日常生活になじみすぎて意外と言えない英語って実はたくさんありますよね。
特にカタカナで表記するものは、「あれ、これって英語?それとも和製英語?」と混乱してしまうことも多いものです。
今回は電子レンジとそれに関係する英語を確認して、さくっと使えるようになりましょう。
電子レンジは英語で?
レンジがカタカナなのでこのまま英語で通じるかも?と思われがちですが、日本語の電子レンジを直訳したようなelectric rangeという単語はありません。
では「レンジ」はどこから来たのでしょうか。英語のrangeには「かまど」の意味があるので、「電気で調理をするかまど」という意味を付したかったようです。
さて本題に戻りましょう。英語で電子レンジはmicrowave ovenといい、一般的にはoven部分が略されてmicrowaveと呼ばれます。
電子レンジでは、微粒の電波が食品の中の水の分子を振動させることによって食品を温めています。この微粒の電波の部分が英語になってmicrowaveと呼ばれているんですね。
日本語ではその形態を名称にし、英語ではその仕組みを名称にしているのが面白いですね。
電子レンジ対応のお皿
最近はお皿を買うときに、電子レンジ対応かどうかを気にすると思います。もちろん、英語でも日本と同じようにシールが貼ってあったり、裏に彫りこみがあったりするのでよく見てみましょう。
電子レンジ対応のお皿はmicrowave-safe dishと言います。○○safeで安全に使えるよ、という表現です。同じように食洗器対応であればdishwasher-safeになります。
アメリカの電子レンジ事情
アメリカで家を借りると、基本的な電化製品はすでに備え付けてあり、電子レンジもその一つです。
食品を解凍したり、温めたりする機能がメインの比較的シンプルな家電と考えられており、オーブンの上やコンロの上の壁の中に埋め込まれています。日本人の女性の平均身長だと少し高くて使いにくい印象です。
もちろん、家電量販店に行けば、日本のように揚げ物調理やオーブン調理もできる一体型の電子レンジも売っています。性能は悪くありませんが、それほど品数は多くありません。
アメリカはやはり規格が大きいので、弱で600Wくらい、強で1000Wくらいのものが多いと考えてください。
電子レンジで「温める」/「チンする」
では実際に文章の中に入れて使ってみましょう。
Can you microwave it?
最も一般的な「電子レンジで温める」の言い方が、Can you microwave it? です。
microwaveって「名詞じゃないの?」と思われるかもしれませんが、Googleがググるになったり、メールを送ることについてemailを動詞で使うことは一般的です。それと同じように、microwaveもそのまま動詞で使えてしまうのです。
What do we wanna eat?
訳)何食べようか。
I think we’d better eat leftovers. Can you microwave them for us?
訳)残り物食べなきゃ。レンチンしてくれる?
heat ~ up in the microwave/warm ~ up in the microwave
これが一番具体的で丁寧な言い方です。
~のところに温めるものを入れましょう。最後にレベルはon + high(強)またはlow(弱)で表し、for + 時間を入れると、どのくらい温めるかを付け加えることができます。
Can you warm this up on high for 55 seconds?
訳)これ、電子レンジの強で55秒温めてくれる?
Can you throw it in microwave?
throw inで「何かをどこかにポイっと入れる」という感じです。throwと言われたからといって投げないでくださいね。軽く入れる、イメージです。
Can you throw my cup in microwave? I would like to reheat it.
訳)私のコップ電子レンジに入れてくれる?温め直したいの。
Can you pop it in microwave?
pop inも気軽に入れます。
I don’t wanna cook today. Let’s pop this delicious frozen okonomiyaki in microwave.
訳)今日は料理したくない。今日はこのおいしい冷食のお好み焼きをレンチンしよう。
pop inには電子レンジの文脈の他にも、「ちょっと~する」というイメージで使えるので、例えば「今日うちにちょっと寄っていかない?」というのもWanna pop in our place?と使えます。
Can you zap it?
電流のようなものに当たることをzapと言います。例えば、ゲームや映画の中で魔法使いがビリビリ系の魔法をかけることや、雷に打たれることもzapです。
オノマトペっぽいので、日本語で言う「チンする」と似ています。
OK, it is well stirred, can you zap it?
訳)よし、よくかき混ぜたよ。チンしてくれる?
Can you nuke it in microwave?
nukeはnuclear(原子力)が短くなった動詞または名詞で、原子力の意味でも使われますが、「何か革新的でものすごいこと」も表現できます。電子レンジの発明が革新的だったんですね。
nukeを使う時には、様子をみながら丁寧に電子レンジにかける、というよりは、電子レンジに放り込んでとりあえず温めて、というニュアンスになります。ちょっと熱すぎるくらいに温める感じです。
What should I do, honey? They will come soon.
訳)何したらいい?もうみんな来るよ。
I know, can you nuke it microwave for us?
訳)わかってる。とりあえずこれチンしてくれる?
Gotcha!
訳)了解!
また、ゲームや映画の中で敵に対するかっこいい連続攻撃の場面を見た後にDude, it was nuke!(今のターンはヤバかった)というような感じでも使われます。
他のキッチン家電
家電のことは英語でapplianceといい、キッチン家電はkitchen applianceです。電子レンジの他のキッチン家電についても見ておきましょう。
- fridge・・・冷蔵庫
- rice cooker・・・炊飯器
- oven・・・オーブン
- broiler・・・ブロイラー(焼き色を付ける機器)
- stove・・・コンロ
- kettle・・・電子ケトル
- toster (oven)・・・トースター
- dishwasher・・・食洗器
- breadmaker・・・ホームベーカリー
- mixer/blender/juicer・・・ミキサー
- coffee machine・・・コーヒーメーカー
- food processor・・・フードプロセッサー
- pressure cooker・・・圧力鍋
- slow cooker/clock pot・・・低温調理器
- deep fryer・・・電気フライヤー
まとめ
今回は電子レンジでしたが、他にもぜひ家の中を見回してみてください。実は知らない英単語が周りにたくさんあることに気づくと思います。
新しい言語を学ぶときには、家の中のものすべてにその言語のラベルを貼って身近なものから覚えていくのも効果的です。
1週間ごとにひと区画ずつ、確認してみるのもいいかもしれません。