息抜き:Kimini AI(AI英会話・AIチャット)/スキル別トレーニング/Kimini Games(神経衰弱コース)

コース選びで遠回りになりやすいのが、このタイプをまたいで同時にあれこれ始めてしまうことです。学年連動コースと英検対策コースと発音コースを一度に走らせると、どれも中途半端になり、続かなくなります。

まずは主軸のタイプを1つに決め、他のタイプは「週に1回だけ」といった補助の位置づけで足していくと、学習のリズムが崩れません。レベルは「今できること」を、タイプは「これから何に時間を使うか」を表していると考えると選びやすくなります。

カテゴリ別・コース一覧(全25カテゴリ)

「結局どんなコースがあるのか」を先に把握しておくと、選択肢の広さに戸惑わずにすみます。公式の全コース一覧をカテゴリ単位で整理したものが次の表です。

カテゴリ コース数 主なコース
Kimini Plus 10 Kimini Plusコース レベル1〜10
総合英語 5 総合英語コース1〜5
日常英会話 1 日常英会話コース 初級編
絵で見てパッと英会話 8 基礎編/海外旅行編1・2/入門編1〜5
トピックスピーキング 2 初級編/中級編
トータルスピーキング 1 トータルスピーキングコース
SDGs 1 SDGsコース
ビジネス英会話 2 ビジネス英会話コース1・2
英検®合格 5 英検®5級・4級・3級・準2級・2級合格コース
英検®二次試験対策 5 3級/準2級/準2級プラス/2級/準1級
GTEC®対策 1 GTEC®対策講座
幼児向け 2 幼児英語コース1・2
小学生向け 6 小学生の英会話1〜4/小学生の学校英語 5年生・6年生
中学生向け 3 中学生コース1〜3
高校生向け 2 高校生コース1・2
ニューストーク 1 ニューストーク
フリートーク 8 自己紹介/仕事/旅行など、話題別8コース
TGGオンライン 3 初級/中級/上級
発音 1 発音コース
接客英語 1 接客英語コース レストラン編
看護師向け 1 看護師英会話
特訓 29 文法特訓コース(10本)/発音特訓/海外旅行直前/ビジネスシーン特訓など
夏期・冬期・春期講習 22 小学生・中学1〜3年・高校1〜3年の各講習コース
Kimini Games 2 神経衰弱(小学英語)/神経衰弱(最強王図鑑〜The Ultimate Tournament〜)
期間限定 1 クリスマス英会話コース

※2026年9月時点。コースは追加・入れ替えがあるため、最新の内容は公式サイトの全コース一覧をご確認ください。

数だけ見ると圧倒されますが、子どもの学習で主軸になるのは、この中の「学年連動」「英検®合格」「季節講習」「特訓」の4カテゴリです。残りは大人向けや目的が特化されたコースです。

【レベル別】今の自分に合うのはどのあたりか

【レベル別】今の自分に合うのはどのあたりか

英語がはじめてのお子様:小学生の英会話1〜4、または小学生の学校英語5・6年生から。

初級(中1相当/Kiminiレベル1):中学生コース1・2、または総合英語コース1・2から。単語とごく短いフレーズを、声に出して繰り返す段階です。公式の目安でも、このレベルは「基本的な語句や表現で自分の日課や趣味を伝えられる」段階とされています。英検®なら5級〜4級が視野に入るあたりです。

中級(中3〜高校レベル相当/Kiminiレベル2〜6):中学生コース3、高校生コース1・2、英検®3級・準2級合格コース。主語+動詞で文が作れる段階なら、ここから始めて問題ありません。判断基準は「身近な話題について、理由をつけて2〜3文で答えられるか」。単語だけの返答で止まるなら1つ下から入ります。

上級(高校レベルより上〜/資格・発信/Kiminiレベル7〜10):英検®2級合格コース、SDGsコース、Kimini Plusコース レベル7以上。抽象的な話題で意見を述べる練習が中心になります。「一般的な話題に対して自分の意見を言い、議論に参加できるか」が目安です。

レベル選びでよくあるのが、「上の級のコース」に手を伸ばして失速するパターンです。

ある高校3年生の女の子は、大学の総合型選抜のために英検®2級が必要でしたが、独学で受け続けてもスコアが大きく足りませんでした。学力的には準2級でも苦しいレベルで、残り1か月半、S-CBTで間に合わせる必要がありました。

そこで目標を2級から準2級に下げ、面接とリスニングはオンラインレッスンに任せ、私はリーディングとライティングに専念。過去問で合格ラインの7割まで届いたところで本番を迎え、英検®準2級に合格しました。総合型選抜の出願にも間に合っています。限られた時間では、背伸びより「今のレベルに合うコース」を選ぶほうが、確実にゴールへ近づきます。

