「回収する」という日本語を、英語ではどう表現すればよいのでしょうか?
ゴミや廃品の「回収」だけでなく、お金や債権、さらにはアニメやドラマでよく聞く「伏線回収」、製品の「リコール」など、いろいろな場面で使われますよね。
この記事では、使い分けが難しい「回収する」の英語表現をシーン別にわかりやすく紹介します。
英語の例文もたっぷり載せているので、日常英会話や英語の読み書きにすぐに役立ちますよ!
「回収する」を英語で何て言う?

「回収する」は英語で”collect”や”retrieve”、”recover”などを使います。
文脈によって使い分けが必要です。
- collect:集める(主に物やデータ)
- retrieve:取り戻す(失くしたものや情報)
- recover:回復する・取り戻す(お金や健康など)
英語の例文
さまざまな「回収する」の例文を紹介します。
I collected all the test papers from the students.
(学生たちからテスト用紙をすべて回収した。)
The police retrieved the stolen car.
(警察が盗まれた車を回収した。)
He finally recovered the money he lent.
(彼はようやく貸したお金を回収した。)
「ゴミを回収する」を英語で何て言う?
「ゴミの回収」には、”collect”や”pick up”を使います。
どちらも日常会話でよく使われる表現なので覚えて損はありません!
英語の例文
「ゴミの回収」の例文を紹介します。
The city collects garbage every Tuesday.
(市は毎週火曜日にゴミを回収する。)
Please put out your trash before 8 a.m. so the garbage truck can pick it up.
(ゴミ収集車が回収できるように、朝8時までにゴミを出してください。)
Recyclables are collected separately.
(リサイクル可能なゴミは別々に回収される。)
「廃品回収」を英語で何て言う?
廃品回収とは、家庭や事業所から出る不用品や廃棄物(家具、家電、紙、金属など)を回収し、リサイクルや適切な処理を行うサービスのことです。
英語では”recycling collection”や”scrap collection”と言います。
- recycling collection:リサイクル品の回収
- scrap collection:廃材・鉄くずなどの回収
英語の例文
「廃品回収」の例文を紹介します。
Our neighborhood has a recycling collection day once a month.
(私たちの地域では月に一度、廃品回収の日がある。)
The company runs a scrap collection service for old electronics.
(その会社は古い電子機器の廃品回収サービスを行っている。)
「債権回収」を英語で何て言う?
債権回収とは、貸したお金やサービス提供の対価など、債権者が債務者に対して持つ請求権(債権)を回収する行為のことです。
ビジネス英語で”debt collection”や”recover a debt”と表現します。
- debt collection:借金や未払い金の回収
- recover a debt:債権を回収する
英語の例文
「債権回収」の例文を紹介します。上記で紹介した以外にもさまざまな表現が可能です。
The company hired a debt collection agency.
(その会社は債権回収会社を雇った。)
We are trying to recover the outstanding payments.
(未払い金を回収しようとしている。)
※outstanding payments:未払金
He works in the debt recovery department.
(彼は債権回収部門で働いている。)
※debt recovery department:債権回収部門
「伏線回収」を英語で何て言う?

「伏線回収」とは、主に物語や創作作品(小説、漫画、アニメ、映画など)で使われる用語です。
物語の序盤や途中で意図的に散りばめられた「伏線」(後の展開に関連するヒントや要素)が、後の展開で明かされたり、意味を持ったりすることを指します。
英語では”foreshadowing resolution”や”tie up loose ends”、”plot twist explanation”などと言います。
- foreshadowing resolution:伏線(foreshadowing)の回収・解決
- tie up loose ends:物語の細かい伏線を回収する
- plot twist explanation:意外な展開の説明(伏線と関係)
英語の例文
「伏線回収」の例文を紹介します。
The final episode tied up all the loose ends perfectly.
(最終回はすべての伏線を完璧に回収した。)
The story resolved the foreshadowing introduced early on.
(物語は序盤の伏線を回収した。)
Fans praised the clever use of foreshadowing.
(ファンは巧妙な伏線の使い方を称賛した。)
「リコール(製品の回収)」を英語で何て言う?
製品の回収、つまり「リコール」は英語で”recall”と言います。
名詞・動詞どちらとしても使われます。
- recall(名詞):製品のリコール(例:a product recall)
- recall(動詞):製品を回収する(例:to recall a product)
英語の例文
「リコール」の例文を紹介します。
The company issued a product recall due to safety concerns.
(安全上の問題で会社は製品リコールを発表した。)
The toy was recalled because of a choking hazard.
(そのおもちゃは誤飲の危険があるため回収された。)
Many customers returned the recalled items.
(多くの顧客がリコール対象品を返品した。)
まとめ
今回の記事では、「回収する」という言葉を英語でどう表現するか解説しました。
まとめに、各表現のおさらいをしましょう。
- 一般的な「回収」:collect, retrieve, recover
- ゴミの回収:collect garbage, pick up trash
- 廃品回収:recycling collection, scrap collection
- 債権回収:debt collection, recover a debt
- 伏線回収:foreshadowing resolution, tie up loose ends
- リコール:recall(名詞/動詞)
日常の中でよく出てくる言葉だからこそ、英語でどう言うのかをしっかり理解しておくと便利です。
英語学習を楽しみながら、ぜひ日々の会話に取り入れてみてくださいね!
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