皆さんは、英語で「ご飯」は何と言うのか聞かれたら何と答えますか?この質問はある意味難しいです。なぜなら、日本語の「ご飯」には、食事という意味とお米という意味の2種類があるからです。しかも、英語のように朝ごはんなのか昼ごはんなのか夕ごはんなのか区別せず使うことができます。こうして見ると、普段使っている言葉の汎用性が高く、英語圏の人からすると別の意味を持つのにたった1語で済ませられることに驚くのではと思ってしまいませんか?今回は、英語で「ご飯」という表現をまとめてみました!
「ご飯だよー!」は何て言う?
家の中でよく言う、または聞くフレーズと言えば、「ご飯だよー!」ではないでしょうか。相手に、食事の準備ができたことを知らせる時に使いますよね。これを英語で言うならばいくつか表現方法があります。一口にご飯と言っても、それが夕食ならdinnerを使うべきですし、朝ごはんならbreatfastを使うべきです。くだけた英語を使えるので語数もそんなに多くなく、気軽に使える表現になりますね。
Time for dinner!
訳)ご飯だよー!
Dinner is ready.
訳)ご飯が準備できたよ。
I’m coming!
訳)今行く!
「ご飯」を「お米」という意味で使いたい場合
では、「ご飯」を「お米」や「白米」という意味で使いたい場合はどのように英語で表現すべきなのでしょうか。お米自体は海外でも食べられており、アジアの主食であることは知られています。ただ、西洋で食べられているのはタイ米であることも多く、お箸を使って食べようとするとスルっと落ちてしまいます。それだけ粘り気がないということですね。だからホームステイでホストファミリーが気をきかせてお米とお箸を用意してくれても、それではなかなか食べられないなんてこともあったりします。
「お米」は英語で皆さんもよく知っているriceを使えばOKです。西洋では日本の粘り気があるお米がイメージされるとは限りませんが、大体似たような食べ物を想像してもらえるでしょう。
Japanese eat boiled rice almost every day.
訳)日本人はほとんど毎日炊いたご飯を食べます。
Japanese rice is different from ours, right?
訳)日本のお米って私たちが食べているものと違うんでしょ?
Yes, They’re more sticker.
訳)そうだね。もうちょっと粘っこいよ。
I wanna use chopsticks to eat Japanese rice!
訳)お箸を使って日本のお米を食べてみたい!
食事を意味する「ご飯」はmealもアリ?
「ご飯」を「食事全般」という意味で使いたいのであれば、mealという英単語を使うこともできます。こちら、聞いたことはありましたか?他にも、「お皿」という意味で覚えたdishを「食事」と訳すことも多々あります。では、具体的にどう使うのかを見てみましょう。
The amount of meal is too much for me. I cannot finish it.
訳)ご飯の量が多すぎて食べきれません。
Thank you for saying it.
訳)(正直に)言ってくれてありがとうね。
日本人は謙遜しがちで、ホームステイ先で出された食事などを頑張って食べようとすることがあります。心上がりがある方も多いのでは?英語で正直に言えたら良かったとは思うものの、遠慮してしまったり、英語に自信がなくて胃が大変なことになったということも。そうならないようにするためには、相手に敬意を示しながら正直に言うことが必要ですよね。
ちなみに海外では、食事を残すことで十分な食べでだったと表現することもあります。しかし、現地の文化を知識で知っていても、そこで暮らす人たち全員がそうとは限りません。国のルールより家庭のルールが優先される時だって時にはありますからね。
まとめ
「ご飯」を表す英語は、日本語の「ご飯」に意味がありすぎて臨機応変に使い分けなければいけないことがわかりましたね。それが「食事」を表しているのか、それとも「白米」を表しているのかに注意して訳さなければいけません。単語だけを覚えるよりも、実際に使って覚える、フレーズごと覚える方が頭に残りやすいので、ホームステイをした体で会話の練習をしてみてくださいね。独り言でも自主練には十分なるのでおすすめです!