「余計なことまでベラベラ喋らないほうがいいよ」
止めどなく話したり、言わなくてもいいことを喋る人がいると、この日本語文のように「ベラベラ」という言葉で表現します。似たような音のオノマトペ「ペラペラ」とはまた違うニュアンスです。ところで、「ベラベラ」を英語にするとどのような表現になるのかご存知ですか?
この記事では、オノマトペ「ベラベラ」の英語フレーズ”Talking nonstop”について解説します。合わせて「ペラペラ」についても、最後に簡単に紹介しましょう。
オノマトペ「ベラベラ」の意味とは?

皆さんの周りに、ベラベラ喋る人っていませんか?このような人は、早口でよく話したり、場合によっては、秘密などを他の人に不用意に言ってしまうようなこともあります。そうなると、なかなか信用することが難しくなります。
オノマトペ「ベラベラ」とは?
あの人よく喋るな~、他の人に話させる暇を与えないでずっと話してる、このような状態を表すのがオノマトペ「ベラベラ」ですね。
オノマトペ「ベラベラ」が表すのは、以下のような状態です。
・止めどなく話し続ける。
・余計なことまで話す。
これらの意味からも、「ベラベラ」はどちらかと言うと、ネガティブな表現です。ベラベラくだらない話を続けたり、そんなこと言わなければいいのに人のことをベラベラ他人に言ってしまう、そういう意味合いです。
オノマトペ「ベラベラ」の英語Talking nonstop
ベラベラ喋る人がいたら、それを英語でも表現してみたいですね。ここからは、「ベラベラ」の英語表現について解説していきましょう。
”Talking nonstop”で「ベラベラ」
「ベラベラ」を英語にすると”talking nonstop”というフレーズになります。「ベラベラ」がこのような英語と実際に知らなくても、聞いてみれば納得のフレーズではないでしょうか?
talking(talk)は「話す・会話する」をメインに、nonstopはカタカナのノンストップでもお馴染みで「ひっきりなしの・休み無しの」の意味を持つ言葉です。nonstopを改めて英英辞典で調べると、以下になります。
訳)止まることなく、中断することなく。
このことから、”Talking nonstop”で「ベラベラ」を表現するのです。
「ベラベラ」の英語Talking nonstopの例文

まさしく、止まることなく、中断することなく喋り続ける状態が「ベラベラ」ですね。ここでは、実際の例文で”talking nonstop”の使い方をみていきましょう。
Talking nonstopの使い方
さっそく「ベラベラ」喋っている様子を”talking nonstop”を使った英文で紹介します。
訳)彼はとても興奮していて、新しい仕事についてベラベラ話し始めました。
興奮してるとは言え、新しく勤め始めた会社の機密情報までベラベラ話しちゃうようではよくありませんね。
訳)私はただ妹がベラベラ喋るのを見ていたけれど、心はここにあらずだったの。
相手が止めどなく話し続けるのを見ながら、もはやその内容は頭に入ってこない状態です。
訳)人のことをベラベラと喋るの止めなさい。
「ベラベラ」の意味のうち、余計なこと(ゴシップ)を話すことの例となっています。
訳)今日は友達に会えて楽しかった?
訳)まぁそうでもないかな。彼はベラベラ喋り続けて、私はあまり話すことができなかったからね。
せっかく会った友達との時間に不満があった様子です。彼だけ喋って、あなたが聞き役というアンバランスであればもっともでしょう。
もうひとつの「ベラベラ」Blabberを紹介
さて、次に”blabber”という単語で「ベラベラ」を表現することを紹介しましょう。”blabber”は、どちらかと言うとカジュアルな言い方になります。
動詞blabberの意味
”blabber”のカタカナ語の発音はブラバァのようにしますが、多くの人にとってはあまり馴染みのない言葉かもしれません。
”blabber”の意味は以下になります。
訳)特に、他人が迷惑に感じたり恥ずかしいと感じたりするような話し方のこと。
周りが迷惑に感じるほど、誰かがベラベラと喋り続けるようなときの動詞が”blabber”ということになります。
動詞blabberの使い方
ここで、”blabber”を英文のなかで実際に使ってみましょう。動詞活用は、blabber-blabbered-blabberedになります。
訳)私は緊張するとついベラベラ喋っちゃうので、気をつけないといけないんです。
焦るために要らないことまで喋ってしまって後で後悔・・・こんな人は結構いるかもしれません。
訳)私たちの関係についてベラベラ話さないで、恥ずかしいから。
訳)彼がロンドンへの引っ越し計画についてベラベラ喋ったので、彼女はそれを止めなければなりませんでした。
ついつい嬉しくって、まだ公表すべきでないプランをベラベラ喋ってしまう彼。これはマズいと止める彼女の様子が想像できます。
「ペラペラ」の英語も紹介

最後に「ベラベラ」にかなり似ているオノマトペ「ペラペラ」についても簡単に触れておきましょう。
ベラベラとペラペラの違い
本記事で紹介している「ベラベラ」は喋りすぎるという、どちらかと言えば否定的なオノマトペです。一方「ペラペラ」は何かの言語を流暢に話すという意味から肯定的です。英語をペラペラ話す、ペラペラ話せるようになりたい、このように使用します。
「ペラペラ」の英語fluent / fluently
英語を学習している皆さんにとっては、fluent / fluentlyといった単語は親しみがあるかもしれません。
fluentは形容詞で、言葉が「流ちょうな」、fluentlyのほうは副詞で「流ちょうに」の意味で使用されます。このため、オノマトペ「ペラペラ」をこれらの単語で表します。
fluent / fluentlyの使い方
形容詞と副詞という品詞違いで、どうfluent / fluentlyを使うのか例文で確認します。
訳)彼女はスペイン語がペラペラです。
訳)彼女はスペイン語をペラペラに話します。
どちらのほうが使われているかに大差はありません。好きな言い回しを選んで流ちょうに話す意味の「ペラペラ」を表現してください。
まとめ
本記事では、オノマトペ「ベラベラ」に当たる英語表現”talking nonstop”の意味や使い方を例文とともに解説しました。”blabber”も合わせて紹介しましたので「ベラベラ」喋り続けている親しい人がいたら、ぜひ使ってみましょう。

