「ご案内します」は、接客や来客対応の場面でよく使う日本語ですね。
ですが、いざ英語で言おうとすると、「どう表現したらいいのかな?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に仕事や留学のために英語を学び直している場合、こうした接客英語は覚えておくととても役立ちます。
この記事では、「ご案内します」を英語でどう言うのか、シチュエーション別にわかりやすく解説します。
さらに、「こちらへどうぞ」「順番にご案内します」「席が空き次第ご案内します」など、すぐに使える例文も紹介します。
英語での接客表現を身につけて、自信を持って対応できるようになりましょう!
「ご案内します」を英語で何て言う?

「ご案内します」という日本語の意味は、「相手を場所まで連れて行く」「説明する」「道順を示す」など、さまざまなニュアンスがあります。
英語でもシチュエーションによって使い分けが必要です。
一般的な表現
最もよく使われる英語表現は以下のとおりです。
- I’ll show you the way.(ご案内します。)
- Let me guide you.(ご案内いたします。)
- I’ll take you there.(そこまでお連れします。)
どれも「案内する」という意味ですが、丁寧さや状況によって使い分けましょう。
ビジネスやフォーマルな場面
接客や来客対応の際は、丁寧な英語表現が適しています。
- Allow me to show you the way.(ご案内させていただきます。)
- Please follow me.(どうぞ、私についてきてください。)
“Allow me to〜”は特にフォーマルな印象を与える英語フレーズです。
ホテルやレストランなどでよく使われます。
「こちらへどうぞ」を英語で何て言う?
お客様や来客を席や場所に案内するとき、「こちらへどうぞ」と自然に伝えたいですね。
英語では以下のように言います。
よく使う表現
- This way, please.(こちらへどうぞ。)
- Please come this way.(こちらへお越しください。)
- Right this way.(どうぞこちらです。)
どれも簡単で覚えやすい英語フレーズです。
接客の場面でとても便利ですね。
例文
This way, please.
(こちらへどうぞ。)
Right this way, sir.
(どうぞこちらです、お客様。)
Please come this way and I’ll show you your seat.
(こちらへお越しください、お席にご案内します。)
ポイント
“please”をつけることで丁寧な印象になります。
レストランや受付などで英語のお客様を案内するときに使いましょう。
「順番にご案内します」を英語で何て言う?
混雑時や予約制のお店では「順番にご案内します」と伝えることがあります。
英語でも相手に安心してもらえるよう、ていねいに伝えましょう。
よく使う表現
- We will call you when it’s your turn.(順番が来たらお呼びします。)
- Please wait for your turn.(順番をお待ちください。)
例文
Please wait here for your turn.
(こちらで順番をお待ちください。)
Please wait here. We will call you when it’s your turn.
(こちらでお待ちください。順番が来たらお呼びします。)
We’re assisting customers in the order they arrived.
(ご来店順にお客様をご案内しています。)
ポイント
“in order”や”when it’s your turn”という英語表現は、順番を伝えるときに便利です。
お客様への心配りが伝わりますね。
「席が空き次第ご案内します」を英語で何て言う?

飲食店や待合室などで「席が空き次第ご案内します」と伝えることも多いですよね。
英語では次のように言えます。
よく使う表現
- We will seat you as soon as a table is available.(席が空き次第ご案内します。)
- We’ll let you know when a table is ready.(席の準備ができたらお知らせします。)
- Please wait a moment. A table will be available shortly.(少々お待ちください。すぐに席をご案内します。)
例文
We will seat you as soon as a table is available.
(席が空き次第ご案内します。)
Please wait here. We’ll let you know when a table is ready.
(こちらでお待ちください。席の準備ができたらお知らせします。)
It won’t be long. A table will be available soon.
(お待たせしません。すぐに席が空きます。)
ポイント
“as soon as”(〜するとすぐに)や”available”(利用できる)という英語の単語は、この場面でよく使います。
英語の接客表現を覚えると、お店の対応力もアップしますね。
「来客」を英語で何て言う?
「来客」という日本語も、英語での接客やビジネス会話ではよく使います。
英語では次のように表現します。
一般的な英語表現
- visitor(訪問者、来客)
- guest(お客様)
- client(顧客、お客様)
- customer(お客様)
シチュエーション別の使い分け
それぞれの英単語の使い分け方は、以下のとおりです。
- visitor:一般的な来客、観光客にも使えます。
- guest:ホテルやイベントなどでの「お客様」に。
- client:ビジネスで取引のある「顧客」に。
- customer:店やサービスを利用する「お客様」に。
例文
We have a visitor today.
(今日は来客があります。)
Our guests are waiting in the lobby.
(お客様はロビーでお待ちです。)
Please welcome our client.
(クライアント様をお迎えください。)
ポイント
日本語の「来客」も、英語では場面によって表現が変わります。
英語のニュアンスを知っておくと便利ですね。
Thank you for comingと言われたら何と返せば失礼じゃない?
ここまではもてなす側が使える英語表現の話でした。
最後に、「もてなされる側」の英語表現を確認しましょう。
接客の最後に”Thank you for coming.”(お越しいただきありがとうございます)」と言われたら、英語でどう返せば良いでしょうか?
お礼に対する返事も、英語のマナーの一つです。
よく使う返答例
- Thank you.(ありがとうございます。)
- Thank you for having me.(お招きいただきありがとうございます。)
- It was my pleasure.(こちらこそ、楽しかったです。)
- You’re welcome.(どういたしまして。)
ポイント
笑顔でお礼を返すと、英語のやり取りもスムーズになります。
“Thank you for having me.”はフォーマルな場で使える表現です。
まとめ
今回は「ご案内します」を英語でどう表現するか、さまざまなシチュエーション別に解説しました。
ポイントをまとめます。
- ご案内します:I’ll show you the way.など
- こちらへどうぞ:This way, please.など
- 順番にご案内します:We will assist you in order.など
- 席が空き次第ご案内します:We’ll let you know when a table is ready.など
- 来客:visitor, guest, client, customerなど
- Thank you for comingへの返事:Thank you for having me.など
英語での接客表現は、覚えておくと日常やビジネスの場面でとても役立ちます。
ぜひこの記事を参考にして、英語での対応に自信を持ってくださいね!
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