海外で便利な移動方法の一つが、タクシーです。空港からホテルまで、ホテルから観光地のように利用することがあります。ところで、外国で知っておきたいタクシーアプリをご存知ですか?

この記事では、海外での移動に押さえておきたい「タクシーアプリ」を紹介します。乗車の予約、ライドシェアのこと、イギリスのタクシー事情まで、便利な情報を幅広くお届けしましょう。

「タクシー配車アプリ」の英語表現

「タクシー配車アプリ」の英語表現

さっそく、タクシー配車アプリについてみていきます。まずは、このタイプのアプリを英語で何と表現するか紹介します。

タクシー配車アプリとは

スマホで手軽にタクシーを呼べる便利なツールが「タクシー配車アプリ」です。日本ではGO/Uber Taxi/DiDi/たくるなどが、いわゆる配車アプリです。

2009年、アメリカのサンフランシスコでUberCabが創業し、2010年ごろにスマホアプリが本格稼働しました。日本では2011年1月に、全国タクシー配車というアプリが登場しました。

使用方法ですが、まずアプリをスマホにダウンロードします。必要なときに乗車位置と目的地を入力し「呼ぶ」ボタンをクリックするだけで、タクシーがあなたのいる場所へ来るというものです。
支払いは、クレジットカードや電子マネーなどの事前登録をしておけば、降車時の支払いの手間さえ省けます。しかし、国によってアプリ自体が使えない、クレジットカードが使えない、ということもあるため、注意すべきでしょう。

多くの読者の皆さんも、タクシー配車アプリを日常的に利用されているかもしれませんね。

Taxi appで「タクシー配車アプリ」

いざ、海外でスマホからタクシーを呼びたいと思っても、準備をしていないとスムーズにいきません。
外国ではタクシー配車アプリを”Taxi app”と呼びます。他には、ride-hailing appとも言います。
Uberをはじめ、Lyft/Bolt/Didi/FreeNow/Grab/Careemなど、今では様々なTaxi appが海外で利用されています。

Aさん
Which Taxi app do you recommend using in the US?
訳)アメリカでおすすめのタクシーアプリはどれですか?
Bさん
I suggest Lyft.
訳)私はLyftをおすすめします。

Lyftはアメリカの大手配車サービスの一つです。タクシーだけでなく、自転車やスクーターも提供しています。

「乗車予約」に関する英語

では、タクシー乗車の予約をするときの英語フレーズをみていきます。ホテルのフロントで予約する、というシーンを想定した英会話で解説します。

タクシー乗車の予約をするときの英語フレーズ

まずは、乗車の予約にぜひ覚えたい単語を以下に紹介します。
タクシー taxi/cab
予約 book/make a reservation

それでは、イギリスのホテルでタクシー乗車の予約をしてみましょう。イギリスのホテルではフロントをレセプション(a hotel reception)と呼ぶのが一般的です。

Aさん
you: Hello. Could you please book a taxi for me?
訳)あなた:こんにちは。タクシーを予約していただけますか?
Bさん
receptionist: Of course. What time do you need it?
訳)受付け:もちろんです。何時にお乗りですか?
Aさん
you: 8:30 tomorrow morning, please.
訳)あなた:明朝の8時半でお願いします。
Bさん
receptionist: No problem. Where would you like to go?
訳)受付け:問題ございません。どこへ行きたいですか?
Aさん
you: To Heathrow Airport, Terminal 5.
訳)あなた:ヒースロー空港第5ターミナルです。
Bさん
receptionist: Ok, that’s all booked.
訳)受付け:分かりました。予約完了です。
Aさん
you: Thank you.
訳)あなた:ありがとうございます。

これらの会話はすればするほど、すぐに慣れていきます。
book(予約する)、何時に、どこまで、を言えるように練習しましょう。

「ライドシェア」の英語表現

ライドシェアとは、自動車の乗り合いサービスを指す言葉であるのと同時に、タクシー配車アプリを用いた有償の移動サービスのことでもあります。

ride-sharingで「乗り合いサービス」

一部のコミュニティまたは地域のアプリを使用し、同じ方向へ行く他の人を見つけて移動するのがride-sharingです。
イギリスでも主流ではないものの、長距離や通勤の相乗りを利用している人がいます。

Aさん
Ride-sharing refers to a system in which people who are travelling in the same direction share a car to reach their destination together.
訳)ライドシェアとは、同じ方向へ向かう人々が、目的地まで一緒に到着するために車を共有する仕組みを指します。

“Uber”に関する英語

タクシーアプリと言えば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが“Uber”でしょう。ここでは、特に“Uber”について紹介します。

“Uber”とは

スマホで簡単にタクシーを呼べるサービスが“Uber”。
UberのCEOはDara Khosrowshahi氏です。タクシー業界の概念を大きく変え、スマホ一つで目的地までの移動を手配できる利便性で、世界中に広がりました。
タクシーに限らず、食事の配達サービスであるUber Eatsも人気で、多くに利用されています。
“Uber”は一般車(UberX)、高級車(Uber Black)など車種を選ぶことができます。

