オーストラリアの大地に突如姿を現すウルル=カタ・ジュタ国立公園。「地球のへそ」とも呼ばれるウルル(エアーズロック)を見たことがある人も多いはず。
英語フレーズを交えながら、その壮大な景色と深い文化、そして感動を一緒に味わってみませんか?
ウルル=カタ・ジュタ国立公園ってどんなところ?

オーストラリアのほぼ中心にある国立公園の1つです。歴史や特徴を見ていきます。
ウルルとは?
ウルル(エアーズロック)は、砂岩でできた赤い一枚岩。高さは地上から約 348 m、標高は約 863 mで、周囲の景色から頭一つ抜けた存在感があります。
なぜ、2つの名前があるの?
エアーズロックという名前になじみがある人が多いのではないでしょうか。ウルルは先住民アナング族(アボリジニの一部であるアナング族)の聖地であり、彼らはこの場所を「世界の始まり」を創った場所だと信じて、大切に守ってきました。「ウルル」は、 アナング族の言葉(ピチャンジャジャラ語など) での呼び名です。
1873年、イギリス生まれの南オーストラリア探検家ウィリアム・ゴスが探検の途中でウルルを発見し、当時の南オーストラリア総督ヘンリー・エアーズの名を取って「エアーズロック」と名づけました。
カタ・ジュタとは?
カタ・ジュタは「たくさんの頭」を意味する名前の通り、36個ほどの岩のドームが集まった形状です。岩は花崗岩や玄武岩の小石が固まった礫岩(れきがん)でできています。
ウルルとカタ・ジュタの誕生
ウルルとカタ・ジュタの起源は、約5億5千万年前にさかのぼります。かつてこの地域には巨大な山脈がそびえていましたが、長い年月の風雨により崩れ、その砂や岩片が川によって運ばれ、海底に堆積しました。やがて地殻変動により地層が隆起し、硬い部分だけが残って現在の姿へと形作られたのです。
実は地表に出ているのは全体のほんの一部で、地下にはさらに巨大な岩盤が眠っています。こうして太古から続く地球の営みが、今も壮大な造形美を描いているのです。
登山禁止とウルルの尊さ
2019年10月25日をもって、ウルルへの登山は公式に禁止されました。これはアナング族の文化的・宗教的信仰を尊重し、自然保護の観点からも重要です。登山ができなくなったことで、観光客は遠くからウルルの壮大さを眺め、その圧倒的な存在感を感じながら、より深い感動を味わえるようになりました。
アクセス方法って?
ウルル近くの空港は「エアーズロック空港」で、空港と近郊のホテル間はほぼすべての便に合わせて無料シャトルがあります。
世界遺産としての価値

ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、1987年にユネスコの世界自然遺産として登録され、1994年には民族文化的価値も認められ、複合遺産に拡張されます。登録名称は、「Uluru-Kata Tjuta National Park」です。
なぜ「自然と文化」の複合遺産なの?
岩や周辺にアナング族の神話や生活が描かれた壁画が残されており、2万年前から続く狩猟の生活や文化的観点が残されていることから、1994年に複合遺産として再登録されました。
登録の理由、背景は?
- 自然の美と壮観を象徴する場所であること
- 地球の歴史と地質学的な進化を示す優れた例であること
- アボリジニのアナング族の文化的聖地としての特異な例であること
- アボリジニのアナング族の神話の舞台となっており、「偉大な祖先」が眠る土地として崇められてきたこと
先住民族の知恵や言い伝え、文化継承の実践が今でも続いているのが大きなポイントです。
UNESCO World Heritage Convention:Uluru-Kata Tjuta National Park
覚えておきたい英会話フレーズ
ウルルやカタ・ジュタを訪れたら、世界中から来ている人たちと感動を分かち合いたくなりますよね。そんな時に使える自然な英語フレーズを紹介します。
訳)ウルルがこんなに大きいなんて信じられない!
訳)本当にね、大自然の芸術品だね。
訳)日の出の色の変化が本当に美しいね。
訳)うん、まるで光の中でウルルが踊っているみたいだ。
訳)登山禁止になってよかった。尊重の気持ちだよね。
訳)その通り。聖地には敬意を払うべきだって思い出させてくれる。
訳)夕暮れにラクダ乗り、どう?
訳)いいね、夕日をもっと特別な思い出にしよう!
ウルル=カタ・ジュタ国立公園の楽しみ方

雄大な自然の中で、さまざまな楽しみ方ができるのがウルル=カタ・ジュタ国立公園。歩いて、眺めて、体験して、心に残る特別な時間を楽しみましょう。
ベース・ウォーク(麓の散策)
約 10 km ウルルを一周するベース・ウォークは、3時間半くらいの程よいトレイルです。
早朝の涼しい時間にスタートすれば、植物や岩のうねりをじっくり楽しめます。途中、一部は撮影や立ち入り禁止の表示があります。必ず守ってください。
なお、マラウォーク(約2km、約1時間半)、クニャウォーク約1km、約30〜45分)と短時間で楽しめるコースもあります。
サンライズ&サンセットツアー
刻々と色を変えるウルルは、朝焼けと夕焼けでそれぞれに違う美しさがあります。展望デッキや専用の鑑賞エリアからの眺めは息をのむ光景です。カタ・ジュタと一緒に1枚に収める写真撮影にもぴったり。
キャメルツアー(ラクダ散策)
早朝や夕暮れ時に、ラクダの背で砂漠を散策するのは心地よい経験です。少し高い目線から地平線とウルルを眺める感動は格別です。
サウンド・オブ・サイレンス(野外ディナー)
丘の上で、シャンパングラス片手にオーストラリア産ワインやビールを味わい、アナング族の伝統的料理ブッシュ・タッカー由来のカナッペやビュッフェを楽しむディナーイベント。満点の南半球の星空の下での静寂(sound of silence)は心のぜいたく。
フィールド・オブ・ライト(光のアート)
日没後、ウルル周辺の砂漠に5万を超える光の点が灯るインスタレーション。ウルルのシルエットを背景に幻想的な光景が広がります。
おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、太古から続く地球の歴史とアナング族の文化が共鳴する特別な場所です。岩肌の色彩が変わる瞬間や静寂の星空を前にすると、言葉を失うほどの感動に包まれます。そんな体験を、英語のフレーズを交えながら共有できれば、旅はもっと豊かになります。
例えば「It’s breathtaking!(息をのむ美しさ!)」と口にするだけで、心の感動をそのまま表現できますね。英語を学ぶことは、世界の人々と感動を分かち合うための手段でもあります。あなたもぜひ「英語×世界遺産の旅」に一歩踏み出し、学びと感動を同時に楽しんでみませんか?
