社会人になってから
「TOEICを受けたほうがいいのかな?」
「仕事が忙しくて勉強の時間がとれない…」
と悩む人はとても多いです。
実際、英語力の証明としてTOEICは多くの企業で活用されており、転職・昇進・部署異動などの場面で点数を求められるケースも増えています。
この記事では、
- 社会人のTOEIC平均点
- 目標点・必要スコアの目安
- 効率的な勉強法
- 無理なく続けられるスケジュール
などをわかりやすくまとめました。
初心者でも今日から実践できる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
社会人のTOEIC平均点と評価されるスコアの目安

TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2023(2022年度の受験者数と平均スコア)によれば、社会人のTOEIC L&Rの平均点は次のとおりです。
| 区分 | 平均点 |
|---|---|
| 社会人 | 638点 |
| 大学生 | 581点 |
| 全体 | 608点 |
社会人は、学生より少し高めの傾向にあります。
平均点と比較するときのポイント
以下は平均点と比較するときのポイントです。
- 平均点+20〜50点:社会人としての基礎英語力はOK
- 平均点+100点以上:英語がやや得意な層に入る
- 平均点+150点以上:英語が強い人材として評価されやすい
企業に評価されるスコアライン
以下は、一般的に企業に評価されるスコアラインです。
- 600点:書類選考で有利。基礎英語力があると判断される
- 700点:英語を使う部署で求められやすい
- 800点:外資系や海外営業などで高く評価される
社会人の場合、まずは600〜700点を目標にすると現実的で評価もされやすいでしょう。
社会人が目指すべきTOEICの目標点・必要点とは?

初心者は、まず「600点」を目指すのが最もオススメです。
初心者が600点を目指すと良い理由
初心者に600点をオススメする理由は次のとおりです。
- 出題の約半分を取れば良い
- 単語・文法の基礎で伸ばせる
- 勉強の成果が見えやすい
- 仕事との両立でも達成しやすい
転職や昇進で求められる「必要点」
しかしながら、必要点は業界によっても異なります。
以下は、その目安です。
| 業界 | 必要スコアの目安 |
|---|---|
| IT・メーカー | 600〜700点 |
| 商社・海外営業 | 700〜800点 |
| 外資系 | 750点以上 |
また、企業によってはTOEIC L&Rだけでなく、TOEIC S&W(Speaking & Writing)を求めることもあります。
仕事で必要になる場合は、所属する会社・転職先の要件も必ず確認しましょう。
自分に合った目標点の決め方
目標点は、自分に合った基準で決めるのが1番です。
以下は基準の一例なので、参考にしてください。
- 転職したいなら「企業が求める点数」を基準にする
- 今すぐ英語を使わないなら「平均点+50点」を目指す
- 初心者は600 → 700 → 800と段階的に引き上げる
点数は一気に上げようとすると挫折しやすいため、3か月・6か月など短い目標を区切ると続けやすいです!
忙しい社会人でもできるTOEIC勉強法

社会人のTOEIC学習に必要なのは「効率」です。
なぜなら、多くの場合、社会人が勉強できる時間は限られているから。
長時間の勉強より、短時間の積み重ねでスコアを向上させましょう。
効率を上げるポイント
効率を上げるポイントを、いくつか紹介します。
- 1日30分でもいいので毎日続ける
- 通勤や休憩時間を活用する
- 音声学習を使う(リスニング対策に効果的)
リスニング勉強法
リスニングの効率的な勉強法は以下のとおりです。
- 通勤中に公式問題集の音声を聞く
- Part1・Part2から取り組む(初心者向け)
- 聞き取れないところはスクリプトで確認する
リーディング勉強法
また、リーディングの効率的な勉強法は以下のとおりです。
- 英単語帳を毎日10分
- 中学レベルの文法を復習
- Part5(短文穴埋め)から始めると伸びやすい
初心者が最初に買うべき教材
初心者が最初に買うべきTOEIC教材も、いくつか紹介します。
- 公式問題集:
必須。最新のものが望ましい。 - 単語帳:
語彙力を上げるための基本です。毎日読んで暗記しましょう。 - 中高英文法の復習本:
リーディングの得点アップには欠かせません。
まずはこの3つに集中すると良いでしょう。
あまり買いすぎずに、一つ一つの教材を、繰り返し使うことをオススメします。
勉強を続けるためのコツ
TOEIC学習継続のコツは以下のとおりです。
勉強時間を「朝」に固定する
朝は仕事や家事の影響を受けにくい時間帯です。
疲れが少なく集中しやすいため、短時間でも効率が上がります。
毎日同じ時間に学習することで、習慣化しやすくなるのが最大のメリットです。
毎週日曜に1回だけ模試を解く
日曜日に模試を解くと1週間の学習の総まとめができます。
進み具合や弱点を把握しやすく、次の1週間の計画にも活かせます。
「週1回の習慣」と決めることで、TOEIC学習のリズムが作りやすくなります。
できた日にはカレンダーにチェックをつける
視覚的に進捗が見えることでモチベーションが保てます。
チェックが続くと自分の努力が目で見える形になるので、続ける意欲が高まります。
小さな成功体験が積み重なり、習慣化につながる効果も!
社会人向けTOEICスケジュールの立て方