Uber利用のメリットとしては、簡単で便利なことに加え、事前に料金が分かること、ドライバーと乗客を互いに評価するシステムがあることによるサービスの質と安全性が目にみえる形になっている点です。

“Uber”の公式ウェブサイトを紹介

“Uber”に関しては、以下が公式ウェブサイト(英語)
になります。

Uber

サイトをクリックすると、まず”Go anywhere with Uber”とあり、その下にタクシーに来てほしいロケーション、次に移動先ロケーションを入力するボックスがあります。これらを入力し、さらにその下にある”See prices”とクリックすれば料金が分かるようになっています。

なお、最初のページは空港まで行くときの予約をするための箇所もあり、いかに多くの人がUberで空港へ行くかが分かります。

Dara Khosrowshahi氏は安定した前職を捨て、まったく安定していなかったUberの仕事に就こうとするのか尋ねられたときの答えを挨拶のページで話しています。

My answer was simple: Uber is a once-in-a-generation company, and the opportunity ahead of it is enormous.
訳)私の答えはシンプルだ:Uberは世代に一度の企業であり、その前にあるチャンスは計り知れないということだ。

Uber Investor “A letter from Dara Khosrowshahi, Chief Executive Officer”

「配車サービス」の英語

「配車サービス」の英語

実際に海外でTaxi appを使い、乗車の予約をするようなシーンに備えましょう。そこで「配車サービス」の英語を紹介します。

「配車サービス」の英語

すでに、Taxi appで「タクシー配車アプリ」ということを述べました。他には、ride-hailing service/ride-booking serviceなどで配車サービスを表します。

Aさん
I always use a taxi app when I travel in Kyoto.
訳)京都を旅行するときには、いつも配車サービスアプリを使います。
Aさん
Payments for ride-hailing services are made automatically through the app, so there’s no need to carry cash.
訳)配車サービスの支払いはアプリで自動的に行なわれるので、現金を持ち歩く必要がありません。

イギリスのタクシー事情

最後に、イギリスのタクシー事情を紹介します。ロンドンなど、イギリスに行く場合のご参考にしてください。

ロンドン名物「ブラックキャブ」

ピカピカに磨かれた黒のタクシーが、ロンドン名物にもなっているブラックキャブ(Black Cab/London taxi)です。他の車とは一目で違いが分かる公認タクシー専用のデザインで、車高が高く、後部座席が広くなっています。

以下から、Black Cabの公式ウェブサイトをご覧になってみてください。

London Black Cab Transfers.com

Black Cabの運転手になるには、非常に厳格な条件と訓練が必須です。犯罪履歴がないこと、ロンドンの約25,000の道路を暗記すること、主要スポットの最短ルートを覚えるなどがあり、ライセンスを取るのに2〜4年かかる人が多くいます。世界でもっとも難しいタクシー運転手の資格の一つがBlack Cabであり、経験豊富なドライバーになると、60,000ポンドの年収(現在のレートで約1,200万円)を得ることも可能です。

イギリスでもタクシーアプリが主流

資格を得るのが難しいことに加え、Uberなどの私的配車の急増がBlack Cabのビジネスを縮小させています。Black Cabもアプリ経由で呼べるようにはなっているものの、タクシーアプリより料金が高めになっていることも物価の高いイギリスでは要因でしょう。

そこで、イギリスでよく利用されているのは、やはりUberです。そして、Uberより料金が高いものの信頼できる会社として利用されているAddison Leeがあります。

Addison Leeのウェブサイトは、以下をご覧ください。Addison Leeは、プライベートハイヤーとして高品質なサービスを提供しています。

Addison Lee

Uber vs Addison Lee

ここで、簡単にUberとAddison Leeを利用したときのタクシー料金の比較をします。利用区間は「バッキンガム宮殿〜ビッグ・ベン」にしてみましょう。

Uber 約5〜8ポンド
Addison Lee 約15~25ポンド

遅れることができない空港までの利用など、安心、安定感、確実性を求めるのであればAddison Leeがおすすめです。

なお、ロンドンに限っては中心部で環境税(エミッションコスト)が課せられます。このエリア範囲内を走行する車両は、排ガス規制に従わなければなりません。そのため、車種などによって、タクシー料金にこの料金が加算されることがあります。電気、ハイブリッド専用オプションを選ぶことで、この加算を避けられます。

まとめ

本記事では、海外旅行や外国での生活でも便利な「タクシーアプリ」について紹介しました。具体的なアプリ名や、英語表現などお役に立ったでしょうか?
イギリスでも駅や空港、ショッピングセンターなどにタクシー乗り場がありますが、タクシーアプリをダウンロードしておくとやはり便利でしょう。

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sachifre 日英リエゾン・通訳翻訳者 / UK-Japan Liaison & Translator
イギリス在住で日英間のリエゾンや通訳・翻訳業務に従事。日本文化とイギリス文化をつなぐ活動を行いながら、英語とコミュニケーションに関する実践的な情報を発信している。