Are you aware of it?
もし、外国人にこんなことを言われたら、それはどういった意味なのでしょうか?
この記事では、ネイティブがよく使う気づきに関する英語awareを紹介します。ぜひ、英会話で使えるようにしていきましょう。
awareの意味
awareのカタカナ語の発音はアウェアといった感じで読み、その語源は「関心をひく・興味をひく」という意味の中英語awarです。
形容詞awareの意味
awareは「気づいている・知っている」という意味を持つ形容詞です。気づく、知るという言葉は日常会話でよく使いますし、意識するというニュアンスでも使用されるのがawareですので、覚えて使えるようにしたい単語です。
ネイティブがよく使うawareフレーズ
aware関連でネイティブがよく使うフレーズに”Please be aware”があります。この意味は「お気をつけください・ご留意ください」となり、注意や助言の口調で使用されます。聞き手に潜在的な問題や考慮すべきことを警告するんですね。丁寧な表現Please be awareは、Be aware!にすることで「知っておいてよ」といったカジュアルな言い方になります。
これらは、awareの持つニュアンスがとてもよく現れた表現です。
be aware of ~
awareを使う際、be aware of ~のパターンにすることがよくあります。ここでは、その点について解説しましょう。
be aware of ~
awareは形容詞であり、主語+be動詞、そしてawareが次に来ます。例えば、I’m aware(私は気づいている)やHe is aware(彼は知っている)ですね。このことから、be aware of ~とは、I’m aware of ~の形を意味します。このフレーズは、主語の誰かが何かについて気づいている、知っている、認識しているという意味で使われます。~の部分には気づいていること、知っていることを当てはめましょう。
be aware of ~の使い方
次に、be aware of ~の具体的な使い方を例文でみていきます。
訳)時間分かってるよ、それまでに準備できるから心配しないで。
私は出発の時間をちゃんと考えていて、遅れないように準備できるから、という例文です。
訳)彼女は仕事の状況を認識しており、上司と話し合う予定でいます。
どんな状況なのか知っている=認識しているという彼女の状態があり、だからこそこの後、上司と話をするんですね。
訳)彼は、自分の状態に気づいていた。何かがおかしいので、今週医者に診てもらう予定なんだ。
be動詞を現在形だけでなく、この例文のように過去形(was)にして様々な応用パターンを作成することができます。彼は不調な体調について認識している状態だった、ゆえにそのままにせずに医師に診察してもらうのです。
冒頭に”Are you aware of it?”という英文がありました。もう皆さん、どのような意味なのか分かりましたね!
否定形be not aware of ~の使い方
生活をしていれば、物事に気づくばかりではありません。気づいていない、知らなかった、認識していなかっったということもあるでしょう。そこで、否定文be not aware of ~の作り方も紹介します。
訳)私は彼女の家族の状況を知らなかったので、彼女に間違ったことを言ってしまった。
気づきがないために思わぬことを言ってしまったり、認識が甘くて本末転倒な行動をしてしまうということがあります。
awarenessの意味
awareの関連用語にawarenessがあります。次に、awarenessの意味や使い方を紹介しましょう。
awarenessの意味
まず、awarenessは名詞であることを押さえましょう。awarenessだけでなく、happiness(幸せ)、kindness(親切)など最後に接尾辞-nessがつく単語があります。接尾辞-nessには、状態や性質を表現する名詞にするという特徴があります。
さて、awarenessの意味は「気づいていること・自覚していること」です。
awarenessの例文
訳)パワハラやいじめに対する社会の認識を高めることが重要だ。
public awarenessで「社会の認識」と訳しています。
海外では、パワハラやいじめなどの内部告発者をwhistle-blowerと呼び、彼らをヒーローとしています。
訳)多くの医師がワクチン接種の危険性に対しての認識を高めようとしています。
Awareとnoticeの違い
awareの持つ「気づいている・知っている」を学ぶとき、noticeという単語との違いが気になります。この機会に2つの単語の使い分けをできるようになりましょう。
aware vs notice
noticeですが、◯◯という事実に「気づく」、五感によって「気が付く・分かる」という意味があることを押さえます。その上で、awareとどう違うのか以下、解説します。
まず、awareは形容詞、noticeは動詞(または名詞)という大きな違いがあります。そして、違いは品詞だけではありません。
awareは、気づいている状態を表す形容詞
noticeは、気づく動作を表す動詞
したがって、aware(状態)は継続的な行動、一方notice(動作)は一回きりを意味します。
訳)私はそのリスクを認識していました。
訳)私はそのリスクに気づきました。
このニュアンスを理解して、使い分けできるようにしていきましょう。
Aware ofとrealiseの違い
さらに、realiseとawareの違いにも触れておきましょう。
aware vs realise
realise(アメリカ英語のスペリングはrealize)は「気づく・悟る・自覚する」といった意味の動詞です。realiseには理解という背景があり、頭で思考した上で気づくというニュアンスが含まれます。
訳)特別なドレスコードのあるフォーマルなパーティだと知らなかったんです。
ドレスコードなどの情報があることを理解し思考しなかったというニュアンスです。
訳)財布がなくなったことに気づいたのはいつでしたか?
あれ?財布がない、おかしいとその状況を理解し悟ったことをrealiseが表しています。
BewareとAwareの違い
awareでもbe awareでもない、beware(ビウェア)という動詞があります。最後に、bewareとawareがどう違うのか紹介しましょう。
bewareの意味とawareとの違い
訳)ロンドンを歩くときは、用心するように言われました。
bewareは例文のように「注意する・用心する・警戒する」といった意味を持つ動詞です。
ここで、同じ英文でbewareとawareの訳がどう違ってくるのかみてみましょう。
訳)彼女は、その状況に用心する必要がありました。
訳)彼女は、その状況を認識する必要がありました。
このように、bewareは特に、危険なことに用心・注意するときに使われる単語です。
まとめ
気づいている状態、知っている状態、認識している状態を表す形容詞awareを紹介しました。
今何時なのかきちんと把握している、急に心臓がバクバクしてきたことを認識した、彼女の態度が変わったことに気づいた、彼氏の浮気に気づかなかった、などなど、awareを知っていると日常会話で多くの状態を表現できます。ぜひ、noticeやrealiseも理解し、自信を持って使い分けできるようにしていきましょう。
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