「英語もやらせたい。でも、本当に今始めどきなのかな?」
これは、数年前の私の本音です。

現在、小5の長女と小1の次女。習い事はスマイルゼミと週1回のダンスのみ。
学童にも通っておらず、スケジュールには比較的ゆとりがありました。

それでも、英語を始めるときは迷いました。
長女がオンライン英会話を始めたのは小3の後半です。
学校の疲れで宿題だけでもぐずる日があり、「ここに英語を入れて負担にならない?」と何度も立ち止まりました。

一方、次女は年中からスタート。姉妹でもタイミングは違いました。
周りには週3回以上習い事をしているお友達もいる中で、「うちは少なすぎる?」「週1回で足りる?」と不安になることもありました。

今日は、そんな迷いの中で見つけた、わが家の”無理なく続く週2回英語”について、遠回りや失敗も含めてお話しします。

小2の壁─「余裕はある」のにうまくいかない

小2の壁─「余裕はある」のにうまくいかない

長女が小2の頃、時間的な余裕はあったものの、現実は違いました。

学校から帰ると、ランドセルを置いたままソファに倒れ込む。
「疲れた……」とつぶやき、宿題に取りかかるまでに30分以上かかることも。
音読カードを出すだけで不機嫌になり、「今日はやりたくない」と涙ぐむ日もありました。

英語について学んできたつもりでも、いざ自分の子どものこととなると、何が正解なのかわからなくなる。
「早く始めたほうがいい」という話も知っているし、音にたくさん触れることの大切さも理解している。
それでも、目の前のわが子を見ていると、知識よりも迷いのほうが大きくなりました。

同時に、私は気づきました。
時間の余裕と、心の余裕は同じではない。
机に向かえる時間があっても、新しいことを受け入れられる状態であるとは限らないのです。

結果として、長女は小3の後半まで本格的な英語学習をスタートしませんでした。
「出遅れるのでは?」という不安はありましたが、学校生活に慣れてから始めたことで、英語は無理なく続けられるものになったのだと思います。

姉妹でも違った始めどき

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次女は年中からオンライン英会話を始めました。
きっかけはシンプル。
姉のレッスンを横で見ていて、「わたしもやりたい!」と目を輝かせたことでした。

長女のときに「無理をさせたくない」と強く感じていた私は、次女には最初からハードルをつくらないと決めていました。
まず、「楽しめるかどうか」だけを見ました。

  • 25分、なんとなくでも座れているか。
  • 先生と笑顔でやりとりできているか。
  • 画面越しでも、声や動きで反応できているか。

アルファベットが書けるかどうかも、単語をいくつ知っているかも、正直どうでもいいと思っていました。

最初の頃は、「Apple!」と元気に言えればそれで十分。
途中で集中が切れて、お気に入りのポケモンのぬいぐるみを画面に映すこともありました。

英語は “きちんとできること”よりも、「やってみたい」と思えることのほうが、ずっと強い。

年齢が早ければ有利、という単純な話ではありません。
その子の性格や、その時期の心の余裕のほうが、ずっと大切なのだと実感しました。

同じ家庭でも、同じ母でも、姉妹でこんなに違う。
だからこそ、「〇歳からが正解」という答えはない。
あるのは、その子の”今”だけなのだと思います。

「やりすぎた」と感じたこと

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実は一度、私は欲張りました。
オンライン英会話に加えて、

  • スマイルゼミの英語オプション追加
  • 英単語アプリ
  • 英語版のゲーム
  • 発音・単語ポスターを壁に貼る

気づけば、家の中は “英語強化月間” のような状態になっていました。

どれも、良かれと思って始めたことです。
でも、子どもにとっては少し違いました。

今振り返ると、あの頃の私はかなり前のめりでした。
「将来のため」「今のうちに土台を」
そんな言葉を自分に言い聞かせながら、気づけば私一人がどんどん熱くなっていたのです。

英語を “楽しいもの” にしたかったはずなのに、いつの間にか “やらなきゃいけないもの” に変えてしまっていた。
子どものためのつもりが、本当は「遅れたくない」「ちゃんと伸ばしてあげたい」という、私自身の不安を埋めたかったのかもしれません。

