「確認する」を英語で言うとなんというかわかりますか?「Confirm」という英単語が浮かんできた人も多いでしょう。また「Check」を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。しかし、「確認する」という言葉にぴったりな英語表現はほかにもあるんです。そこでこの記事では「確認する」を表す英語表現を例文やニュアンスとともにご紹介していきます。この記事を参考に、それぞれのニュアンスや使うべきシーンを理解して、しっかり使い分けをしていきましょう。
日常的によく使う「確認する」の英語表現とその違い
まずは日常的にとてもよく使う「確認する」にあたる英語表現を、その意味と例文とともにみていきましょう。
Confirm
和英辞典で「確認する」を調べてみると、一番始めに出てくるのはこの単語でしょう。
「Confirm」は何かが真実・事実だと確かめるときや、何か不確実なことを確実にするときに使います。例文をみてみましょう。
I’m calling you to confirm if you received my email.
訳)私のメールをあなたが受け取っていることの確認でお電話しています。
I think I’m free on this Sunday but I’ll confirm later and let you know.
訳)今週の日曜日は空いていると思うけど、あとで確認して知らせるよ。
例文からも感じ取れるかもしれませんが、「confirm」は日常英会話でもビジネスの場でも使える表現です。どんなシーンでも使いやすいので、自分の言いたい「確認する」にフィットする言葉が思い浮かばなければ、とりあえず「confirm」を使っておけば間違いないでしょう。
Check
英語学習者にとって覚えやすい「check」という単語も、「確認する」として使うことができます。しかし、この英単語には他にも「チェックマークをつける」「検査する」などさまざまな意味があることに注意。「Check」と出てきても、必ずしも「確認する」と訳せるわけではありません。ここでは、「確認する」の意味となる「check」を使った例文をご紹介します。
I’ll check if it’s done.
訳)終わってるかどうか確認してみるよ。
She is checking to see if there’s a mistake.
訳)彼女は間違いがないかどうかを確認しています。
Check it out!
訳)みてみてね!=確認してみてね
最後の「Check it out」はみなさんおなじみのフレーズではないでしょうか。これもさまざまな訳し方ができますが、「確認してみてね」に当たることも多いでしょう。例文からは感じ取れないかもしれませんが、「check」は同じ「確認する」を意味する言葉でも「confirm」よりは少し軽めのイメージがあります。ですから、日常英会話だと「confirm」より「check」を聞くことの方が多いです。ちなみに「double-check」とすると、「再確認」「再確認する」という意味になるので、こちらも一緒に覚えておきましょう。
Make sure
次にご紹介する「make sure」も会話の中でよく出てくる表現です。こちらも「確認する」「確かめる」という意味の表現ですが、何かを「確かにする」「確実にする」というニュアンスがあり、「confirm」や「check」と言い換えできない場合もあります。ここまでで使った例文を「make sure」で置き換えてみましょう。
Confirmで使った例文:
(1)I’m calling you to make sure if you received my email.
訳)私のメールをあなたが受け取ったことを確認するためにお電話しています。
(2)I think I’m free on this Sunday but I’ll make it sure later and let you know.
訳)今週の日曜日は空いていると思うけど、あとで確実にして知らせるよ。
この文章だとどちらの場合も「make sure」はあまり使いませんが、(1)の場合なら「ちゃんと届いてるか確かにしておく」という意味で、おかしくはありません。しかし(2)の本来の意味はカレンダーなどで「予定を確認する」という意味ですが、「make sure」を使うと今からアレンジして日曜を空けるようなニュアンスにとられてしまうかもしれません。ニュアンスのズレがわかるでしょうか。
Checkで使った例文:
(1)I’ll make sure if it’s done.
訳)終わってるかどうか確認してみるよ。
(2)She is making sure that there’s no mistake.
訳)彼女は間違いがないように確認しています。
こちらの場合は、(1)だと今取り組んでいる何かが終わったときに、ちゃんと終わっているかどうか確認するという意味になり、「check」の場合とはニュアンスが異なります。(2)は、「check」をそのまま「make sure」には置き換えられず、少し文章を変更する必要がありますが、「間違いがないことを確かにしている」というニュアンスの自然な英文です。
ちょっと混乱してしまうかもしれませんが、「make sure」は「confrim」「check」とは明確なニュアンスの違いがあり、いつでも使えるわけではないことを覚えておきましょう。小説や海外ドラマなどで「make sure」が使われている場面に注目していれば、ニュアンスがしっかり身に付くでしょう。
覚えておくと便利な「確認する」を意味する他の英語表現
上記でご紹介した3つは日常的によく出てくる「確認する」を意味する英語表現です。他の表現はなかなか覚えられなくても、まずは上の3つをしっかり使えるようになることを目指すといいでしょう。ここからは、上の3つよりは出現率が低いものの、ビジネスの場やフォーマルな場面ではよく目にする「確認する」を意味する表現をご紹介していきます。余裕があればこちらも覚えておいてくださいね。
Verify
「verify」は、何かが「真実だと立証する」ことや、「調査をして確かめる・確認する」ことを意味します。ここまでご紹介した表現とは違い「調査」「立証」となどのプロセスがはさまることが特徴です。
You can call his work to verify he was really working then.
訳)彼の職場に電話して、その時に彼が本当に働いていたかどうかを確認することができます。
Can you show me your ID to verify your age?
訳)年齢を確認するために身分証明書を見せていただけますか?
例文を見てもわかるとおり、この言葉はやや堅めの言葉です。日常生活で使うことはあまりありませんが、大事な場面で出てくる単語でもあるので、理解はできるようにしておきましょう。
Identify
「Identify」は、何かや誰かが「本物・本人であることを確認する」という意味です。
今回ご紹介する「確認する」という表現の中でもかなり意味が限定されているので、他と混乱することはあまりないでしょう。「証明する」というニュアンスも含む言葉です。
Do you have something to identify yourself?
訳)身元の確認ができる何かをお持ちですか?
「確認する」以外にも色々な意味で使われる単語なので、「identify」=「確認する」とは覚えずに、「確認する」という意味もあると知っておきましょう。
「確認する」を使い分けてより自然な英語を話そう!
今回ご紹介した表現以外にも、日本語に訳すと「確認する」になることもある英表現もあるでしょう。しかしまずはここでご紹介した表現を覚えておけば、日常生活で困ることはほぼないはずです。ニュアンスの違いや使われるシーンなどをしっかりおさえて、上手に使い分けができるように練習してみてくださいね。