怪獣になって、子どもを追いかけながら「ガオ~!」なんて言うことがあります。子ども達は喜び、キャッキャ言って逃げ回るでしょう。こんなときのガオ~ですが、英語にするとどのような表現になるのでしょうか?
この記事では、オノマトペ「ガオー」の英語”Roar”について解説します。ライオンや虎といった動物の吠える声を表す”Roar”、そしてイギリスの子ども向け絵本”The Roar”も紹介しましょう。
オノマトペ「ガオー」の意味と由来

そもそも「ガオー」とはどのようなオノマトペなのでしょうか?その意味と由来から紹介します。
オノマトペ「ガオー」とは?
「ガオー」とは、おもに大きな獣が吠える声を真似した擬音語です。例えば、ライオン、トラなどの肉食獣が代表的です。
その由来ですが、実は本記事で紹介する英語”Roar”が語源となってると考えられています。Rで始まりRで終わる言葉として”Roar”の長母音と巻き舌音が日本語で表現しづらかったため、濁音を使った「ガオー」になりました。
怪獣系漫画や少年向けのアニメで使用され、また幼児言語として子ども達が使う、また子どもに使用する言葉として定着してきました。
Roarの意味とは?
さて、ここからは”Roar”という単語について紹介をします。”Roar”は様々な意味を持っていますので、それらをみていきましょう。
”Roar”の意味を紹介
”Roar”は、以下の意味を持っています。動詞と名詞に分けて紹介します。
【動詞】
大声で叫ぶ・泣きわめく・怒鳴る
大笑いする
うなる・ほえる
やかましい音を立てる
ごう音を立てて進む
【名詞】
怒声・怒号・わめき声・叫び声・泣き声
大きな笑い声・笑いの渦
ほえ声・うなり声
ごう音・とどろき
Cambridge Dictionaryでも意味を調べてみましょう。例文も合わせてみていきます。
“to make a long, loud, deep sound”
訳)長く、大きく、深い音を出すこと。例文
We could hear the lions roaring at the other end of the zoo.
訳)動物園の反対側で、ライオンの吠える声が聞こえました。
“If a vehicle or aircraft roars somewhere, it moves there very quickly making a lot of noise”
訳)もし車両や航空機がどこかでごう音を立てれば、大きな騒音を発しながら非常に速くそこで移動する。例文
She looked up as a plane roared overhead.
訳)飛行機がごう音を立てて頭上を飛んでいくのを見て、彼女は顔を上げました。
“to shout loudly”
訳)大声で叫ぶこと。例文
She roared with laughter.
訳)彼女は大声で笑いました。
参考:Cambridge Dictionary ”roar”
オノマトペ「ガオー」の英語Roar
”roar”は、英語でもオノマトペに当たる擬音語です。
ここでは、オノマトペとしての”roar”について紹介しましょう。
”Roar”で「ガオー」
”Roar”のカタカナ語の発音はイギリス英語でロー、アメリカ英語でロァのような違いがあります。
筆者の住むイギリスではダイナソー(恐竜)といえば、子ども達に大人気です。ロンドンの自然史博物館(Natural History Museum)にはthe Dinosaurs galleryがあります。ダイナソーが登場する絵本も多くあり、ページには”Roar~!”と書かれていることがあります。ダイナソーが吠えている様子を擬音語で表しているのですね。この”Roar~!”が日本語では「ガオ~!」に当たります。
「ガオー」の英語Roarを使ってみよう
さっそく、「ガオ~!」に当たる英語のオノマトペ”Roar~!”の例文をみていきましょう。
”Roar”の使い方
訳)ガオ~!
訳)ガオ~!!熊はご機嫌ではありませんでした。
訳)ガオオオ~!!!恐竜が叫んだ。
強く吠えている様子を表現する際には”ROAR!!!”のように、すべてを大文字で表記することもあります。
Roarで「笑いの渦」を表現

本記事の「ガオー」とはズレますが、ここでは「笑いの渦」を”Roar”を使用してどのように表現するのかを簡単に紹介しましょう。
Roarで「笑いの渦」
笑いの渦とは、多くの人が一斉に笑って、その場全体が笑いに包まれる状態を指します。この状態を”Roar”で表すことができます。大声で笑うことから、吠える・大声で叫ぶという意味を持つ”Roar”という単語にリンクします。
訳)クラス全体が笑いの渦に包まれました。
訳)彼女がくだらない冗談を言って、私たち全員、笑いの渦に包まれたんです。
吠えるという意味との違いを明確にするために、例文のように”roar with laughter”のパターンにします。laughterには「笑い・笑うこと」といった意味があるためです。
イギリスの絵本”The Roar”
次に、”The Roar”というタイトルのイギリスの絵本を紹介しましょう。Eoin McLaughlin(著)、Polly Dunbar(絵)です。
”The Roar”はイギリスの子ども向け絵本
2022年7月7日出版の”The Roar”のあらすじは、遊びたいことがたくさんあるのに、うまくいかないこともあって、穴にハマったりと機嫌が悪い亀、そんな亀の友達ハリネズミが一緒に笑顔になろうとするというものです。
子どもがうまくいかないとき、機嫌が悪いときにどう感じて、どのように対処できるかを優しく描く絵本です。対象は幼児~小学校低学年向けになります。
参考:children’s book ireland “The Roar”
「ガルル~!」の英語
最後に、もうひとつの吠え声オノマトペ「ガルル」を紹介しましょう。ガオーに比べて「ガルル」はどこが違う点なのかもみていきましょう。
動物の大きさが違う「ガルル」と「ガオー」
ガオーが大きな動物に使われる一方、「ガルル」はもう少し小さめ~中くらいの大きさが対象という違いがあります。したがって、「ガルル」は”Roar”よりも威力が弱めになります。
Grrrで「ガルル」
「ガルル」を英語にしてみましょう。それが”Grrr”であり、皆さんもアニメなどで見たことがあるかもしれません。”r”の数はうなり声の長さに応じて変えていきます。またガルルというときには”Growl”という表現もあります。
まとめ
本記事では、オノマトペ「ガオー」に当たる英語表現”Roar”の意味や使い方を例文とともに解説しました。子ども達が好きな恐竜やライオンといった大きな動物の吠え声に使用します。
また、”Roar”には他の意味もあり、記事では笑いの渦を紹介しました。お子さまのいる家庭ではイギリスの子ども向け絵本”The Roar”をみてみるのもおすすめです。

