「オンライン英会話を始めたのに、全然話そうとしない」
「先生に聞かれても黙ってしまう」
「英語は嫌いではなさそうなのに、なかなか声が出ない」
小学生の英語学習では、「話したがらない」という悩みにぶつかることがあります。
わが家の長女も次女も、最初から積極的に話せていたわけではありません。
現在小6の長女は、小3後半からオンライン英会話をスタート。
最初の頃は、「間違えたくない」という気持ちが強く、簡単な質問でも黙ってしまうことがありました。
年中から始めた現在小2の次女も、知らない表現が続くと急に話せなくなることがありました。
「もっと発話量を増やさないと」と焦ることもありましたが、続ける中で、「話せない」には理由があるのだと感じるようになりました。
この記事では、娘たちの経験をもとに、小学生が英語を話したがらなくなる原因と、家庭で意識していた最初の声かけについてお伝えします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 子どもが英語を話したがらない背景には、「間違えたくない」「自信がない」「インプット不足」などの理由が隠れていることが多い。
- 発話を促すためには、正解や結果を求めすぎず、安心して英語に触れられる環境づくりが大切である。
- 「話せた?」ではなく「どんなレッスンだった?」と声をかけるなど、子どもの気持ちに寄り添った関わり方が英語への自信につながる。
小学生が英語を話したがらなくなる原因

子どもが英語を話さなくなる背景には、いくつか共通点があるように思います。
実際に娘たちを見ていても、「英語が嫌い」というより、話しづらくなるきっかけが少しずつ積み重なっていた印象がありました。
特に、小学生の時期は気持ちの影響を受けやすく、「間違えたくない」「自信がない」と感じるだけで、急に声が出なくなることがあります。
ここでは、私が感じた話したがらなくなる3つの原因についてお伝えします。
完璧に言おうとしてしまう
小学生は、大人が思っている以上に「正解」を気にしています。
特に真面目な子ほど、「間違えた英語を言いたくない」という気持ちが強くなりやすい印象があります。
長女もまさにそのタイプで、単語はわかっていても、文で言えないから黙るということがよくありました。
オンライン英会話では、本来は完璧な文章より、「伝えようとすること」のほうが大切です。
けれど、子ども自身は「ちゃんと言わなきゃ」と考えてしまうことがあります。
このことに気づいてからは、「正しく言えたか」より、「自分で言おうとしたこと」を先に認めるようにしました。
すると少しずつ、「間違えても大丈夫かもしれない」と感じられるようになったのか、以前より言葉が出やすくなっていきました。
英語を勉強として捉えすぎている
英語学習が長くなるほど、正解を出すものとして考えやすくなることがあります。
もちろん、読み書きや文法は大切です。
その一方で、小学生のうちは、英語を使う楽しさが残っているかどうかもかなり重要だと感じています。
長女も、一時期は英検対策やワーク学習が中心になり、「覚える」「解く」が増えていたことがありました。
すると、英語を話す場面でも「これ合ってる?」を何度も確認するようになり、以前より言葉が出にくくなっていきました。
そこで意識したのが、勉強としての英語だけで終わらせないことでした。
たとえば、
「今日、聞き取れた言葉あった?」
「楽しそうな雰囲気だったね!」
など、正解を求めない会話を増やしていきました。
そうしたやり取りを続けるうちに、少しずつ表情がやわらぎ、英語を話す時の緊張感も減っていったように感じています。
話すためのインプットが足りていない
「話せるようになってほしい」と思うと、つい発話練習を増やしたくなります。
けれど実際には、聞いたことがある英語が少ないと、言葉はなかなか出てきません。
次女は年中からオンライン英会話を始めましたが、最初の頃は、レッスン以外でも英語の歌や簡単なフレーズをよく聞いていました。
すると、レッスン中にも、聞き覚えのある表現が自然と口から出てくることがありました。
一方で、知らない表現ばかりが続くと、急に黙ってしまうこともありました。
子どもは、「これ知ってる」と感じる英語には反応しやすい反面、「全部わからない」は大きな負担になりやすいように思います。
