「洗礼の地」と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか?

「洗礼の地」とは、ヨルダン川のほとりにある、イエス・キリストが洗礼を受けたとされる聖なる場所のことです。

キリスト教徒にとって非常に重要な意味を持ち、2015年には世界遺産にも登録されました。

今回は、この「洗礼の地」の歴史や魅力を、英語表現とともにご紹介します。旅が好きな方はもちろん、聖書や歴史に興味のある方も、英語を通して世界の文化に触れてみましょう。

「洗礼の地 ベタニア」はどこ?ヨルダンの歴史的な聖地を紹介

「洗礼の地 ベタニア」はどこ?ヨルダンの歴史的な聖地を紹介

「洗礼の地」とされる場所は、ヨルダン川の東岸に位置するベタニアという地です。

正式には “Bethany Beyond the Jordan(ヨルダン川の向こう側のベタニア)” と呼ばれ、イエス・キリストが洗礼者ヨハネ(John the Baptist)から洗礼を受けた場所とされています。

 

洗礼者ヨハネは、イエスの登場を予言した預言者の一人であり、キリスト教において非常に重要な人物です。

彼はユダヤの荒野で人々に悔い改めを説き、ヨルダン川で洗礼を施していました。そのなかで、イエスにも洗礼を授けたとされ、この出来事は新約聖書にも描かれています。

 

この歴史的な場所は、長い間巡礼地として信仰を集めてきました。2015年には「ヨルダン川の向こう側、ベタニア」として、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

イエスの洗礼地を紹介するときに役立つ英語表現

イエスの洗礼地を紹介するときに役立つ英語表現

歴史的な背景を英語で伝えるには、適切な語彙を知っておくことが大切です。

ここでは、洗礼の地に関連する基本的な英語表現をまとめました。

英語 日本語 英文
baptism 洗礼 Jesus received baptism in the Jordan River.

イエスはヨルダン川で洗礼を受けました。

holy site 聖地 Bethany is considered a holy site for Christians.

ベタニアはキリスト教徒にとって聖地とされています。

pilgrimage 巡礼 Many people visit Bethany as part of a pilgrimage.

多くの人が巡礼の一環としてベタニアを訪れます。

UNESCO World Heritage Site ユネスコ世界遺産 Bethany is a UNESCO World Heritage Site.

ベタニアはユネスコの世界遺産です。

prophet 預言者 John the Baptist was a prophet in the Bible.

洗礼者ヨハネは聖書に登場する預言者です。

Jordan River ヨルダン川 The Jordan River flows between Jordan and Israel.

ヨルダン川はヨルダンとイスラエルの間を流れています。

New Testament 新約聖書 The story of Jesus’s baptism is in the New Testament.

イエスの洗礼の話は新約聖書に書かれています。

 

 

これらの表現を使えば、「洗礼の地 ベタニア」について英語で次のように説明できますよ。

Bethany Beyond the Jordan is a holy site where Jesus was baptized in the Jordan River. It is now a UNESCO World Heritage Site and attracts many Christian pilgrims every year.

ヨルダン川の向こう側にあるベタニアは、イエスが洗礼を受けた聖地です。現在ではユネスコ世界遺産にも登録され、毎年多くのキリスト教徒が巡礼に訪れています。

 

 According to the New Testament, Jesus was baptized by John the Baptist, a prophet who preached in the wilderness.

新約聖書によると、イエスは荒野で教えを説いていた預言者、洗礼者ヨハネから洗礼を受けたとされています。

映画や文学、旅行先での会話などでも、キリスト教に関連した表現は意外とよく登場します。ほんの少し語彙を知っているだけで、理解がグッと深まります。

 

キリスト教に関する英語表現

ここでは、「洗礼」や「聖地」以外にも、キリスト教に関係する場面でよく使われる基本語彙をいくつかご紹介します。
これらの単語は、宗教の話題に限らず、映画・本・音楽などでも登場するので、覚えておくのがおすすめです。
意味を知っておくだけでも、ニュースや作品の内容がより深く理解できるようになりますよ。

英語 日本語 英文
disciple 弟子 Jesus had twelve disciples.

イエスには12人の弟子がいました。

gospel 福音書/教え The Gospel of Matthew is one of the four gospels.

マタイによる福音書は4つの福音書のひとつです。

resurrection 復活 Easter celebrates the resurrection of Jesus.

イースターはイエスの復活を祝う日です。

cross 十字架 The cross is a symbol of Christianity.

十字架はキリスト教の象徴です。

sin Forgiveness of sin is a key teaching in Christianity.

罪のゆるしは、キリスト教の重要な教えのひとつです。

faith 信仰 Faith gives people strength in difficult times.

信仰は困難なときに人に力を与えてくれます。

commandment 戒め、掟 The Ten Commandments are important moral teachings.
十戒は重要な道徳の教えです。

 

まとめ

今回は、イエス・キリストが洗礼を受けたとされるヨルダンの聖地「ベタニア」を中心に、キリスト教に関する英語表現をご紹介しました。

歴史や宗教に関わるトピックには、少し難しそうな印象を持つ方もいるかもしれません。
しかし、英語を通してこうした背景を知ることで、海外のニュースや映画、旅行での出会いもより深く楽しめるようになります。
難しく感じるテーマでも、英語と一緒に学ぶことで、ぐっと身近に感じられるはずです。

kimini英会話では、日常会話はもちろん、世界の文化や歴史にもふれられるトピックを取り入れながら、楽しく英語を学ぶことができます。
「知っている単語」で終わらせず、「使える英語」として身につけていきましょう!