2020年から小学校での英語の授業が始まり、3、4年生は外国語活動として、5、6年生になると教科として成績がつくようになりました。
英語力を測るテスト「EF EPI英語能力指数」の結果によると、日本は極めてスコアが低く、92位で「低い能力レベル」に分類されました。
2024年まで年々順位を下げ続け、諸外国との差は開いていくばかりです。
そんな低い英語力の日本において、子どもへの早期英語教育は、非常に高い関心を集めています。
「早ければ早いほど良い」「英会話には絶対習わせたい」「塾にはいつから行くべき?」など、あふれる情報に振り回されて、疲れてしまった方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな英語教育に悩めるお父さん、お母さん方に向けて、英語が苦手でも大丈夫!子どもが英語を好きになれる勉強方法を8つお届けします!
①英語の歌や動画でリズムや音に親しむ
英語は、「勉強するぞ!」と意気込んで、長時間机に向かったところで上達はしません。
むしろ、勉強として難しく捉えることによって、苦手意識が芽生えやすくなってしまいます。
逆に、「英語って楽しいな」「面白いからもっとやりたいな」と思ってもらえたら、自然と力が伸びていくものです。
おすすめの英語歌
- Head, Shoulders, Knees and Toes
- Under the Spreading Chestnut Tree
- BINGO
どれも一度は聞いたことのある、とてもメジャーな3曲ではないでしょうか。
体を動かしたり手をたたいたり、親子でも兄弟姉妹でも一緒に楽しく遊べるのでおすすめですよ。
②英語の絵本や児童文学などの洋書を読み聞かせ
英語の音やリズムを楽しんでいるようであれば、同時に絵本の読み聞かせもすることを強くおすすめします!
未就学の小さなお子様なら、おやつの時間やお昼寝から起きたときなどご機嫌な時間帯に、小学生なら夜寝る前のちょっとした時間を絵本タイムとしてみるのも良いでしょう。
発音に自信がないという方は、CD付きの絵本や、YouTubeなどの朗読動画を利用してもいいかもしれません。
「パパもママも苦手だから、一緒に聞いてマネしてみよう?」と誘ってみるのもひとつのアイディアですよ。
親子で夢中になれる英語絵本
- はらぺこあおむし(原題:The Very Hungry Caterpillar)
- できるかな?あたまからつまさきまで(原題:From Head to Toe)
- 3びきのやぎのがらがらどん(原題: The Three Billy Goats Gruff)
「はらぺこあおむし」は、みなさんもご存知、エリックカールの有名な絵本ですね。
「3びきのやぎのがらがらどん」は、CD付きや日本語訳付きのものもあるので、英語が苦手な方も読みやすいでしょう。
個人的には「From Head to Toe」がおすすめです。
英語の歌「Head, Shoulders, Knees and Toes」に出てくる単語と被っているので、体を動かしながら遊びの一貫で読み聞かせを取り入れられますよ。
③英語のアニメや映画で
普段から動画を見るのが好きなら、親子で英語のアニメや映画を見るのも、英語に親しむきっかけとしてとても効果的です。
NHKのEテレが世の忙しいお父さん、お母さんの救世主になっているように、英語のアニメと映画も、英語学習の強力なサポーターになってくれます。
人気の英語アニメと映画
- おさるのジョージ(原題:Curious George)
- パウパトロール(原題:PAW Patrol)
- マイリトルポニー(原題:My Little Pony)
- SING(原題: Sing)
- アナと雪の女王(原題:Frozen)
- ハリーポッターと賢者の石(原題:Harry Potter and the Sorcerer’s Stone)
「おさるのジョージ」と「パウパトロール」は、日本でも定番となっている人気アニメですね。
特に、「おさるのジョージ」に登場する黄色い帽子のおじさんは、その寛容で温かい人間性が親として学ぶところも多く、とても勉強になります。
「ハリーポッターと賢者の石」は、日本語版も手に入れやすく、すでにストーリーを知っている子も多いので、英語に興味がでてきた小学生におすすめですよ。
④英語のアプリでゲーム感覚で学ぶ
コロナ禍をきっかけに、タブレット端末を使った学習やオンライン授業が一気に普及し、アプリを使って勉強する子も増えてきました。
スマートフォンやタブレットで英語の勉強ができるアプリは、とてもたくさんあります。
アプリでの勉強に抵抗感がある方、本当に勉強できるの?と疑問になった方は、まず1回試してみてください。
鮮やかで目を惹く映像となめらかな発音、テンポよく進むゲームのような感覚で楽しみながら英語に触れられますよ。
おもしろ楽しいが盛りだくさんの英語アプリ
- MOCOMOCO ENGLiSH
- トド英語
- うんこゼミ
- mikan
小学校で学習する英語を網羅できる「MOCOMOCO ENGLiSH」に、まさにゲーム感覚で英語力を養える「トド英語」と「うんこゼミ」。
そして、圧倒的な単語量をスピーディーに解答して語彙力を強化する「mikan」で、遊ぶように楽しく英語を習得していきましょう!
