「出発する」は英語でどう言えばいいでしょうか?旅行に行くときや日常生活で必ず使う表現なので覚えておきたいですね。
今回は、「出発する」の英語表現を紹介します。
一番使い勝手の良い出発する:leave
先にどんなときにも使える「出発する」を紹介します。leaveです。「離れる、去る」と覚えている方もおられるかもしれませんが、それに「出発する」を加えましょう。
基本的な使い方を会話文にしてみました。
Tomorrow is a big day! It is the annual festival!
訳)明日はついに毎年恒例のお祭りだね!
What time will we be leaving home tomorrow?
訳)明日の何時に家を出ればいいんだっけ?
I think we should leave at 6:30am.
訳)6時半には出た方がいいと思う。
OK, let’s go to bed early tonight.
訳)了解。じゃあ今日は早く寝よう。
出発する場所をleaveの直後に持ってきます。家を出るならleave home、職場を出るならleave one’s office、東京を出発するならleave Tokyoとなります。
今回、will be leavingとしましたが、will leaveでも構いません。未来形と現在進行形を合わせて使うと、今までの経験から予定を伝えられます。例文のように、これまでも同じ時間に出発していたと思うけど何時だっけ?というようなニュアンスになり、こなれ感が出ます。
leaveには他にも「置いておく」という意味があります。
例えば、I left the door open.は「ドアを開けたままにしておく」という意味です。また、I left my notebook on the table at home!は「家のテーブルにノート置いてきちゃった!」という意味になります。
「出発する」や「去る」と訳す時ばかりではないので、まずは文脈に注意しましょう。
一緒に使う前置詞はfor
どこか目的地があるときに使う前置詞はforです。
I’m leaving Osaka for Paris tomorrow.
訳)明日大阪からパリに向けて出発します。
When are you leaving for work?
訳)仕事には何時に行くの?
The plane leaves for New York at 5pm.
訳)ニューヨーク行きの飛行機は午後5時に出発します。
comeやgoでどこかに向かう時にはtoを使うので混乱するかもしれませんが、leave toにすると意味が変わってしまうので、必ず到着先はforです。
旅行など目的地があって出発する:depart
departは「目的地に向けて出発する」という意味があるので、特に飛行機や電車などの乗り物の出発や旅行における文脈で使われます。
空港や駅で見る出発サインはもっぱらdepartの名詞、Departureであることを思い出すかもしれません。
leaveは旅行の時に使っても構いませんが、日常生活で家を出るときなどにdepartを使うと大げさに聞こえます。
The airplane departs at 3pm.
訳)その飛行機は午後3時に出発する。
一緒に使う前置詞はfromとfor
○○から××に向けて出発する、と言いたいとき、出発する場所である○○の前にはfrom、到着先である××の前にはforを置きましょう。
She departs from Narita to Okinawa.
訳)彼女は成田から沖縄に向けて旅立った。
もちろん、どちらか一つだけでも構いません。
She departs from Narita.
訳)彼女は成田から出発した。
She departs for Sapporo.
訳)彼女は札幌に向けて出発した。
カジュアルに使える出発する:off to/head out
スラングとまで言いませんが、日常生活では、off toやhead outの方がよく使うかもしれません。
off to
off to ~で「これから~に出かけます。」という表現になります。
I’m off to New York.
訳)ニューヨークに出発します。
off toが使えるとかっこいいですね。ただ、人を誘うLet’sには使えないので注意です。Let’sをつけて誰かを誘いたいときには、次に出てくるhead outを使いましょう。
head out
headは名詞で頭という意味ですが、動詞にすると「~に向かう」という意味があります。それにoutという外に出るような単語をつけるとhead outで「出発する」という意味になります。
Are you ready to head out?
訳)出発する準備できた?
off toでは使えなかったLet’s表現も使えます。
Let’s head out to the park!
訳)公園に行こうよ!
他にもhead toやhead forにしても使えますが、head outが一番「出発する」に近い表現となります。
二つまとめて”head off to ~”という表現もある
「「出発する」を二つくっつけるなんて不思議だ」と思うかもしれませんが、このパターンも耳にする機会が多いです。
Could you throw this trash bag away before heading off to work?
訳)会社に行く前にこのゴミを捨てといてくれる?
再出発する
日本語で「やり直す」という意味で再出発するという表現もありますね。英語でこのときに使うのはleaveやdepartureではなく、startです。
一つの単語で表したいときには「再度」の意味がある「re」を頭につけてrestartで「再出発する」になります。
I have to restart my career plan.
訳)私のキャリアプランがやり直しだ。
頭に入れておくとよい点として、restartは人生の出発をするという使い方もできなくはないのですが、コンピュータなどの機器を再起動指せるような意味で使うことが多いです。
特にプロジェクトや人生などをやり直すことについて言いたいときには、次に挙げるような熟語を使うとより意味が伝わりやすくなります。
start over
overは繰り返しを表すのに使ので、start overは「もう一度始める」という意味になります。
We have a chance to start over.
訳)僕たちには再出発のチャンスがある。
make a fresh start
freshは新鮮なという意味です。a fresh startとすると、再出発になり、名詞でも使えます。動詞と一緒に使うときはmakeとの相性が良いです。
It is a perfect day to make a fresh start.
訳)再出発するには最高の日だ。
まとめ
外出は毎日のことなので、使う場面が多いですね。
「スケジュール帳に予定を書くときには日本語で「出発」ではなく、英語で「leave」や「departure」で書く」などとルールを決めておくと、すぐに覚えられますよ。
できるだけ覚えたことを日常生活に反映させていきましょう。