そのため、「話す練習」だけを増やすより、まずは「わかる英語」を増やすことが、結果的に発話につながりやすいと実感しています。
最初の声かけで意識したこと

英語を話さない様子を見ると、つい「もっと練習したほうがいいのかな」と考えてしまっていました。
ただ、その中で感じたのは、子どもが安心して話せるかどうかは、家庭での関わり方にも大きく影響するということです。
特に、レッスン前後の何気ない声かけひとつで、英語への向き合い方が変わることもありました。
ここでは、娘たちが少しずつ英語を口にしやすくなった中で、家庭で意識していた関わり方をお伝えします。
「話せた?」より「どんなレッスンだった?」
レッスン後は、「話せた?」ではなく、「どんなレッスンだった?」と聞くようにしていました。
「先生、今日はどんな感じだった?」
「今日、何がいちばん楽しかった?」
「聞き取れた言葉あった?」
そんなふうに会話を変えていくと、できた・できない以外の話も少しずつ増えていきました。
特に長女は、「ちゃんと答えなきゃ」という気持ちが強いタイプだったため、話せたかどうかを聞かれるだけでも緊張していたように思います。
一方で次女は、気分が乗るとよく話すものの、「わからない」と感じた瞬間に黙ってしまうことがありました。
そのため、まずは「話せたか」より、レッスンそのものを前向きに振り返れるような声かけを意識していました。
小学生のうちは、「安心して英語に触れられること」が、思っている以上に大切なのだと思っています。
「言えたね」と自然に受け止める
子どもが英語を話せた瞬間は、親としてもうれしく、つい大げさに褒めたくなることがあります。
もちろん、喜ぶこと自体は悪いことではありません。
ただ、反応が大きすぎると、子ども自身も「今の、そんなに特別だったんだ」と感じてしまうことがあります。
実際、褒められすぎることで、「次もちゃんと話さなきゃ」と緊張につながっていたように感じる場面もありました。
そのため、
「言えたね」
「伝わってたね」
くらいの、自然な反応を意識していました。
こちらが構えすぎないほうが、子どもも気軽に英語を口にしやすかったのではないかと感じています。
すぐに助けず、少し待ってみる
最初の頃は、沈黙が気になって、つい親の私が先回りしてしまうことがありました。
答えに迷っていると、日本語で助けたり、代わりに答えてしまったり。
けれど、それを続けるうちに、「自分で言おうとする前に助けてもらえる」状態になりやすいことに気づきました。
もちろん、フォローが必要な場面もあります。
ただ、少し待ってみると、意外と自分の言葉で答えられることもありました。
特にオンライン英会話では、子どものペースに合わせて待ってくれる先生も多く、「急がなくて大丈夫」という空気が安心感につながっていたように思います。
「自分で答えられる」「自分の英語が伝わる」と感じられる経験が少しずつ積み重なることで、以前より自然に言葉が出るようになっていきました。
長女は少しずつ自分から英語を口にするようになり、今では英検4級に向けた勉強にも取り組んでいます。
次女も、気分に波はありながら、以前より英語を真似して話す場面が増えてきました。
振り返ると、すぐに助けない時間の中で、自分で言えた経験を積み重ねていけたことが、娘たちの自信につながっていったように思います。
まとめ|話せない時期があっても大丈夫
娘たちの様子を見ていて実感したのは、話す力の前に、安心して声を出せる状態が必要だったということです。
特に小学生は、「安心して話せる」と感じられるかどうかで、英語への向き合い方が大きく変わるように思います。
そのため、最初から会話の完成度を求めすぎなくてもよかったのかもしれません。
単語だけの日があっても、聞いているだけの日があっても、少しずつ英語に慣れていく時間になっていました。
そう考えられるようになってからは、親の焦りも以前ほど大きくなくなりました。
英語を話したがらない時期があっても、それだけで「向いていない」と決めなくて大丈夫です。
小学生の英語学習は、すぐに結果が見えるものではありません。
だからこそ、「どれだけ話せたか」より、「英語に前向きでいられること」を大切にしていきたいと感じています。
