相づちの一つに、皆さんが日本語でよく使う「そうなんだ」や「そうなんですね」があります。相手の話しで初めて何かを知ったときや、あまり気持ちを込めずに「へぇ そうなんだ」と言って会話を終わらせるときなどに使います。まるで口癖のように連発する人もいますね。
この記事では、ネイティブが普段からよく使うカジュアルな「そうなんだ」、スラングの「そうなんだ」、そしてビジネスで使えるフォーマルな「そうなんですね」の英語表現を例文たっぷりで紹介します。
正しい相づちで会話にメリハリをつけられるようになりましょう!
カジュアルな「そうなんだ」・ネイティブがよく使うフレーズ
「知らなかった!そうなんだね」
「マジ~?そうなんだ。」
といった調子で相づちを打つと、会話がポンポンと弾みます。
多くの皆さんにとって、まず頭に浮かんでくる「そうなんだ」の英語は「Really?」ではないでしょうか?知らなかったことに対して「本当?」(=そうなんだ)と相づちを打っています。Really?のニュアンスは興味があるとき、驚いたとき、または否定的なときになります。
Did you know there will be a sale next week.
訳)来週セールがあるの知ってた?
ところが、Really? Really?と繰り返して使いすぎる人がいます。これはあまり良い印象ではありません。
そこで、その他の「そうなんだ」表現を覚えることをおすすめします。
Do you? Did you? Is it?
これらのフレーズは相手の言ったことを繰り返すことによって、「そうなんだ」を表現します。主語によりますが、以下の例文でエクササイズしてみましょう。
We have a cute Chow Chow dog.
訳)可愛いチャウチャウ犬を飼ってるんだ。
Do you?
訳)そうなんだ?!
It’s very easy to make a heart shape cake.
訳)ハート型のケーキって実はとても簡単に作れるよ。
Is it?
訳)そうなんだ !
I didn’t know that.
「それ、知らなかった」という意味のフレーズを使うと、知らなかった→初めて知った→そうなんだ、となります。
I’ve changed my job last month.
訳)先月、転職したよ。
I didn’t know that. Hope everything is fine with you.
訳)知らなかった、そうなんだね。すべて良い感じだといいな。
make sense
make senseは「理にかなっている・筋が通っている・当然・うなずける」という意味で、ネイティブが日常的に使うフレーズです。相手の話しにうなづけるような場合、この表現も「そうなんだ」の相づちになります。
She used to be a member of the gym, but now she is an instructor there.
訳)以前はジムのメンバーだったけど、今ではそこでインストラクターをしているんだ。
Makes sense! I can imagine she is super happy.
訳)そうなんだね、うなずけるわ。すごくハッピーなの想像できるな。
That’s great!
聞いた話しが素晴らしかったり、感動したりという場合は、この表現で感激を伝えましょう。greatは、amazing/wonderful/awesome/stunning/excellentなど、様々な形容詞に置き換えることができます。
I passed the exam!
訳)試験に合格したよ!
That’s amazing! Well done!
訳)そうなんだ、すごい!よくやったね!
Oh no.
逆に、残念な話し、悲しいを聞いたときは声のトーンを落としてOh no.と相づちを打ちます。
I lost my job…
訳)仕事、失ったよ。
Oh no.
訳)あぁ、そうなんだね。
Exactly.
「そうなんだ、本当だ」と相手の言うことに同意するようなシーンで使える相づちです。quite, one hundred per cent, indeed, absolutelyも同じように使うことができます。
Did you know the petrol cost will be increasing again, so an electric car is better now!
訳)ガソリン代がまた上がるって知ってた?今なら電気自動車がいいね!
Exactly. I really need to think about getting an Electric car.
訳)そうなんだ、本当だね。電気自動車を買うこと考えないとだな。
Is that so?
それまで知らなかったことやびっくり驚いたときに日本語で「そうなんだ?」と言いますが、この疑問文のフレーズで表現できます。
That’s why I was asked to look after more people.
訳)だから、もっと多くの人の世話をするよう言われたのよ。
Is that so?
訳)そうなんだ?
No wonder.
Noで始まるNo wonder.は「そういうことだったんだ」「どうりで」という意味で「そうなんだ」という納得感がたっぷり表現できます。
No wonder. I knew this would happen.
訳)そうなんだ、どうりで。こうなることは分かってたわ。
更にカジュアルなスラングの「そうなんだ」・ネイティブがよく使うフレーズ
「そうなんだ」にもスラングがあります。ネイティブがポンポンと使う表現を3つ紹介しましょう。
No way!
「まさか?!」「マジ?」という意味です。英会話でかなり使える表現ですのでこの機会に覚えてはいかがでしょう。
I won the lottery!
訳)宝くじ、当たった!
No way! You’re so lucky!
訳)そうなん、マジ?!めちゃ、ついてる~!
Are you kidding?
冗談でしょ?というニュアンスで「そうなんだ?」を表わします。
Are you kidding, in this bad weather!
訳)冗談でしょ?この悪天候で?
Are you serious?
置き換えられるものにSeriously?/Are you serious?があります。この表現も「そうなの?」と疑問を投げかける相づちになります。
Are you serious? Who did you go with?
訳)そうなの?誰と行ったの?
フォーマルな「そうなんですね」の英語表現
フォーマルな場面でも正しい相づちを良いタイミングで打てるようにしたいですね。ビジネスもそうですが、パーティや食事に参加することになったとき、会話できるかな、どんな話ししたらいいのかななど不安になることがあります。そんなときでも、まずは相づちです。とりあえずではありますが、沈黙を防ぎ、場を繋ぐことができるからです。
I see.
何かを納得したような場合の「なるほど、そうなんですね」の意味になるのがI see.です。もう少し驚いた感じをだしたい場合は、Oh, I see!というトーンにしましょう。
I understand.
「理解しました」と訳されるフレーズも「はい、そうなんですね」となります。It’s raining so hard at the moment.と聞いたときに、I undersand.と言えば「そうなんですね。」で、止むのをちょっと待とうかななどと考えられるわけです。
That explains.
直訳では「それは説明します」ですが、それなら説明がつく→なるほどとなることから「そうなんですね」というニュアンスとなります。
まとめ
相づちを使うことで、相手とのコミュニケーションをとり、会話にメリハリが生まれます。
「そうなんだ」はかなり使える相づちフレーズです。
Really?を繰り返さないためにも、ぜひこの機会にいくつか言えるようにしませんか?