ある日、長女がぽつりとつぶやきました。
「もう、英語ばっかじゃん」

その一言で、はっとしました。
私は、英語を “日常の一部”ではなく、いつの間にか “やるべきタスク”にしていた。
成果を急ぐあまり、長女の気持ちをちゃんと見られていませんでした。

それ以来、家庭学習は思いきって減らしました。
やることを増やすのではなく、”最低ラインを決める” という考え方に切り替えたのです。

たどり着いた「週2回でいい」という結論

現在のわが家のスタイルは、とてもシンプルです。
オンライン英会話を週2回。それだけ。
“最低ライン”を決めたことで、気持ちがぐっと楽になりました。

「今日はアプリもやらなきゃ」
「単語も復習しなきゃ」
そんな足し算の発想をやめたのです。

やることが明確だと、親も迷いません。
細かく管理しなくても回る。この安心感は想像以上に大きいものでした。

わが家のリアルなスケジュール

帰宅

休憩

オンライン英会話(25分)

宿題

終わったら自由時間(何してもOK)

週2回は、必ずこの流れをつくります。

ポイントは、だらだらしきる前に始めること。
おやつや読書で一息ついたら、そのままレッスンへ。
とはいえ、毎回スムーズとは限りません。
リビングに大の字になって動かない日もあれば、「今日は友達とゲームの約束があるから!」と自ら急ぐ日もある。

その姿を見ていて思うのです。
大事なのは、完璧に回すことではなく、メリハリがあること。
やる日はやる。その代わり、自由時間はしっかり確保する。
このバランスがあるから、週2回が無理なく続いています。

「本人に任せたら絶対やらない」と感じるご家庭もあるかもしれません。
でも、だからこそ一度、話してみてほしいのです。

「どうしたら続けられると思う?」
「何曜日ならできそう?」
忙しい毎日の中で、ほんの数分でもいい。
お互いの気持ちを言葉にするだけで、学習は “やらされるもの” から “自分ごと” に変わっていきます。

英語は「量」より「継続」

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これは、今ならはっきり言えます。
英語は回数の多さよりも、続くペースがとても大事です。

わが家が週2回に落ち着いたのには理由があります。
週に2回学ぶと、前回の内容を少し忘れかけた頃にもう一度出会います。
この思い出すプロセスが、記憶をぐっと強くするのです。

毎日だと流れていきやすい学習も、週2回だと「前にやったあれだ!」と脳が立ち止まります。
しかも、週2回なら心理的にも重すぎません。
「また英語か……」ではなく、「今日は英語の日だね」というリズムになります。

長女は最近、
「今日、外国語の授業でね」「レッスンで先生がね」と、自然に英語の話をします。
レッスンと学校の学びが少しずつつながり、”点” だった英語が “線” になり始めた感覚があります。

次女も、
「NO!(ノーーゥ!)」「OK!(オゥケーーイ!)」と、得意げに言い放つ。
そんな何気ない瞬間に、「ああ、ちゃんと根づいているな」と感じます。
テストの点数や単語の数よりも、日常に英語が自然に混ざることが、いちばんの成果かもしれません。

「もっとやれば伸びるのでは?」
そう思う気持ちもよく分かります。
でも、嫌いになってしまったら、そこで止まる。

無理なく続けて、気づけば力がついている、その積み重ねのほうがずっと強いのです。

周りと比べる必要はありません。
大切なのは、回数よりもやめないこと。続く方法を選ぶこと。それが、いちばん確かな近道だと私は感じています。

まとめ:迷っている保護者の方へ

「早いほうがいい?」
「まだ様子を見るべき?」
「足りないかも?」
その迷いは、ごく自然なものです。
私も何度も立ち止まりました。

でも今、はっきり言えるのは、完璧なタイミングはないけれど、続けられる形なら大丈夫ということです。
週2回の英語。それだけでも、子どもはしっかり育ちます。
無理に詰め込む必要はありません。
英語は競争ではなく、“その子のペースで、ことばを育てる時間”です。

忙しいご家庭でも、余裕のあるご家庭でも、大切なのは「無理のない形」で始めること。
わが家の遠回りが、どこかのご家庭の安心につながればうれしいです。