ちょっと前から急に「推し」という表現が出てきましたよね。それまでは「~のファン」などと言っていたのですが、そういえば今の「推し」に当たる言葉はなかった・・・?では、その「推し」は英語で何と表現するのでしょう。尊い推しについて語りたい時、推しを見つけるなら今は何が良いか聞く時などに使えます。また、日本好きな外国人の方はアニメが好きで日本語を勉強し始めたという方も非常に多いので、話が盛り上がるテーマでもありますよ!

「推し」を英語で言いたい時

「推し」を英語で言いたい時

そもそも「推し」とは、アイドルやアニメのキャラの中で自分が一番応援している人や、お気に入りの人を指します。それを英語で言うなら以下のような表現となりますね。

my fave

さてこちら、「推し」という意味で使うのですから「fave」がどんな単語の略かは検討がつくのではないでしょうか。そう、「favourite」の略です。アメリカ英語だと綴りは「favorite」ですね。「私のお気に入り」という意味ですから、「推し」という意味に繋がります。

Aさん
Who is your fave in Harry Potter?
訳)ハリー・ポッターの中では誰推し?
Bさん
Of course Hermione!
訳)もちろんハーマイオニーだよ!

もう少し当たり障りのない会話で誰が好きかを言うのであれば、以下のような表現もできます。

  • Emma Watson is my favourite actress.
  • I am a big fan of Emma Watson.

こちらの表現は聞いたことがあるかもしれませんね。言いやすくて、オタクという感じはありません。

best boy / best boi / bestgirl

オタク会話をしたいなら、best boy / best boi / bestgirlは覚えておきたい単語です。耳にすればすぐに「一番好きな男の子」だとか、「一番好きな女の子」とわかるのですが、スペルを見るとちょっと違いますよね。「boy」が「boi」となっているのは発音の違いでもあるので、オタクな外国人の方がどういうのか聞いてみるのも良いでしょう。これでアニメやゲームキャラの推しについて会話できます。

Aさん
Who is your best boi from Jujutsu Kaisen?
訳)呪術廻戦で男子の推しは誰なの?
Bさん
Fushiguro is best boi!He is so cute!
訳)伏黒推し!めっちゃ良いわ。

husbando / waifu

「推し」がアニメやゲームといった日本からのものが多いためか、日本語がそのまま英語として使われるようになったというちょっと不思議な言葉もあります。こちら、見ての通り本来の英語は「husband」と「wife」なのですが、母音が多い日本語に合わせてスペルを変えたような感じとなっており、発音もそれに近いような感じで通常の読みではありません。

Aさん
Levi is my husbando. You shold read Attack on Titan.
訳)リヴァイが推しだわ。進撃の巨人読んだらいいのに。
Bさん
I read a little. Now my waifu is Mikasa.
訳)少しは読んだよ。今の推しはミカサだね。

bias

bias

「bias」も「推し」という言葉として使われます。バイアスというと、一般的には偏見や先入観という意味があるのでそちらを思い浮かべるかもしれませんね。ただ、「推し」というのは完全に個人的な感情で特定の人を応援しているのですから、バイアスがあると言っても変ではないのかもしれません。英語を習っていても知っている人はとても限られているような単語ですね。趣味がアニメやアイドルなら知っておくと自分の趣味について外国人の方に伝えられますよ!

Aさん
Who is your bias in Arashi?
訳)嵐の中で誰推し?
Bさん
My bias is Matsujun.
訳)松潤推しだね。

まとめ

「尊い推しについて語りたいのに、英語になるとどんな表現を使ったらいいかわからなくて言語の壁をすごく感じる・・・!」そんなことにならないように、自分の好きなことについては語れるようにそれにまつわる単語は学んでおきましょう。外国人の方へも日本の文化は広まっているので、そこで意気投合したら語れないのはとてももどかしくもったいない!ただ「like」や「love」を使っただけでは物足りない場合、「推し」という最近生まれた英単語もしっかり理解して使っていきたいですね。