⑤英語を使った遊び
家庭でのリラックスタイムや雨の休日、お友達を招いてのパーティーなどに、次のような遊びを取り入れるのも立派な英語学習です。
子どもから大人まで楽しめる遊び
- Simon Says
- What Am I?
- AGO
「Simon Says」は、シンプルでわかりやすい言葉遊びです。
指示を出す者が、”Simon says touch your nose!”(サイモンが鼻を触ってと言ってる!)と言ったら、参加者は指示通りに鼻を触る、といったように遊びます。
「What Am I?」は、紙とペンがあればすぐに遊び始められます。
参加者同士が頭の上や背中など、それぞれ見えないところに単語を書いた紙を貼り、周りの人たちが出すヒントから自分の紙に書かれた単語を当てるゲームです。
「AGO」は、UNOのように遊べるQ&Aがついたカードゲームです。
難易度が3つのレベルに分かれており、単語が読めるようになってきた小学生や中学英語から学び直したい大人にもおすすめですよ。
大切なのは、子どもに「英語って楽しいな」「もっと英語を使いたいな」と感じてもらうこと。
家族や友達と英語で遊べるようになったら、こちらから「勉強しなさい!」と言わなくても、自ずと学ぶ土台ができあがっているといえるでしょう。
⑥英語を日常会話に取り入れる
英語の遊びをさらに発展させるなら、日常会話にもどんどん英語を取り入れていきましょう。
難しく考えず、簡単なフレーズからで良いので、日常会話の声かけに英語を使ってみてください。
はじめは子どもも戸惑うかもしれませんが、慣れてくれば英語が当たり前になっていきます。
個人的には、褒めるときと叱るときの第一声に、英語を使うのがおすすめです。
インパクトがあり、短くて覚えやすいので、今日からでもすぐに英語を取り入れて会話ができるでしょう。
褒めるときに使えるフレーズ
いいね!
すごい!
完璧だね!
やったね!
よく頑張ったね!
叱るときに使えるフレーズ
座って。
ケンカをやめて。
取り合いしないで。
それはやめて。
順番を守って!
⑦海外の食べ物や文化に触れる機会を増やす
海外の生活や文化などに触れられる機会を設けるのも、英語をより身近に感じてもらう最適の方法といえます。
海外からの観光客が多い場所へ行ってみたり、輸入食品が揃う大型スーパーを覗いてみたり、ホストファミリーに登録して留学生の受け入れをするのもいいですね。
英語が机や黒板に向かってする勉強ではなく、日常に当たり前に存在しているということを実感することが大切ですよ。
⑧外国人と話すキッカケを作るならKimini英会話がおすすめ!
英語を話す機会がとっても少ない日本では、自分から意識して行動しないと、なかなか英語に触れられないのが現実です。
歌も手遊びも、動画もゲームも試したけど、どれもピンとこなかった、やっぱり英語は難しい、そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
「英会話で生の英語に触れたい」
「英検やTOEICの試験対策もしたい」
Kiminiオンライン英会話は、場所を選ばず自分にあったタイミングでレッスンができるオンライン英会話です。
教育業界で70年以上の実績がある学研が運営しているので、教材と講師の質の高さは折り紙付き。
月額1,100円(税込1,210円)から、毎日6〜24時までレッスンが可能なうえ、レベル別、目的別に160を超える豊富なコース展開で、自分にぴったり合った学習ができます。
まとめ
勉強方法はいろいろありますが、まず英語を使ってみないことには何も始まりません。
英語に触れる、英語で話すはじめの一歩として、Kiminiオンライン英会話を試してみてはいかがでしょうか。