「パンを1枚」「チョコレートを1枚」「ベーコンを2枚」「りんごを1個」・・・。日本語では、食べ物によって「個」「枚」「切れ」「本」「房」など、いろいろな単位を使い分けますよね。英語にも、食べ物を数えたり量を表したりするときに使う、さまざまな「単位」があります。果物やパン、お菓子、肉、乳製品などを中心に、日常会話やレシピでよく使われる食べ物の単位表現を20個紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 数えにくい食べ物は「単位+of」で表す:bread、milk、chocolateなどは、a loaf of breadのように形・容器・量を表す言葉を添えて数えます。
- 形・容器・量で単位を使い分ける:slice・wedge・strip(形)、bottle・can・jar(容器)、pinch・dash・handful(量)など、20の単位表現を例文付きで紹介しています。
- 日本語の「個」「枚」をそのまま置き換えない:チョコレート1枚はa bar、ベーコン1枚はa stripのように、英語ならではの単位で考えることがポイントです。
そもそも、なぜ「a ~ of」が必要なの?

英語では、apple や banana のように、そのまま数えられる名詞もあります。
たとえば、”an apple”(りんご1個)”two bananas”(バナナ2本)なら、特別な単位を入れなくても大丈夫です。一方、bread、milk、rice、chocolate などは、そのまま「1個、2個」と数えるのが難しい名詞です。
そこで、
a loaf of bread
a bottle of milk
a bar of chocolate
のように、「どんな形・容器・量なのか」を表す言葉+of+食べ物という形を使います。この感覚を身につけると、英語の食べ物表現がぐっと分かりやすくなります。
1. a loaf of ~:パン1斤
まず覚えておきたいのが a loaf of bread。「パン1斤」のように、パンをひとかたまりで表すときに使います。
I bought a loaf of bread this morning.
今朝、パンを1斤買いました。
ここで注意したいのが、a slice of bread との違いです。
- a loaf of bread → パン1斤
- a slice of bread → パン1枚
日本語でも「食パン1斤」と「食パン1枚」は違いますよね。英語でも同じように、まとまり全体と、その一部分で表現を使い分けます。食パンの「1斤」と「1枚」を loaf と slice で区別するのは、英語の食べ物の数え方の代表的な例です。
2. a bar of ~:チョコレート1枚

板状になったチョコレートには a bar of chocolate を使います。
I bought a bar of dark chocolate.
ダークチョコレートを1枚買いました。
日本語では「チョコレートを1枚」と言いますが、英語では bar を使うのがポイントです。
ちなみに、チョコレートを少し割って食べるなら、”a piece of chocolate”という言い方もできます。
a bar of chocolate → 板状のチョコレート全体
a piece of chocolate → そこから取った1個・ひとかけ
というイメージです。
3.a stick of ~:バター1本
アメリカのレシピなどでよく登場するのが a stick of butter。
Add one stick of butter.
バターを1本加えてください。
ここでの stick は「棒」という意味です。バターを棒状にしたものを1本、と考えると分かりやすいでしょう。
4.a wedge of ~:くし形に切った1切れ
果物などをくし形に切ったものには a wedge of ~ が使えます。
たとえば、
a wedge of watermelon
スイカのくし形の1切れ
a wedge of lemon
レモンのくし形の1切れ
などです。切ったものがくし形なら wedge と覚えておくと、表現の幅が広がります。
5.a chunk of ~:大きめのひとかたまり

a chunk of ~ は、食べ物などの「大きめのひとかたまり」を表します。
a chunk of cheese
チーズの大きなひとかたまり
a chunk of pineapple
パイナップルの大きめのひとかたまり
たとえば、
訳)ヨーグルトにパイナップルをいくつか入れました。
のように使えます。
slice が「薄く切った1切れ」というイメージなのに対し、chunk は「厚みのある、ゴロッとしたひとかたまり」というイメージです。
6.a cube of ~:立方体・さいころ状の1個
食べ物を四角い形にカットしたものには a cube of ~ が使えます。
a cube of ice
氷1個
a cube of sugar
角砂糖1個
「四角い形」がポイントなので、単に「1個」と言いたいときには使いません。
7.a scoop of ~:アイスクリーム1スクープ
アイスクリームを「1すくい」「1スクープ」と言うならこの表現が使えます。
Can I have a scoop of vanilla ice cream?
バニラアイスを1スクープください。
2スクープなら、”two scoops of ice cream”となります。
「アイスクリームを1個」と言いたくなって one ice cream としてしまうより、アイスクリームショップなどでは a scoop of ice cream と考えると自然です。実際に海外でアイスを注文するときにも使いやすい表現なので、丸ごと覚えておくと便利です。
8.a handful of ~:ひとつかみ
“a handful of ~ “は「手でひとつかみできるくらいの量」です。ナッツやドライフルーツなどに使いやすい表現です。
Add a handful of dried cranberries.
ドライクランベリーをひとつかみ加えてください。
「5粒」「10粒」のように正確な数ではなく、手でつかめるくらいという感覚です。
以前、海外でお菓子を作ったとき、レシピに “a handful of nuts” と書いてあり、「ひとつかみってどのくらい?」と悩んだことがあります。「だいたい手でひとつかみ」という感覚で大丈夫です。
9.a pinch of ~:ひとつまみ
塩や砂糖、スパイスなどを「ひとつまみ」と言うときは a pinch of ~。
Add a pinch of salt.
塩をひとつまみ加えてください。
レシピでは非常によく出てくる表現です。
pinch は「つまむ」という意味があるので、親指と人差し指などで少量をつまむイメージです。
10.a dash of ~:少量・ひと振り
a dash of ~ も、少量を表す表現です。
I like a dash of milk in my coffee.
私はコーヒーに少し牛乳を入れるのが好きです。
料理や飲み物に、調味料などを「サッと少量加える」という感覚で使えます。「ひとつまみ」の a pinch of とセットで覚えておくとよいでしょう。
11.a drop of ~:1滴
液体を「1滴」と言いたいときには a drop of ~。
a drop of lemon juice
レモン汁1滴
「少し」という意味でも、液体を「滴」という単位でイメージしている場合は drop が使えます。
12.a bottle of ~:1本
飲み物などをボトル単位で数えるときは “a bottle of ~”です。
a bottle of juice
ジュース1本
13.a can of ~:1缶

