女性なら一度はエステに行ったことがある人は多いのではないでしょうか。最近は男性もエステに行くことが一般的になっていますから、性別にかかわらずエステの話をすることがあるでしょう。
では、そんなエステの話を英語ではできますか?まず「エステ」を英語でなんと言うのか悩んでしまう人もいるかもしれませんね。

もちろん海外にもエステはありますから、エステに興味がある人ならいずれは英語でエステについて話す日も来るでしょう。
そこで今回はエステに関する英語表現をご紹介していきます。これを参考に、エステについて英語で話せるように練習してみましょう。

「エステ」を英語で言うと?

「エステ」を英語で言うと?

「エステ」を和英辞典で調べてみると、下記のような英単語が出てきます。

  • esthetic salon
  • beauty salon
  • beauty-treatment clinic

最初の「esthetic salon(エステティックサロン)」は、日本語の「エステ」にも繋がりますから、覚えやすいですね。「beauty salon」は美容院では?と思う人もいるかもしれません。

最後の「beauty-treatment clinic」は、「clinic」とついているとおり、「美容クリニック」にあたる言葉です。「美容クリニック」は、エステとは違って医療機関であり、医療行為にあたる美容治療などができる場所です。
国によって何を医療行為と捉えるかなどのルールは異なるため、今回この表現は除外して考えましょう。

 Esthetic salonとは

「エステ」にあたる英語は「esthetic salon」がぴったり合いそうですが、実は英語圏ではあまりこの言葉は使われていません。ちなみにイギリス英語では「aesthetic salon」というスペルですが、一般的に使われていない言葉なので、覚えなくても良いでしょう。

「esthetic」または「aesthetic」という言葉には「美に関する」「美学」などの意味があります。しかし、「美に関するサロン」という形で「esthetic salon」とはしないのですね。
ですから、「エステ」と言いたいときに「esthetic salon」とは言わないようにしましょう。

Beauty salonとは

では「beauty salon」とはなんでしょうか。
実は日本語の「エステ」にピッタリ合うのは、この「beauty salon」です。特にイギリスではこの言葉が「エステ」のような意味で広く使われています。

「Beauty salon」は美容院と思っている人もいるでしょうけれど、これは半分正解で半分間違い。「Beauty salon」は体のお手入れ全般に使える言葉ですから、美容院も「beauty salon」の1つです。もしも美容院と特定したいなら「hair salon」と言えば通じます。

ちなみにアメリカでは「beauty salon」というと美容院をイメージするようです。地域によっても、使われている言葉が異なるため、話す相手によって言いかえが必要かもしれません。

実は「spa」という表現がよく使われる

「Spa」というと温泉のイメージがあるかもしれませんね。ですが、マッサージをするようなエステは、「spa」という言葉で表すことが多いです。
特にアメリカでは、「spa」がよく使われるようですね。

そう考えてよく見てみると、日本でも「スパ」と名前に入っているエステサロンがありますし、海外旅行先でのエステは「spa」という名前であることが多いでしょう。

アメリカ英語で、美容マッサージが含まれるような施設なら「spa」と言い表しましょう。

エステに関する英語表現

エステに関する英語表現

エステはイギリスなら「beauty salon」、アメリカなら「spa」と言えば大体伝わります。ですが、「エステ」という日本語とぴったり同じかというと、そうとも言い切れません。
ですから、もう少し詳細な表現を覚えておくとスムーズにエステの話ができるでしょう。ここからは、エステに関する英語表現をご紹介していきます。

フェイシャルエステ

フェイシャルエステは、英語で「facial treatment」と言います。
フェイシャルエステ店なら「facial salon」もしくは「facial treatment salon」で通じるでしょう。

フェイシャルエステにはさらに様々な種類があります。下記に代表的なメニューをリスト化しました。日本語でもカタカナ語で使われているものもありますね。

  • 美白=whitening
  • しわ取り=face-lift
  • 毛穴ケア=pore care/pore treatment
  • シミ取り=facial blemish removal

脱毛

脱毛サロンも、エステの仲間ですよね。脱毛サロンなら行ったことがあるという人も多いでしょう。
レーザーや光を使った脱毛なら「hair removal」や「epilation」、ワックス脱毛なら「waxing」と言います。

ただし、英語圏では日本ほど脱毛がメジャーな存在ではありません。そのため、「脱毛サロン」という言葉はなく、脱毛をするサロンも「beauty salon」と呼ばれます。

脱毛の話をする機会があるなら、いくつか脱毛に関する言葉も覚えておきましょう。

  • 永久脱毛=permanent hair removal
  • レーザー脱毛=laser hair removal
  • ブラジリアンワックス=Brazilian wax
  • 除毛=hair depilation

 痩身エステ

痩せるための痩身エステも人気のメニュー。こちらは「slimming treatment」もしくは「slimming spa treatment」と言い表します。
「スリムにするトリートメント」といった語感ですから、覚えやすいですね。

ちなみに「セルライト」は英語からきた言葉なのでそのまま「cellulite」と言います。ですから、セルライト除去なら「cellulite removal」です。

マッサージ関連

エステのマッサージにはさまざまな種類があります。こちらはリストでみていきましょう。

  • フェイスマッサージ=facial massage
  • ハンドマッサージ=hand massage
  • アロママッサージ=aromatic oil massage
  • リンパマッサージ=lymphatic massage
  • 頭皮マッサージ=head massage
  • リフレクソロジー=reflexology
  • タイ古式マッサージ=Thai massage

マッサージは本当にたくさんの種類がありますが、このくらい知っていれば、とりあえずはお好みのメニューがあるでしょうか。どれも日本語よりも若干シンプルな表現ですね。

エステティシャン

最後に「エステティシャン」を英語でなんと言うかもご紹介します。

和英辞典を引くと「esthetician」という言葉が出てきますが、実はこの表現はあまり一般的ではありません。むしろ通じないことの方が多いでしょう。

「エステティシャン」もさまざまな言い方がありますが、「beauty therapist」と言い表せば大抵の場合は通じます。特にエステティシャンが職業だという人は、この表現を覚えておくことをおすすめします。

エステに関する表現を覚えて海外でもエステに行ってみよう!

英語で「エステ」を表現したり、自分がやりたいエステのメニューが言えるようになっていれば、海外でもエステに行けるようになるはず。
エステに関する表現は地域差もありますが、今回ご紹介した表現を覚えておけば、きちんと伝わります。

ちなみにカナダはアメリカ英語、オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドなどはイギリス英語寄りですから、話す相手によって表現を言い換えてみれば、より伝わりやすくなるでしょう。