「サンドイッチ」といえば、どの国でも食べられている定番フードです。実は、アメリカのサンドイッチはかなりバラエティに富んでいるのをご存知でしょうか。朝から夜までたのしむことができ、その具材や味付けも驚くほど美味しい物が多いアメリカのサンドイッチ。今回は、そんなアメリカで食べられる美味しいいサンドイッチについて紹介していきます。
アメリカのサンドイッチの魅力は?

アメリカのサンドイッチは日本のサンドイッチといくつかの点で違います。以下に主な違いを紹介します。
パンの種類とサイズ
アメリカのサンドイッチは、パンが大きく、厚みもあり種類が豊富です(ライ麦パン、ホワイトブレッド、サワードウなど)。また、サブマリンサンド(サブウェイ的な長いパン)やバンズもよく使われます。パンは、通常トーストされることが多いです。
日本のサンドイッチは、ふわふわの食パン(特にサンドイッチ用に耳を切ったもの)で作られることが多いです。パンの種類も、近年では様々なものが増えましたが、白い食パンが主流です。小ぶりで、コンビニなどでは手軽に食べられるサイズです。
具材のボリューム
アメリカのサンドイッチは、具材がとにかくボリューミーです。お肉や、チーズ、野菜が何層にも重なっていてかなり食べ応えがあります。たとえば「ルーベンサンド」や「クラブサンド」などは非常に重厚。ハムも日本では1,2枚しか挟まないのにアメリカでは10枚以上重ねて食べられることもあります。また、付け合わせにポテトチップス、フライドポテトやピクルスがつくことも多いです。
一方で日本のサンドイッチは見た目がきれいで、味のバランスが重視されます。特に、タマゴサンドやカツサンドのようなシンプルでやさしい味が人気です。コンビニではサンドイッチが清潔にパッキングされ、食べやすいのが特徴です。
ちなみに、近年では日本のタマゴサンドやカツサンドが“sando(サンド)”という名前で親しまれています。特に、グルメ層やフードトレンドに敏感な都市(ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスなど)で注目されています。
味付けとソース
アメリカのサンドイッチはソースも日本のものと異なります。マスタード、マヨネーズ、ランチドレッシング、バーベキューソースなど、濃い味のソースを使うことが多いです。また、バターでカリカリにグリルし、チーズがとろけるホットサンドも定番(グリルドチーズなど)で。
日本のサンドイッチは、甘めのマヨネーズや和風ソースを使用することもあります。
食べる場面
アメリカと日本ではサンドイッチを食べるタイミングも多少異なります。アメリカでは、ランチや軽食としてサンドイッチは定番です。デリやサンドイッチ専門店(例:Subway、Panera Breadなど)で食べることも多いく、日常的にサンドイッチは主食のようなものとして食べられます。もちろん、ディナーにお店で頼むことができるレストランも多いです。
日本では、サンドイッチは朝食や軽食、コンビニでの手軽なごはんとして食べられます。また、お弁当の一部として持って行くこともあります。
子どもが大好きな”PBJ”というサンドイッチ

PB&Jというサンドイッチはご存知ですか?PB&J(ピー・ビー・アンド・ジェイ)は、アメリカを代表する超定番サンドイッチで、正式には、Peanut Butter and Jelly Sandwich(ピーナッツバター&ジェリー・サンドイッチ)と言う名前です。
子どもが学校に持って行くサンドイッチの定番で、アメリカの子供のソウルフードとも言われています。
材料は、ピーナッツバター(Peanut Butter)とジャムです。ピーナッツバターは、クリーミー or クランチー(粒あり)タイプがあり、好きなものを使います。アメリカのピーナッツバターは甘さがある物から、味付けをしていないものまで幅広い種類があります。
「ジェリー(Jelly)」は、「ジャム」という意味として使われており、主にぶどう(グレープ)、いちご、ラズベリーなどのフルーツジャムが使われます。「ジェリー」はアメリカでは“さらっとしたジャム”を指すことが多いです。
パンは、白い食パンが一般的でトーストせずそのまま使うことが多いです。
そのピーナッツバターとジャムのコンビネーションが甘じょっぱくてクセになるかたも多いです。ただ、苦手な人(特に日本人)は、ピーナッツバターの油っぽさ+甘すぎるジャムの組み合わせが重たいと感じると言います。
アメリカでは子どもが一生で1,500個以上PB&Jを食べるとも言われます。また、「戦時中の兵士の携行食」として普及したのが国民食になったきっかけだとされています。
2025年アメリカのトレンドサンドウィッチ

2025年のアメリカでは、サンドイッチのトレンドが多様化し、伝統的なスタイルに加えて革新的なアプローチが登場しています。以下に注目のトレンドをまとめました。
フライドチキンサンドイッチ
フライドチキンサンドイッチは、2019年のフライドチキンチェーン”Popeyes”の発売以降、急速に人気を集めています。アメリカ”TIMES”誌によれば、チキンサンドイッチの消費量は19%増加し、バーガーの消費量は3%減少ました。
イタリアン・チョップド・サンドイッチ
TikTokでバズった「イタリアン・チョップド・サンドイッチ」は、サラミやモルタデラ、プロヴォーネチーズ、レタス、トマト、ピクルス、バナナペッパー、赤玉ねぎをビネガードレッシングで和え、サブロールに挟んだものです。さっぱりしているため、ヘルシー志向の方に人気です。
アジア風サンドイッチの人気
ベトナムのバインミーやインディアのカティロールなど、アジアのフレーバーを取り入れたサンドイッチが注目されています。これらは、エスニックな味わいを求める消費者に支持されています。アメリカにはアジア人も多く住むため、本格的な味のバインミーのお店が各所に点在しています。
“Sandwich”というワードを使った英語例文
ここでは、”Sandwich”を使た英語例文を紹介していきます。
訳)ランチに何食べた?
訳)ランチにはターキーサンドイッチを食べたよ。
“for lunch”は「ランチに」、”for dinner”は「夕飯に」という意味になります。
訳)サンドイッチはトーストをするかそのままどちらにしますか?
訳)トーストしてください。ありがとうございます。
“have one’s sandwich toasted”は、「サンドイッチをトーストする」という意味です。”plain”はパンであるとトーストしていない状態を表現します。
訳)ミーティングの前にさくっとサンドイッチを食べよう。
アメリカのサンドイッチは驚くほど多様
アメリカでは、驚くほどの多くの種類のサンドイッチがあります。なかに使われている具材やパン、ソースまでバラエティに富んでいるため、朝から夜まで楽しめます。もし、アメリカに行く機会があれば試してみて下さい。
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