この「ことわざ」、「英語」で何と言う?シリーズの「数字」のつく「ことわざ」を英語に第3弾です。

今回訳すのは「6~10のつく数字」の「ことわざ」です。

「10」という数字は、人間の手足の指の数であり、子供のうちは指折り数えて10までを数えることで数字を学んでいましたよね。また、慣用表現で「10」は「全部」「多い」ことを意味する言葉として用いられる数字です。

そんな「数字」のつく「ことわざ」を今回も4つ選んで英語に訳しました。

1.六日の菖蒲(あやめ)

「六日の菖蒲」は、時期を失い、役に立たないことを意味する「ことわざ」です。菖蒲は5月5日の子供の日に飾られる花ですが、5月6日に咲いても間に合わない=意味がないことに例えられています。

英語では
「A day after the fair.」
と訳すことができます。

ここでの” fair”は名詞で、「博覧会、展示会、バザー」などの意味を持ちます。

直訳すると「お祭りの翌日」という意味です。

2.親の光は七光り

「親の光は七光り」は、親の威光で子供が恩恵を受けることを意味する「ことわざ」です。日常会話では単に「七光り」といい、皮肉の意味でつかわれます。

英語では
「One’s parents’ coattails.」
と訳すことができます。

”coattails”は「コードの裾」を意味します。

3.一を聞いて十を知る

「一を聞いて十を知る」は、物事の始まりを聞いただけで、終わりまで理解することを意味する「ことわざ」です。転じて利口で応用がきくことも意味します。

英語では
「A word to a wise man is enough.」
と訳すことができます。

”wise”は「賢い、賢明な」という意味で、直訳すると「賢者には一言で足りる」という意味です。

4.十人十色

「十人十色」は、人はひとりひとり姿形が違うように、考え方も人それぞれであることを意味する「ことわざ」です。また、他人に自分の考え方を押し付けず尊重しなければならなないという意味でもあります。

英語では
「So many men, so many minds.」
と訳すことができます。

直訳すると「たくさんの人間がたくさんの考え方を持っている。」となります。

ほかにも”Different strokes for different folks.”で「やり方は人それぞれ」という言い方もします。

まとめ

今回も「数字」のつく言葉にまつわる「ことわざ」をまとめてみました。

「1~3がつく数字」の「ことわざ」は、『【一か八か】「数字」のつく「ことわざ」を英語に3選』記事に、「4~6がつく数字」の「ことわざ」は、『【三つ子の魂百まで】「数字」のつく「ことわざ」を英語に!3選』に掲載していますので合わせてチェックしてみてくださいね!

今後も様々な「ことわざ」や「名言」を翻訳していきますので、お楽しみに!