缶に入った食品や飲み物なら “a can of ~”。
I had a can of soda with lunch.
昼食と一緒にソーダを1缶飲みました。
can は「缶」という容器そのものを表すので、とてもイメージしやすい表現ですね。
14.a carton of ~:1パック・1箱
牛乳やジュースなど、紙製の容器に入ったものには a carton of ~ がよく使われます。
Can you get a carton of milk?
牛乳を1パック買ってきてくれる?
スーパーで買い物をするときにも便利な表現です。
15.a jar of ~:1瓶
ジャムやはちみつ、ピーナッツバターなど、瓶に入っている食品には a jar of ~。
We need a new jar of peanut butter.
新しいピーナッツバターを1瓶買わないと。
ここでも、数えているのは中身ではなく「容器」です。”jar”が「瓶・広口瓶」のイメージだと分かれば、覚えやすいでしょう。
16.a packet of ~:1袋・1パック
小分けされた食品や袋入りの食品には a packet of ~ が使えます。
I bought a packet of cookies for the trip.
旅行用にクッキーを1袋買いました。
ただし、アメリカ英語では「袋」に a bag of ~ を使うことも非常に多いです。
たとえば、”a bag of popcorn”(ポップコーン1袋)です。
「袋なら絶対に packet」というわけではなく、商品の包装や英語圏によって使い分けがあることも覚えておきましょう。
17.a serving of ~:1人前・1食分
「1人前」「1回に食べる量」という意味なら a serving of ~。
a serving of rice
ご飯1人前
食品のパッケージにある栄養成分表示でもよく登場します。
This package contains four servings.
このパッケージには4食分入っています。
「何個」というより、一度に食べる量を基準にした表現です。
18.a piece of ~:1個・ひとかけ・1切れ

ここで登場するのが、非常に便利な “a piece of ~”。日本語では、食べ物によって「1個」「ひとかけ」「1切れ」など、いろいろな訳になります。
a piece of chocolate
チョコレート1個・ひとかけ
たとえば、
訳)チョコレートをもう1個もらってもいい?
のように使えます。
piece は「形が決まった特定の単位」というより、全体から取り分けた一部分というイメージです。そのため、「どんな形なのか」を特に指定しないときに便利です。
19.a strip of ~:細長く切った1枚・1切れ
ベーコンなど、細長い形に切った食品には a strip of ~ が使えます。
a strip of bacon
ベーコン1枚
「薄く切ったもの」全般を slice だけで考えるのではなく、細長い形なら strip という視点を持つと、英語の表現がより具体的になります。
20.a fillet of ~:魚の切り身1枚
魚の「切り身」を表すときに便利なのが a fillet of ~。
a fillet of salmon
サーモンの切り身1枚
スーパーやレストラン、レシピなどでよく目にする表現です。slice が「薄く切った1枚・1切れ」という一般的な表現なのに対し、filletは魚の骨などを取り除いて切り分けた「切り身」という、より具体的な形を表します。
よくある質問
英語で「パン1斤」と「パン1枚」はどう言い分けますか?
パン1斤は”a loaf of bread”、パン1枚は”a slice of bread”です。まとまり全体はloaf、薄く切った一部分はsliceと使い分けます。
「塩をひとつまみ」は英語でどう言いますか?
“a pinch of salt”です。レシピでは”Add a pinch of salt.”(塩をひとつまみ加えてください)のようによく使われます。少量を表す”a dash of ~”とセットで覚えると便利です。
“a piece of ~”はどんなときに使いますか?
形を特に指定せず、全体から取り分けた一部分を表すときに使います。”a piece of chocolate”のように、食べ物によって「1個」「ひとかけ」「1切れ」などと訳せる便利な表現です。
最後に
英語で食べ物の量や単位を表すときは、日本語の「個」「枚」「切れ」などを、そのまま英語に置き換えようとしないことがポイントです。食べ物の数え方は、一見すると細かくて難しそうに感じます。今回紹介した表現を覚えて、スーパーで買い物をしたり、レストランで注文したり、料理について話したりするときに、実際に使ってみましょう。