【目的別】ゴールから逆算してコースを選ぶ

  • 学校の授業についていきたい:学年連動コース(小学生の学校英語/中学生コース/高校生コース)+長期休みの講習コース
  • 資格を取りたい:英検®合格コース/英検®二次試験対策/GTEC®対策講座
  • 話す力・発音を伸ばしたい:トピックスピーキングコース/トータルスピーキングコース/発音コース/Kimini AI
  • 文法の穴を埋めたい:文法特訓コース

目的が「なんとなく英語力アップ」のままだと、伸び悩みの原因を取り違えます。ある中学3年生の女の子は、文法問題はスラスラ解け、単語もよく知っているのに、模試になると点が取れませんでした。原因は読解で、集中が切れた瞬間に英文を「雰囲気で」訳していたことです。

そこで一字一句きちんと訳す練習に絞ったところ、模試の偏差値が70まで上がりました。「何をできるようにするか」を1つに決めると、選ぶコースも自然と決まります。

迷ったときの選び方【3ステップ】

  • 今のレベルを測る:Kiminiスピーキングテストで現在地を確認する。AI自動採点でKiminiレベルが出るので、感覚ではなく数字で判断できます
  • ゴールと期限を決める:「12月の英検®3級」のように、いつまでに何を、を1つ決める
  • 1系統に絞る:「学年連動」「試験対策」「スキル」から主軸を1つ選び、残りは並行の補助に回す

それでも決めきれないときは、公式サイトの「コース診断」を使うのが早いです。いくつかの質問に答えると候補が絞られるので、この記事で全体像をつかんだうえで最終確認に使うと、判断がぶれません。

講師として「この組み合わせが良い」と感じたモデルケース

  • 小学生:小学生の英会話1〜4を主軸に、学校の授業に合わせたいなら小学生の学校英語 5年生・6年生。飽きてきたらKimini Gamesの神経衰弱コースを息抜きに。
  • 中学生:中学生コース1〜3を主軸に、つまずいた文法だけ文法特訓コースで補強。長期休みは季節講習。
  • 高校生:高校生コース1・2と英検®合格コースを並行。高3は英検®2級と大学受験を1本の線でつなぐ。
  • 大人・やり直し:総合英語コース1から。中学生コースのレビューが判断材料になります。

なお、中学生コース1〜3と総合英語コース1〜3、高校生コース1・2と総合英語コース4・5は、同じ教材をベースにした入口の違いです。お子さん向けの見せ方にするか、大人のやり直し向けにするかの差なので、どちらを選んでも学ぶ中身は同じと考えて構いません。

始めたあとで「合っていないかも」と思ったら

始めたあとで「合っていないかも」と思ったら

最初の1本で「当たり」を引く必要はありません。Kimini英会話では受講中のコースをいつでも切り替えられ、追加の費用もかかりません。走りながら調整する前提で選んで大丈夫です。次のサインが出たら、コースの見直しどきです。

難しすぎるサイン

  • テスト回(まとめのレッスン)で毎回つまずく
  • レッスン中、講師の説明が半分も理解できない
  • 講師の後について発音できていない

易しすぎるサイン

  • テスト回がほぼ満点で、手応えがない
  • レッスンの時間が余り、いつも次のレッスンまで進んでいる
  • 知っていることばかりで退屈に感じる

難しすぎる場合は1つ下のレベルへ、易しすぎる場合は1つ上のレベルか、目的を絞ったコース(英検®対策・スピーキング・文法特訓など)へ動かします。目安は「レベルを1段だけ動かす」こと。一気に2段変えると、今度は逆方向でつまずきます。

ただし、「難しいけれど、食らいつけている」なら変える必要はありません。少し背伸びして、なんとかついていっている状態が、いちばん伸びます。判断に迷ったら、そのテーマで「たくさん会話ができているか」をチェックしてみてください。

まとめ

コースの数は多いですが、「レベル×目的」で見れば、最初に受けるコースは1つに絞れます。

  • レベルは1〜10の目安と、5つのタイプでざっくりつかむ
  • 「今のレベルに合うコース」を選ぶ。背伸びは時間を失う
  • 目的を1つに決めると、コースも自然に決まる
  • 主軸は1系統。残りは並行の補助に

それぞれの分野は、実際に受講したうえで別記事で詳しく解説しています。文法の穴を埋めたい人は「文法特訓コースの受講順」、長期休みの使い方は「夏期・冬期・春期講習の使い分け」、資格なら「英検®合格までのロードマップ」、学年ごとの最初の1本は「学年別・どのコースから始めるべきか」をあわせてご覧ください。

まずはKiminiスピーキングテストで、今の英語力がどのあたりにあるかを測るところから始めてみてください。

※本記事の情報は2026年9月時点のものです。最新のコース内容・レッスン数は公式サイトをご確認ください。
※「英検」は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
※「GTEC」は株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。この商品・サービスの内容は、株式会社ベネッセコーポレーションの承認や推奨を受けたものではありません。

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Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。