皆さんは英語で「馬鹿(バカ)」を表現できますか?

日本語ではパッと思い浮かぶ言葉でも、英語にするとなると少し難しく感じてしまいますよね。

でも、安心してください。

こちらの記事では「馬鹿」の英語表現はもちろん、スラング表現やそれに沿った例文を紹介していきます。

「馬鹿」の英語表現に関しては、こちらの記事をご覧ください。

「馬鹿」は英語で何て言う?

「馬鹿」は結論から言うと、英語で”stupid”と表現します。

他にも”idiot”や”dumb”と表現できますが、中にはスラングとしてしっかりと使いわける必要がある表現もあります。

と言うことで、まずは「馬鹿」を”stupid”と訳す使い方から、類似表現も紹介していきましょう。

「馬鹿」は英語で”stupid”と表現する

まずは、「馬鹿」を”stupid”と訳していきましょう。

色々な「馬鹿」の言い方がある中で、この”stupid”という表現は「相手を馬鹿にしているニュアンス」が非常に強い「馬鹿」の英語表現です。

発音は「スチューピッド」となり、品詞は「名詞」か「形容詞」となります。

複数形にする際は”stupids”とすれば良いので、特段難しい変型はしません。

“stupid”の類語は”foolish”

同じ「馬鹿」でかつ、類義語の”foolish”でも、少しだけ使われるニュアンスが異なります。

具体的には、”stupid”は「相手を馬鹿にする様な馬鹿」であったのに対し、”foolish”は「相手の行動」に対して「馬鹿」と伝える際に使える表現です。

  • You are so stupid.(馬鹿にする感じで「お前は馬鹿だな」)
  • You are so foolish.(行動に対して「お前は馬鹿(愚か)だな」)

「馬鹿」- “idiot”は「人」にしか使えない

“idiot”も、”stupid”や”foolish”と同じ様に「馬鹿」を表す英語表現ですが、使える対象が限定的かそうでないかの違いが存在します。

具体的には、”stupid”は「モノ」にも使えるのに対し、”idiot”は「人」にしか使うことができません。

  • This stupid phone does not work at all. (このクソスマホ全く動かない)
  • This idiot phone does not work at all.(人にしか使えないので文章が成り立たない)

この様に”stupid”を形容詞(バカな)として使う場合、上記例の様に使用できる場合とそうでない場合が存在します。

Bさん
外国人にはかろうじて伝わるかもしれませんが、テストではしっかりバツになるので注意!

“dumb”はスラング表現で「馬鹿」を表す

ここまで紹介してきた色々な「馬鹿」と異なり、”dumb”は子供っぽいスラング表現の「馬鹿」と理解しましょう。

この単語は時代とともに使われ方が変化し続けている英単語であり、最近では”dumb”で「ダサい」を意味することもあるくらいまで派生しています。

つまり、意味としては「馬鹿」を表すことがあった時代もある英単語であるに過ぎず、現在リアルタイムで「馬鹿」を意味する英単語であるとは言えません。

Aさん
日本語を喋る人口と比べて、英語を喋る人口は圧倒的です。

そんなこともあり、流行語の移り変わりは日本語と比較にならないほど早い為、常にキャッチアップが必要となります・・・。

「馬鹿」の関連表現

「馬鹿」の関連表現

次は「馬鹿」の関連表現を3つ紹介していきます。

  • “simp” – 「アホ」
  • “moron” – 「馬鹿者」
  • “clumsy”-「ドジ」

どの表現もすぐに使える「馬鹿」の関連表現となるので、ぜひ一緒に勉強してきましょう。

「アホ」- “simp”

「アホ」を英語で表現する場合、”simp”と言うのが適切です。

実はこの表現は”simpleton”の略称表現であり、最初のアルファベット4文字を切り取って”simp”としています。

“simpleton”の品詞は「名詞」となり、複数形も”simpletons”と存在するので一緒に覚えておきましょう。

  • Are you a simp ? (お前アホか?)

使い方は非常にシンプルですが、見ての通り攻撃力の高い言葉なので、使う相手やシチュエーションには気をつけましょう。

「馬鹿者」-  “moron”

「馬鹿者」を英語で表現する場合、”moron”と言うのが適切です。

“moron”の品詞は「名詞」となり、複数形はシンプルに”morons”となります。

筆者が外国人に煽られた際は、下記使用例の様な言い方をされました。

  • You are fucking moron.(お前は馬鹿者)

英語圏の国の中には、日本で言う大阪風な弄り合いの文化が存在するので、この様に言われてもあまり気に留めない様にしましょう。

「ドジ」- “clumsy”

「ドジ」の英語表現は、”clumsy”となります。

“clumsy”の品詞は「形容詞」となることから、比較級の”clumsier”や最上級の”clumsiest”が存在するので覚えておきましょう

  • You are a clumsy guy.(お前はドジだ)

形容詞なので名詞とセットで使われることが多く、上記の様に「人」を表す”guy”と組み合わせると「ドジな人」という意味になります。

「馬鹿」を使った例文紹介

「馬鹿」を使った例文紹介

ここまで学んできた「馬鹿」の英語表現を、例文と共に復習していきましょう。

ここで紹介する例文は全てそのまま使える便利な表現となる為、ぜひ参考にしてください。

馬鹿な真似は辞めて降伏しろ。

  • Stop being a stupid man and surrender.

こちらは、「馬鹿な(stupid)」を使った例文の紹介です。

「〜な真似を辞めろ」は命令文となるので、主語なしで動詞の”stop”から文章を始めていきます。

“being 〜”で(〜になる)を表すことができるので、”stop + ing”を組み合わせて”stop being a stupid man”と表現しています。

最後に使っている英単語”surrender”は、「降参する」という意味を持つ動詞表現であり、この文章では「降伏しろ」と訳されているのです。

馬鹿な奴と一緒にいると楽しい

  • I enjoy being around dumb people.

こちらは「馬鹿」のスラング表現”dumb”を使った例文の紹介です。

「〜と一緒にいると楽しい」は、セット表現”enjoy being around”と表現できるので、覚えておきましょう。

また、”dumb”は形容詞で「馬鹿な」を表しており、”people(人々)”を修飾することで”dumb people”と表現しています。

まとめ

こちらの記事では「馬鹿」に関する英語表現や、その関連表現・例文を紹介してきました。

最後にこの記事で学んだ英語表現をおさらいしていきましょう。

  • “stupid”:人・やモノに対する「馬鹿」
  • “foolish:行動に対する「馬鹿」
  • “idiot:人に限定された「馬鹿」
  • “dumb:スラング表現の「馬鹿」
  • “simp”:simpletonの略で「アホ」
  • “moron”:「馬鹿者」
  • “clumsy”:「ドジな」

どれも非常に便利な表現なので、ぜひ何度も読み返しながら復習もしていきましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。