仕事を進める上で、誰かに「お力添えいただけますと幸いです」と協力を仰ぐ場面は多々ありますよね。特に英語でのコミュニケーションでは、相手への配慮を示す丁寧な表現を選ぶことが重要です。
そこでこの記事では、様々なシチュエーションで使える「お力添えいただけますと幸いです」の英語表現と、スムーズなビジネスコミュニケーションのためのポイントを紹介します。
「お力を貸してください」を英語で伝える

何か困っている時や、助けが必要な時に「お力を貸してください」とシンプルに伝えたい場合、英語ではどのように表現すれば良いでしょうか?
カジュアルな場面で使える表現
同僚や親しい間柄の相手に、気軽に助けを求めたい場合は、以下のような表現が使えます。
- Can you help me?
最も直接的でシンプルな表現です。 - Could you give me a hand?
「手を貸す」というニュアンスで、少し丁寧さが増します。 - I need your help.
助けが必要であることを明確に伝えます。
少し丁寧な場面で使える表現
ビジネスシーンで、同僚や比較的近い立場の相手に協力を仰ぐ場合は、より丁寧な表現を選ぶと良いでしょう。
- Could you assist me with…?
「assist」は「援助する、手伝う」という意味のフォーマルな単語です。
to help:
assist someone with something You will be expected to assist the editor with the selection of illustrations for the book.
- Would you mind helping me…?
「~していただけませんか?」
「お力添えのほどよろしくお願いいたします」を英語で表現
日本のビジネスシーンでよく使われる「お力添えのほどよろしくお願いいたします」という表現は、相手への敬意と協力への期待を示す、非常に丁寧な依頼の言葉です。
フォーマルな依頼の表現
公式な場や目上の人、取引先などに対しては、次のような表現が適しています。
- Your assistance would be greatly appreciated.
「あなたの援助は大いに感謝されます」という直訳ですが、「お力添えいただけますと大変ありがたいです」という非常に丁寧な依頼のニュアンスになります。 - We would be grateful for your support in this matter.
「この件でのご協力に感謝いたします」
- We look forward to your continued support/cooperation.
「引き続きのご支援/ご協力をお願いいたします」
the fact of doing something together or of working together towards a shared aim
- They offered their cooperation on the project.
依頼の背景や理由を添える際の表現
依頼する際には、なぜ相手の力が必要なのか、その背景や理由を簡潔に説明すると、相手も状況を理解しやすくなり、快く協力してくれる可能性が高まります。
- We are facing a challenge with… and your expertise would be invaluable.
「~で課題に直面しており、あなたの専門知識は非常に貴重です」 - Due to [reason], we would appreciate your kind assistance.
「~の理由により、ご親切なご協力をいただければ幸いです」
英語で「お力添えいただけますか?」と直接尋ねる
相手に直接的に「お力添えいただけますか?」と尋ねる場合も、丁寧な表現を選ぶことが大切です。
丁寧な依頼の疑問形
- Could you please provide your assistance?
「ご助力いただけますでしょうか?」 - Would you be able to offer your support?
「支援を提供していただけますか?」 - I was wondering if you could lend your expertise/help.
「~していただけるかと思いまして」
相手の状況を考慮する表現
相手に負担をかけたくない、あるいは忙しいかもしれないと配慮する気持ちを示す表現も有効です。
- If you have some time, could you please…?
「もしお時間があれば、~していただけますでしょうか?」 - I understand you’re busy, but would it be possible for you to…?
「お忙しいとは存じますが、~していただくことは可能でしょうか?」
英語で「ご助力お願いします」とシンプルに依頼

「ご助力お願いします」とシンプルかつ直接的に助けを求めたい場合も、英語ではいくつかの表現があります。状況や相手との関係性に応じて使い分けましょう。
直接的かつ丁寧な依頼
- Please assist me.
「手伝ってください」 - Your help is kindly requested.
「ご協力を切にお願いします」
協力や援助を強調する表現
- We urgently need your support.
「早急にあなたの支援が必要です」 - We count on your collaboration.
「あなたの協力に期待しています/頼りにしています」
「ご協力いただけますと幸いです」を英語で丁寧に伝える
日本のビジネスメールでよく使われる「ご協力いただけますと幸いです」の英語表現を見ていきましょう。
フォーマルで丁寧な依頼の結び
- Your cooperation would be highly appreciated.
「あなたの協力は大いに感謝されます」という直訳で、「ご協力いただけますと大変ありがたいです」という非常に丁寧な表現です。 - We would appreciate your cooperation.
「あなたの協力に感謝いたします」という意味で、フォーマルな場面で広く使われます。 - Thank you in advance for your cooperation.
「ご協力に前もって感謝いたします」という意味で、依頼のメールや文書の結びによく使われる表現です。
少し柔らかい表現
- Your help would be much appreciated.
「あなたの助けは非常にありがたいです」という意味で、「cooperation」よりも少し柔らかいニュアンスになります。 - We hope for your kind understanding and cooperation.
「ご理解とご協力をお願いいたします」という、相手に理解を求める際にも使える丁寧な表現です。
これらの表現は、単に協力を求めるだけでなく、相手への敬意と感謝の気持ちを伝えるために非常に有効です。
まとめ:「お力添え」の英語表現でスマートなビジネスパーソンに!
今回は、「お力添えいただけますと幸いです」をはじめとする、協力を依頼する際の様々な英語表現をご紹介しました。カジュアルな場面からフォーマルな場面まで、相手や状況に応じて適切な表現を選ぶことで、よりスムーズで丁寧なコミュニケーションが可能になります。
