コンセンサスの意味を完全にマスターしよう!
皆さんは「コンセンサス」の意味について、パッと答えることはできますか?
「コンセンサス」とは、ビジネスや日常の会話でよく使われる言葉ですが、その正確な意味や使い方を理解することは、よりスムーズなコミュニケーションのために重要です。
この記事では、コンセンサスの意味や使い方、さらにコンセンサスを取る方法や、よく混同されがちな「アグリーメントとの違い」について詳しく解説します。
また、医療分野で使われるコンセンサスの解説や、ビジネスに役立つ「コンセンサス」の言い換え表現も紹介中です。ぜひ参考にしてください。
「コンセンサス」の意味は?
ビジネスや日常会話の中で、「コンセンサス」という言葉を耳にする機会が増えています。
まずは、「コンセンサス」という言葉の意味について、色々な角度から学んでいきましょう。
「コンセンサス」は「意見の一致」という意味
まず、「コンセンサス」は「意見の一致」という意味です。
英単語の”Consensus”に由来しており、必ずしも全員が同じ意見を持つわけではなく、各自の意見や立場を尊重しつつ、全体として合意できるポイントを見つけることを指します。
使用例は以下の通りです。
例文
- 新プロジェクトの進行には、チーム全体でのコンセンサスが取れていることが重要だ。
日本語では「コンセンサスを取る」という使い方が一般的です。「コンセンサスを得る」とも言います。
「医学的コンセンサス」とは?
「コンセンサス」というと、専門分野によっては「医学的コンセンサス」も覚えておくと良いでしょう。意味は以下の引用をご覧ください。
医学的コンセンサス(Medical consensus)とは、根拠に基くことと、最先端の科学的な知識に従う代表的な専門家の集団による、その時点での医学的な知識のある特定の側面における公式声明である。
参考:ウィキペディア 様
専門的な部分からは一旦逸脱し、すごく簡単にこの言葉を解説すると、例えば風邪を引いたときに「あなたは風邪ですね」とお医者さんに診断されます。
これは、そのお医者さんの個人的な意見ではなく、多くの医者が医学的コンセンサスにより「この症状は風邪である」と意見が一致していることによるものなのです。これがまさに医学的コンセンサスのイメージであり、実用例となります。
“Consensus”の単語解説
英語の”Consensus”はビジネスや会議の場面でよく使われる言葉ですが、日常生活でも応用されています。
ここでは、この英単語の意味や使い方を初心者向けに紹介中です。詳しく見ていきましょう。
“Consensus”は「意見の一致」を意味する
結論から言うと、”Consensus”は「意見の一致」という意味です。
他にも「合意」という意味でも使われますが、何らかのテーマに対して同じ意見を持ったり、みんなが同意できるような状態を指します。
例えば、会社が新しい事業へ方向転換する際、”Consensus”を取ることで、スッキリと新しい道へ進めるのです。
また少し専門的ですが、新しい治療法や研究結果などの意見をまとめる際に”Scientific consensus”(科学的合意)と言ったりもします。
日常会話からビジネスシーン、専門的な文脈でも幅広く使われるので、非常に便利な言葉なのです。
“Consensus”の品詞と発音
“Consensus”の品詞は「名詞」です。発音は「コンセンサス[kənˈsensəs]」と表記されます。
発音の際は、「セ」が強く、最後の「サス」が弱めに発音されるのが特徴です。この単語の発音に慣れるためには、ゆっくりと「コ・ン・セ・ン・サス」と一音ずつ練習するのが効果的となります。
“Consensus”の例文
ここでは、”Consensus”を使った日常的な例文をいくつか紹介します。初心者の方でもわかりやすい、シンプルな例文にしているので、早速見ていきましょう。
例文①:
訳)家族旅行の行き先がようやく決まった(コンセンサスを取った)。
例文②:
訳)チームは最終決定を下す前に、コンセンサスを得ようとしています。
例文③:
訳)医療界では、ワクチン接種が病気予防に必要だというコンセンサスがある。
“Consensus”の関連表現
“Consensus”という言葉には、似た意味を持つ関連語がいくつか存在します。
次に紹介する3つの関連語を通じて、より豊かな表現力を身に付けましょう。
- “Agreement” – 合意
- “Unanimity” – 全会一致
- “Accord” – 一致
それぞれ例文も用意しているので、一つ一つ解説していきます。
“Agreement” – 合意
“Agreement”は、「合意」という意味を持つ英単語です。
“Agree(同意する)”と関連のある単語であり、複数の人がある事項について同意する、または合意に達した状態を示します。
品詞と発音
- 品詞:名詞
- 発音:アグリーメント[əˈɡriːmənt]
“Consensus”と比べると使われるフェーズが少し異なり、”Agreement”はより具体的な契約や法的な同意を指す場合に使われます。
日本語でも「アグリーメント」と言われることがありますが、意味も違いも基本的には同様です。
“Agreement”の使い方
訳)最終的に新しい方針で合意に達した。
“Unanimity” – 満場一致
“Unanimity”は、「満場一致」という意味を持つ英単語です。
これは、全員が同じ意見を持ち、異議が一切ない状態を指します。
品詞と発音
- 品詞:名詞
- 発音:ユナニミティ[jʊˌnænɪˈmɪti]
“Consensus”がある程度の意見の一致を求めるのに対して、”Unanimity”は、全員の完全な同意を指します。要するに、”Unanimity”の方が満場一致なので、すっきりとしている状態です。
“Unanimity”の使い方
訳)その提案は満場一致で承認されました。
“Accord” – 一致
“Accord”は、「一致」という意味を持つ英単語です。
これは、意見や行動が一致している状態を指し、主に協定や合意を表すときに使用されます。日常的には、考え方などが一致している際に使われる言葉です。
品詞と発音
- 品詞:名詞・動詞
- 発音:アコード[əˈkɔːrd]
また、”Accord”には動詞での意味も存在し、こちらは「~を一致させる」という意味です。
“Consensus”との関連で言うと、どちらも「一致」を指すのに対し、”Accord”は特に外交や法律における正式な合意を表すことが多いです。
“Accord”の使い方
訳)両国はは平和協定を結んだ。
まとめ
こちらの記事では「コンセンサス」というカタカナ表現の解説から、英単語の”Consensus”について広く紹介していきました。
さまざまな側面から「コンセンサス」について学んできたので、最後に復習をしておきましょう。
- 「コンセンサス」は「意見の一致」という意味。
- 「コンセンサス」は英単語の”Consensus”に由来。
- ビジネスシーンや日常会話・医療分野において、集団の合意を形成する際に使われる。
- “Consensus”は必ずしも全員が同意する必要はなく、大多数の納得が重要。
英語で”Consensus”について話す能力は、ビジネスや専門的な会話で役立ちます。この記事を出発点として、さまざまな場面での「コンセンサス」の使い方を理解し、実際のコミュニケーションで活用してみてください。
関連表現も積極的に使うことで、表現の幅が広がり、さらに洗練された英語力を身につけられるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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