日本には四季があり、夏には外気温が35℃~40℃に達する日もありますよね。

気温が高すぎると、家から一歩も出たくない…という気持ちになりますが、通勤・通学などで外出しなければならない方も多いでしょう。

また、日本では30℃以上の日を「真夏日」、35℃以上の日を「猛暑日」といいます。

そんな真夏日や猛暑日に発症者が増えるのが「熱中症」ではないでしょうか。

しかし、「熱中症」を表す英語表現となるとパッと思い浮かばない方も多いでしょう。

そこで、今回は「熱中症」を英語で表現する方法を解説します。
海外で熱中症になってしまった際、きちんと症状を伝えられるよう、ぜひチェックしてみてくださいね。

熱中症を英語で表現すると?

熱中症を英語で表現すると?

熱中症を英語で表現すると、「heat stroke」となります。

heat は「暑さ」「熱さ」「熱」などの意味があり、stroke は「梗塞」「発作」「一撃」などの意味があります。

また、熱中症は日本だけで発症するものではありません。
国によって気候は異なりますが、海外でも発症する恐れのある病気です。

特に近年では地球温暖化の影響によって、各国の平均気温が上昇している傾向にあります。日本でも毎年のように「観測史上、最高気温が更新されました。」というニュースを耳にするでしょう。

実際に、直近では2020年8月17日の静岡県浜松市で記録が更新されており、最高気温は41.1℃を観測しています。
参考:気象庁:歴代全国ランキング

数十年前までは真夏といっても35℃前後が最高気温であったを感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、地球温暖化の影響によって着実に気温が上昇しており、熱中症患者を増加傾向にあるのです。

また、熱中症には段階があり、めまいやほてり、立ちくらみといった初期症状であれば、涼しい場所へ避難すると回復するケースがあります。
一方、症状が悪化すると緊急搬送になり、最悪の場合、死に至る危険性があります。

そのため、「熱中症」に関する英語表現を知っておくことは、海外で自分の身を守ることにも繋がるといえるでしょう。

Aさん
Today is very hot. I’m going to have a heat stroke.
訳)今日はとても暑いです。熱中症になりそうです。

be going to で「~するつもりだ」という意味になります。

「熱中症」の症状を伝える単語・フレーズ

熱中症になっているかもしれないと感じた際は、速やかに症状を伝える必要がありますよね。

ここでは、「熱中症の症状」を伝える単語やフレーズを紹介します。

「熱中症」の症状を伝える単語

熱中症 heat stroke
脱水症状 dehydration
めまい dizziness
頭痛 headache
fever
だるい lethargic
吐き気 nausea
腹痛 stomachache
食欲不振 no appetite

「熱中症」の症状を伝えるフレーズ

Aさん
I think I may be dehydrated.
訳)私は脱水症状になっているかもしれない。
Aさん
I feel so lethargic.
訳)とてもだるく感じる。
Aさん
My stomach is killing me.
訳)おなかがすごく痛い。
Aさん
I have no appetite today.
訳)今日は食欲がない。

「熱中症」対策に関連するフレーズ

「熱中症」対策に関連するフレーズ

熱中症はかかってしまった際に早い段階で休む、病院に行くことが重要ですが、そもそも熱中症にならないよう対策することも大切です。

たとえば、運動中、こまめに水分補給したり、炎天下での滞在時間を短くしたりして、熱中症対策をしている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、英語の「熱中症対策」に関するフレーズを紹介します。

日本語 英語
日陰に移動する move over to the shade
日陰で入る Let’s get some shade
水分補給 hydrate
水を飲みましょう Let’s drink water
救急車を呼ぶ Call an ambulance
休憩する take a break
Aさん
Make sure you drink a lot of water so you don’t get heat stroke.
訳)熱中症にならないように、たくさん水分をとってください。
Aさん
Today is very hot, so drink lots of water to avoid heat stroke.
訳)今日はとても暑いので、熱中症にならないようたくさん水分をとってください。
Aさん
Please be careful of heat stroke.
訳)熱中症に気を付けてください。
Aさん
Let’s be careful of heat stroke.
訳)熱中症に気をつけよう。

「暑い」に関連する表現を学習!

「暑い」に関連する表現を学習!

熱中症にはならなくても、「暑い」と感じる日がありますよね。

暑い日は、「今日は暑いね」というのが会話のきっかけになるケースもあります。

「暑い」というのを伝える非常にシンプルな表現に「It’s hot!」「It’s very hot!」というのがあります。

Aさん
It is hot every day. 
訳)毎日暑いです。
Aさん
It is hot today.
訳)今日は暑いです。
Aさん
It’s hot today, isn’t it? 
訳)今日は暑いですね。
Aさん
I am fed up since it is hot today too.
訳)今日も暑くて私はうんざりしています。

「fed up」でうんざりしている様子を表現できます。

海外と日本での熱中症

海外と日本での熱中症

日本の夏は気温と湿度の両方が高く「蒸し暑い」という表現がぴったりですよね。

単純に気温が高いだけでなく、湿度も高いためサウナに入っているような感覚になるのです。

また、一般財団法人日本気象庁協会が推進する、「熱中症ゼロへ」プロジェクトチームが、在留外国人男女200名を対象として「日本の暑さに関する調査」を実施データがあります。

「日本の暑さに関する調査」の調査結果によると、外国出身者の7割以上が日本で熱中症を経験したことがあると回答。
参考:熱中症ゼロへ 

外国籍の方は日本の夏の「蒸し暑さ」に関する知識がなかったり、そもそも熱中症が身近な存在ではなかったりするのが要因として考えられます。

反対に、日本人が海外に行く際も、現地の気候を正しく理解していなければ熱中症にかかるリスクがあります。

慣れない気候の中で過ごすのは、想像以上に身体に負担がかかっているものです。
日本で夏を過ごす際はもちろん、海外に行く際は現地の気候を調べておくことが重要だといえるでしょう。

また、「熱中症」に関するフレーズをいくつか知っておくと、海外で体調不良になった際に症状を伝えられるようになりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

熱中症を英語で表現すると、「heat stroke」となります。

また、海外で熱中症になっているかもしれないと感じた際は、速やかに症状を伝える必要がありますよね。

そこで、「heat stroke」だけでなく、「熱中症の症状」を伝える単語やフレーズを知っておくと安心でしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、「熱中症」に関するフレーズを覚えてみてくださいね。