忙しい社会人は、無理のないスケジュールを作ることが成功のポイントです。
ここでは、勉強時間の目安や、モデルスケジュールなどを紹介します。
1日の勉強時間の目安
まず、勉強時間の目安を紹介します。
平日:30〜45分
短時間でもよいので、毎日続けることが重要です。
特に平日は「量より習慣」を意識すると挫折しにくくなります。
休日:60〜90分
まとまった時間を確保しやすいので、模試や復習に使うと効果が大きいです。
平日にできなかった部分を補う日として活用しましょう。
スキマ時間:5〜10分×数回
通勤や待ち時間など、小さな時間の積み重ねが大きな成果につながります。
リスニングや単語学習と相性が良い時間帯です。
3ヶ月で600点を目指すモデルスケジュール
以下は、初心者の社会人が「3ヶ月で600点」を目指す場合のモデルスケジュールです。
無理なく続けられるように、1日の学習量は少なめに設定しています。
| 期間 | 学習内容 |
|---|---|
| 1ヶ月目 | 単語・文法の基礎固め。Part5を中心に学習。 |
| 2ヶ月目 | リスニング強化。Part1〜2のシャドーイング。 |
| 3ヶ月目 | 公式問題集を反復。模試を毎週実施。 |
※元の英語力によっても学習量は変わります。
平日と休日の使い方
社会人は、平日と休日でかけられる時間が大きく異なりますよね。
平日と休日で勉強の仕方を変えることで、より学習効率が上がります。
平日:短時間でOK。単語・音声学習を中心
疲れている日はハードルを上げすぎず、負担の少ない学習を選ぶのがコツです。
継続を最優先にしましょう。
休日:模試や復習でまとめて学習
集中して取り組める環境が作りやすいため、苦手分野の克服にも向いています。
週に1度の「まとめ学習」として位置づけると良いです。
忙しい週:1日10分だけでも続ける
完璧を求めず、「ゼロの日」を作らないことが大切です。
10分でも積み上げれば、学習リズムが崩れにくくなります。
今日からできる小さな習慣
最後に、学習継続のためにできる工夫を紹介します。
スマホに英語アプリを入れる
思い立ったときにすぐ学習できる環境を作ることで、自然と勉強時間が増えます。
Kimini英会話の提供する「TOEIC® L&Rトレーニング」も、スキマ時間の5〜10分で取り組めるのでオススメ!
動画より音声を中心にする
音声なら移動中や家事中でも学習できるため、忙しい社会人でも取り組みやすいです。
机に座らなくてもできる勉強を増やす
ハードルを下げることで継続しやすくなります。
「ながら勉強」ができる環境を整えると、学習量が安定します。
まとめ
この記事では、社会人のTOEIC学習に必要なポイントをまとめました。
まとめポイント
- 社会人の平均は638点
- 初心者はまず600点を目指す
- 勉強法は「短時間+毎日」が基本
- スケジュールは3ヶ月単位で管理
- 継続しやすいスタイルを作ることが大切
TOEICは努力が点数に表れやすいテストです。
社会人でも、短時間の積み重ねで必ず伸びます。
小さく始めて、コツコツ続けていきましょう!
【参照サイト】
