「イチロー【鈴木一朗】」と言えば、日本が誇る「スーパースター」。
アメリカに飛んで次々に記録を残し、さぞ華やかな生活をしていることと思いきや、彼の非常ににストイックな自己管理が、あの「天才イチロー」を作っていたらしいですよ!
さあ、日本が生んだわれらのイチローの素顔を覗いてみましょう!
1.イチローの略歴
- 1973年
10月22日愛知県西春日井郡豊山町出身で生まれる。 - 1982年(9歳)
小学3年生の時に豊山町スポーツ少年団に入団。野球を始める。 - 1985年(12歳)
小学6年生で同チームのエースで4番として初の全国大会に導く。 - 1986年(13歳)
愛知県豊山町立豊山中学の軟式野球部に入部。 - 1989年(16歳)
愛知の名門 愛工大名電高に入学。
野球部に入り、1年生で3塁のレギュラーになる。 - 1991年(18歳)
ドラフト4位でオリックスに入団。 - 1992年(19歳)
7月11日に守備でプロ初登場。
ジュニア球宴でMVPを受賞する。 - 1994年(21歳)
登録名を鈴木一朗から「イチロー」に改名。 - 2000年(27歳)
マリナーズに移籍。 - 2004年(31歳)
日本人最年少最速で日米通算2000安打。
メジャー2度目の首位打者になる。
MLBシーズン最多安打記録262安打。 - 2005年(32歳)
史上3位のスピードとなる696試合で通算1000安打達成。 - 2007年(34歳)
球宴で史上初のランニング本理だを放ち、MVPを受賞。 - 2009年(36歳)
第3回WBCに出場。
9月には史上2位の速さでメジャー通算2000安打。 - 2012年(39歳)
ヤンキースに電撃トレード。 - 2013年(40歳)
日米通算4000本安打達成。 - 2015年(42歳)
マイアミマーリンズに移籍。
自己ワーストの34打席連続無安打を経験。 - 2018年(45歳)
マリナーズに戻るが、5月に会長付徳月補佐に就任して、その後は試合に出場せず。 - 2019年(46歳)
電撃引退。
2.イチローの記録:「記録男」イチロー
- 通算3089安打、生涯打率3割1分1厘
- MLB史上初の日本人選手
- ア・リーグ最多安打、新人王、年間MVP獲得(2001年)
- メジャーデビューで3000本安打達成
- 42歳の時史上2番目の高齢で3000本達成
- 史上唯一、オールスターでランニングホームラン
- 500盗塁と3000本安打を達成
- 10年連続ゴールデングラブ賞
- 日米通算安打4367本
- 通算7回の20試合以上連続安打
そのほか数々の歴史的記録を残しています。
3.イチローの幼少期エピソード
- 生まれたときは4280グラムの大きな赤ちゃんでした。(もうすでにビッグだった?)
- 3歳の時に初めてバットとボールを持たせたら、その日から寝るときも離さないくらい夢中になったそうです。
- 小学3年に入ったスポーツ少年団は日曜日しか練習日がなく、イチローは「平日はお父さんと野球がしたい」といって、夕方学校から帰ると日が暮れるまで父親とキャッチボールをしていました。
お父さんは、「毎日練習すると約束するならキャッチボールの相手をしてやう」といった約束をし、それから小学校を卒業するまでの4年間、本当に一日も欠かさず練習を繰り返したそうです。 - 小学6年の時に作分の授業で「夢」という課題に対し、「僕は将来一流の野球選手になりたい」と書いて、それを読んだ先生から「大きな夢があって素晴らしい。
きっと夢は叶うでしょう」と言われ喜んだそうです。 - 小学2年の時、スカートめくりに没頭したわんぱく少年でした(!)
- 小学校高学年の時、地元のバッティングセンターの社長がイチロー専用の専用マシンを作ってくれました。
- 野球だけでなく、「そろばん」「囲碁」「習字」などの習い事もしていたそうです。
忙しい子どもだったでしょうね! - 野菜嫌いで、寮が出す野菜が食べられずに「野球をやめたい」といったほどの偏食があったとか。
子どものころはステーキや、牛肉の刺身など圧倒的に「肉食」だったそうです。 - 好きなものばかり食べる傾向にあり、子どものころタクアンを丸々一本食べて体が黄色くなり、病院に行ったことがあるそうです!(笑)
4.イチローの名言
Personally, I don’t like the term “success”. It’s too arbitrary and too relative a thing.
It’s usually someone else’s definition, not yours.個人的には、成功という言葉は好きではない。 それは気まぐれなものだし、比較上のものだから。
それは誰かの決めた定義にしか過ぎないし、あなたのではない。
I believe it’s very important to be satisfied with tiny things.
小さなことに満足することは、とても大事だと思います。
I do the same things every day.
僕は、毎日同じことをする。
The barrier won’t come to the able person, the person who has the possibility of going beyond.
So, when I encounter the barrier , I think it’s good opportunity.壁というのはできる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁があるときにはチャンスだと思っている。
Whether you like what you are doing now, if you have something, you will sophisticate yourself and find yourself always going ahead.
今自分がやっていることが好きであるかどうか。
それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず。
I don’t play baseball with the values of beating others.
人に勝つという価値観では野球をやっていない。
I would like to leave my bat after I recognize my boundary.
自分の限界を見てから、バットを置きたい。
5.イチローのこだわり
イチローは自己管理がとても厳しく、たびたび「ロボットイチロー」と言われるほど、「自分のこだわり」を持っているようです。
例えば、
- 翌日にゲームがあると、その開始時間から逆算して、寝る時間、起きる時間、食事の時間などすべてのスケジュールを決めます。
- 朝食と兼用のブランチでは必ずカレーを食べる。(最近はコンビニのパンらしいですよ)
- 食べたくないものは体にいいと言われても食べません。
それがストレスになり、ゲームに影響するといいます。 - 遠征先では、夕食はいつも決まったステーキハウスやレストランに行き、好きなものを好きなだけ食べます。
- 20年以上、同じスペックのバットを使っていました。
移動時には除湿剤を入れたケースで持ち歩くほどでした。 - スパイクは特注の物を使用し、グラブはいつも試合が終わって、ほかの選手がビールを飲んでいる間でも一人黙々とグラブを磨いていたそうです。
- ボールがよく見えるように目を酷使しないように気を配り、ホテルの部屋の照明を明るくしたり、テレビも見ず、活字は奥さんが口頭で読んでくれていました。
- おなかを壊してしまわないように、飲料水は常に決まった銘柄しか飲まず、それ以外はたとえレストランで出された水でも口にしません。
- ベンチに自分専用のバットなどを置くスペースを作って、誰にも触らせないようにしていました。
まとめ
打ち出した数々の記録からみても一目瞭然、天才であることは間違いないイチロー。
しかし、その裏には徹底した自己管理とこだわりがあるようですね。
真面目で、好き嫌いがはっきりしていて、とっつきにくいと言われることもあるようですが、そんな雑音は耳に入ってこない強さが、あの「記録男」を作っていったのでしょう。
真似しようとしても真似できない、まさにレジェンド、イチローですが、今後はどんな活動をするのか、興味があるところです。
情報によると「監督業」には「自分は人望がないから絶対無理です」と答えているそうです。
友達や交友関係よりも野球を取って生きてきた、孤高の人イチローでしょうが、今後は少しリラックスして人生楽しんでほしいな、と個人的に思ってしまいます。
長い間お疲れさまでした!!
Keeping trying many small steps is the only way to reach the unbelievable space.
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところに行く、ただ一つの道だと思っています。鈴木 一朗