今回は、「成分って英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「成分輸血」「原材料」など、成分にまつわる英語も併せて見ていきましょう。

また、記事の後半では、「成分」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「成分」という言葉の意味は?

「成分」とは、製品や物質を構成する要素や材料のことを指します。

食品や化粧品、薬品などのパッケージには、その中に含まれている成分が記載されています。成分を知ることで、その製品の安全性や効果、使用方法に関する情報を理解することができます。

とくに、何らかの物質に対してアレルギーを持っている場合、成分を確認することで原因となる物質が含まれているのか判断できるため、自分に合った製品かを判断するためにも成分を確認することが大切です。

「成分」は英語でなんていうの?

「成分」は英語でなんていうの?

では、「成分」とは英語で何と表現するのか見ていきましょう。

「成分」は英語で「ingredient」や「component」「constituent」など、複数の表現があります。表現によって、使用するシーンやニュアンスが異なるため、一つひとつ見ていきましょう。

ingredient

「ingredient」は、食品や化粧品、薬品などに使われる材料や原料を指します。とくに飲食物の材料を表すときに用いられることが多く、料理のレシピや製品のラベルでよく見られる表現です。

Aさん
The main ingredients of this dish are chicken, garlic, and olive oil.
この料理の主な成分は鶏肉、ニンニク、オリーブオイルです。

component

「component」は、「構成している」「成分の」という意味があり、機械やシステムを構成する要素や部分を表すときに用いられます。

技術や工学、製造業の分野で多く使われ、物理的な部品や要素を示す場合が多いです。

Aさん
Each component of the machine must be assembled with precision.
この機械の各部品は、正確に組み立てられなければなりません。

constituent

「constituent」は形容詞で「組成の」「成分たる」といった意味、または名詞で用いられるときは「構成要素」「成分」などの意味があります。

専門的な文脈で使われることが多く、化学系のものの材料を表すときに使われることの多い表現です。

Aさん
Water is a major constituent of all living organisms.
水はすべての生物の主要な成分です。

「成分」にまつわる英語

「成分」にまつわる英語

「成分」の英語表現を押さえたうえで、成分にまつわる英語表現をいくつか見ていきましょう。

成分調整牛乳

「成分調整牛乳」とは、牛乳の中の脂肪分やタンパク質などの成分を調整して製造された牛乳を指します。

英語では「modified milk」または「processed milk」と表現されます。「modified」は「変更された」や「調整された」という意味があり、牛乳の成分が特定の目的に合わせて調整されたことを示します。

Aさん
I prefer modified milk because it has less fat than regular milk.
私は通常の牛乳よりも、脂肪分の少ない成分調整牛乳が好きです。

成分輸血

「成分輸血」とは、血液を全体ではなく、赤血球、血漿、血小板などの特定の成分ごとに分けて輸血する方法です。患者の状態に応じて必要な成分のみを供給するために使われます。

英語では「component blood transfusion」と表現されます。

この「component」は「成分」や「構成要素」を意味し、血液の特定の成分を輸血することを指しています。

Aさん
The patient required a component blood transfusion to receive only red blood cells.
患者は赤血球のみを受け取るために成分輸血が必要でした。

成分名

「成分名」は、製品や物質に含まれている成分の名前を指します。

食品や化粧品の成分の場合、英語では「ingredient name」となります。

一方、薬品や化学物質の成分の場合は「chemical name」と表現されます。

「ingredient」は日常的な製品に使われることが多く、「chemical」はより専門的な科学や化学の分野で使われるのがポイントです。

Aさん
Please check the ingredient name to avoid allergens.
アレルギー物質を避けるために成分名を確認してください。
Aさん
The chemical name of this substance is sodium chloride.
この物質の成分名は塩化ナトリウムです。

原材料

「原材料」とは、製品を作るために使用される未加工の材料を指します。

英語では「raw materials」と表現されます。

食品などの原材料を表すときは「ingredients」と表現されることもあり、「raw materials」はより工業的なニュアンスが強く、加工される前の素材という意味合いが強いです。

Aさん
The raw materials for this product are sourced from sustainable farms.
この製品の原材料は持続可能な農場から調達されています。
Aさん
Check the ingredients list before buying the product.
製品を購入する前に原材料リストを確認してください。

「成分」を使った英会話例文

最後に、「成分」の英語表現を使った英会話例文を紹介します。

【英会話例文1】

Aさん
What are the main ingredients in this smoothie?
このスムージーの主な成分は何ですか?

Bさん
The main ingredients are bananas, spinach, and almond milk.
主な成分はバナナ、ほうれん草、アーモンドミルクです。

【英会話例文2】

Aさん
I’m allergic to certain ingredients. Can you tell me what’s in this salad?
私は特定の成分にアレルギーがあります。このサラダには何が入っていますか?

Bさん
It has lettuce, tomatoes, and an onion dressing.
レタス、トマト、そして玉ねぎドレッシングが入っています。

まとめ

今回は、「成分」という言葉の意味や、「成分」の意味する英語について紹介しました。

成分は英語で、componentやingredient、constituentといった表現があります。同じ「成分」を表現する英語でも、どのような成分を表現したいのか、使用するシーンなどで選ぶべき単語が異なるため、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

また、記事の後半では、実際に使える英語例文も紹介しているので、実際の場面を想像しながら、英語学習の参考にしてください。

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