なんだか心地いい、気分が良くなるような日があります。そんな気持ちをpleasantがうまく表現してくれます。
では、関連する言葉pleasedとの使い分けは大丈夫ですか?
この記事では、覚えると日常会話に便利なpleasantやpleasedについて紹介します。この機会に、嬉しいことを英語でしっかり表現できるようになりましょう。
pleasantの意味・語源・類語
「~をお願いします」の典型的な表現pleaseには「喜ばせる・楽しませる・人を満足させる」の意味もあります。
そして、本記事で取り上げるpleasantはpleaseから派生した言葉です。この点を押さえてください。
さっそく、pleasantについて紹介します。まずはその意味、語源や類語をみていきましょう。
pleasantの意味
はじめに、形容詞pleasantには以下の意味があることを理解します。どれもポジティブなニュアンスを持っている点に注目してください。
【楽しい】
pleasant day(楽しい日)、pleasant holiday(楽しい休暇)など、楽しめるという気持ちになるとき。
【心地よい・気持ちのよい】
pleasant breeze(心地よい風)、pleasant weather(気持ちの良い天気)など、幸せな気持ち・感覚にさせられるとき。
【感じの良い・親切な(人の行ないや様子)】
pleasant person(感じの良い人)など、人に好かれたり、丁寧かつ親しみやすく温かい気持ちにさせられるとき。
pleasantの関連用語
さらに、pleasantの関連する言葉をみていきます。
副詞pleasantly「心地よく」、名詞pleasantness「心地よさ」、また反対語「不快な」には形容詞unpleasantなどがあります。
pleasantの語源
次に、pleasantの語源になりますが、古フランス語の「意図的である」という意味のplaisantになります。
pleasantの類語
ここで、pleasantにはどのような類語があるのか紹介します。
enjoyable/楽しめる・楽しい
nice/素晴らしい・快い・良い・行儀の良い・親切な
good/優れた・良い・素晴らしい・親切な・優しい
fine/素晴らしい・素敵な
satisfying/満足させる・満足な
delightful/楽しい・嬉しい・快適な
ここでも分かりますがpleasant同様、どの単語も前向きな意味の単語ばかりです。
pleasantの読み方
そして、pleasantの発音ですがカタカナではプレェザントまたはプレズントのように発します。
pleasantで一番難しいと考えられるのはleの部分ではないでしょうか?”l”は舌の先を前歯のすぐ裏の歯茎に当て、その状態で舌の両側からウとルを同時に出すように発音します。そして”e”は唇を左右に少し大きめに開け、レェとします。
pleasantの使い方
pleasantは類語であるniceやgoodなどより少しフォーマルな表現です。それでは、pleasantが使えるように例文でみてみましょう。
pleasantの例文
It’s a pleasant day today!
訳)今日は気持ちの良い日ですね!
The sound of water from the sea is pleasant, I’m now totally relaxed.
訳)海からの水の音が心地よくて、すっかりリラックスしてる。
Pleasant hours fly fast.
訳)楽しい時間ってあっという間だわ。
Hope you’ll have a pleasant trip!
訳)楽しい旅を!
My aunt has been very pleasant to me, as we have a close relationship.
訳)叔母は私たちは親しい間柄であることもあって、私にとても親切にしてくれます。
My uncle is not pleasant to talk with.
訳)叔父は話していて好感が持てないんです。
not pleasant=unpleasantですね。この場合、おじさんはあまり親しみやすい感じではないはずです。
pleasedの意味と使い方
さて、ここではpleasantに関連するpleasedをみていきます。
pleasedの意味
pleasedは形容詞で「嬉しい」をメインに、「喜んで・気に入って・満足して」といった意味を持ちます。
pleasedの使い方
まずは、pleasedを使った典型的な挨拶フレーズです。
Pleased to meet you.
訳)お会いできて嬉しいです。
初めて会った人へのお決まりフレーズであり、I’m pleased to meet you.のI’mを省略した形です。そして、先に述べたとおり、It’s nice to meet you.よりも少しフォーマルであり、熱心さのあるニュアンスになります。
We’re pleased to announce the news.
訳)このニュースを発表できることを嬉しく思います。
この例文のように、be動詞+pleased to+◯◯のパターンを覚えることをおすすめします。announceはinform(知らせる・告げる)にすることもできます。聞いた人が驚いたり喜ぶであろうニュースを伝えられる喜びをpleasedで表現しています。
PleasedとPleasantの違い
ところで、ここまでで紹介したpleasedとpleasantの違いとは何でしょう?
pleasedとpleasantはどちらも形容詞です。以下で違いを解説しましょう。
pleasedとpleasant
まず、pleasedは基本「満足感」を感じるとき=何かによって与えられているときに使います。一方、pleasantは「楽しい・嬉しい」を与える性質を持っていることに使われます。
例えば、pleasedを使った上の例文では、ある人に出会えたことや、ニュースを発表する段階になって嬉しいことに満足感を与えられているというニュアンスです。
他方、pleasantはpleasant dayのように使い、その日そのものが心地よさや嬉しさを与えているという捉え方です。
結論ですが、嬉しさを与えられるのかまたは与えるのかによって、pleasedとpleasantを使い分ける必要があるということになります。
thank you for your pleasant commentの意味
ここでは、英語の典型的なフレーズのひとつとして”thank you for your pleasant comment”の意味や使い方を紹介しましょう。
Thank you for your pleasant comment
話し相手から何かについてコメントを言われることがあります。そのようなとき、言われて自分のためになる、または余計なお世話という気持ちになるときと両方ありますね。
しかし、ネイティブたちは丁寧にこのフレーズを言い、相手に感謝します。pleasantを入れると、ポジティブなニュアンスにすることができます。
イメージが分かるように会話の例を紹介しましょう。
I think you should believe in yourself. I trust you can do it.
訳)自分を信じるべきだよ。私は君ならそれができるって信じているから。
Thank you for your pleasant comment. I feel better now.
訳)嬉しいコメントをありがとうございます。気分がよくなりました。
気持ちが軽くなったりあたたかくなったり、言われたことで気持ちが良い方向へ向かったのは相手のコメントがそれを与えたんですね。ですので、pleasantが使われています。
また、commentをopinion(意見)に変えることもできます。
ちなみに、このフレーズは会話だけでなく、メッセージ、テキストやメールなどにも使えます。
pleasant personalityの意味
最後に、pleasant personalityという表現を紹介しましょう。pleasantな性格って、いったいどんな性格なのでしょう?
pleasant personalityの特徴
皆さんの周りになんだか話しづらく突っつきにくい、こんな人はいませんか?pleasant personalityを持っている人はこういった人と正反対の性格です。
pleasant personalityの特徴の一部は以下になります。
friendly フレンドリー・親切な・優しい
likeable 感じの良い・交換の持てる
calm 穏やかな・穏和な・冷静な
optimistic 楽観的な
good listener 聞き上手
positive ポジティブ・前向きな
kind 親切な・優しい
He has a pleasant personality, everyone likes him.
訳)彼は親しみやすい性格を持っていて、誰からも好かれているよ。
親しみやすい=気さくで、そのようなタイプをpleasant personalityで表現します。こんな人とお付き合いしたいと思えるような性格ですね。
まとめ
本記事では、多くのポジティブな意味を持つpleasantとpleasedの意味や使い方を紹介しました。
普段の会話にこれら前向きな言葉を使ったり、気さくな人にpleasant personalityと伝えられるようにするためのご参考にしてください。
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