毎年統計として出されている子供の憧れの職業「子供が将来なりたい職業ランキング」。お子さんがいる家庭の方で楽しみしている方も多いのではないでしょうか?
憧れの職業ランキングは日本だけでなく各国で出されています。今日は、「子供が将来なりたい職業ランキング」について、日本とアメリカのランキングを比較してみました。
日本の男の子が憧れる職業は、スポーツ選手が多い!
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)が発表した2016年の「小学生の将来なりたい職業ランキング」によると、男の子は以下の通りになっています。
1位 サッカー選手・監督など football player
2位 野球選手・監督など baseball player
3位 医師 doctor
4位 ゲーム制作関係 game creator, programmer
5位 建築士 architect
6位 バスケットボール選手・コーチ basketball player
7位 教師 teacher
8位 警察官・警察関係 policeman
9位 水泳選手・コーチ swimming player
10位 テニス選手・コーチ tennis player
日本の男の子の憧れの職業は、10位中5つがプロスポーツ選手で占めています。他にも、教師や警察官などの堅実な職業を選んだり、医師や建築士など家族の為にもなる職業を選んだりする事が分かります。
日本の女の子は、ケアをする職業が人気
次に、日本の女の子のなりたい職業ランキングを見てみましょう。
1位 保育士 childcare worker
2位 医師 doctor
3位 パティシエ patissier, pastry chef
4位 看護師 nurse
5位 薬剤師 pharmaceutical, druggist
6位 獣医 veterinarian
7位 教師 teacher
8位 ファッション関係(デザイナーなど) fashion designer
9位 美容師 beautician, hairdresser
10位 幼稚園教諭 kindergarten teacher
一方の女の子は保育士や看護師、幼稚園の先生など小さい子供と触れ合う機会の多い職業や、医師や獣医、薬剤師と人をケアする職業が人気となっています。教師は男女ともに人気の職業ですね。
アメリカの子供たちの憧れの職業とは?
アメリカの子供たちの憧れの職業として、Webサイト「Fatherly.com」がアメリカの1歳から10歳の子供500人に聞いた結果がランキングとして紹介されています。
1位:プロのスポーツ選手 sports player
2位:医師 doctor
3位:分からない no idea
4位:教師 teacher
5位:獣医師 veterinarian
6位:消防士 fire-fighter
7位:科学者 scientist
8位:宇宙飛行士 astronaut
9位:エンジニア engineer, technologist
10位:警察官 policeman
総合でも1位なのが、日本と同じくプロのスポーツ選手ですね。医師や獣医も人気です。教師や消防士、警察官など人の役に立つ仕事も人気となっています。
男の子・女の子の人気は日本と類似する所も!
続いて、男女別のなりたい職業ランキングです。
男の子
1位:プロのスポーツ選手
2位:分からない
3位:消防士
4位:エンジニア
5位:宇宙飛行士
女の子
1位:医師
2位:教師
3位:分からない
4位:科学者
5位:シェフ / パン屋
日本の男の子とアメリカの男の子共通して人気なのがスポーツ選手です。特に活発な男の子には、プロのスポーツ選手は「カッコいい!」と感じる事が多いのでしょうね。
日本でも消防士は人気の職業となっていますが、アメリカでは消防士の救出活動の様子がメディアで頻繁に流される事もあり、日本よりもより身近なヒーローである事から、人気の職業となっています。
日本の女の子もアメリカの女の子も、医師や教師と言ったケアをする職業に、シェフやパティシエといったモノづくり系の職業も人気となっています。甘いお菓子や良い香りのするパンは、見た目も可愛い物も多く、女の子のクリエイター心をくすぐるアイテムでもあります。
日本とアメリカの子供を比べてみると、アメリカは「分からない」としている子供もとても多い事が分かりました。
これは、日本では「分からない」と回答すると、親や教師から「分からないじゃダメ!何でもよいから答えなさい!」と言われる事が多いからかもしれません。
なので、本当は日本のランキングでも、まだ将来何になりたいのか分からない、と考えている子供たちはずっと多いのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか? 日本とアメリカの憧れの職業を比較してみました。
子供たちが自分の夢を叶えて、将来活躍できる社会を作ってあげるのも、私たち大人に課せられた使命です。