ヒマラヤの東部原産といわれるレモンのイメージといえば爽やか。レモンの香りは70%をリモネンという成分が占めており、リラックス効果が高いのに加え、シトラールという心身を活性化する効果もあるんですよ。
リラックスしたい時はもちろん、集中したい時、やる気を出したい時などにも効果があります。
さて、このレモン、英語ではなんて言うのでしょうか?英語ではレモンのイメージが悪いって本当でしょうか?レモンにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介します。
レモンは英語でなんて言う?
レモンは英語で「lemon」といいます。発音記号は「lémən」で、無理やりカタカナにすると「レマン」という感じでしょうか。
「le」は前歯の裏に舌を当てた状態で「レ」と発音します。
「mə」は口を閉じた状態で「マ」と発音しますが、日本語の「ま」と比べて少し鼻に抜ける感じで発音する感じです。
「n」は舌が前歯の裏に当たっている状態で「ン」と発音しましょう。
レモン=美肌は嘘じゃない!
レモンといえばビタミンC、というイメージがありますが、レモンの栄養成分はビタミンCだけではありません。レモンに含まれる栄養成分について一つずつ確認してみましょう。
◆ビタミンC◆
レモン100gには何と100gものビタミンCが含まれており、肌の弾力を保つコラーゲンを作ったり、シミの予防効果もあるので肌に良いといわれています。
レモンに含まれるビタミンCは加熱に弱いので出来るだけ生で摂取するのがおすすめです。
◆ポリフェノール◆
レモンには「ルチン」を初めとする三種類のポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用があるため、血管を健康に保ち動脈硬化を防いだり、アンチエイジング効果も期待できます。
皮にもポリフェノールが含まれていますから、有効に活用したいですね。
◆カルシウム◆
レモンにカルシウムが含まれているって何だか不思議ですが、レモン100gには67mgものカルシウムが含まれているんです。カルシウムは骨粗しょう症の予防に効果があるといわれており、同じくレモンに含まれるクエン酸がカルシウムの吸収をサポートしてくれます。
◆カリウム◆
カリウムは体内の水分や塩分の調節をしてくれます。必要に応じてナトリウムを排出し、高血圧を予防したり、余分な塩分を排出してむくみを予防してくれる働きもあります。
レモンの栄養|会話編
What’s wrong? You have got a lot of lemons.
訳)どうしたの?そんなにレモン買い込んで
I heard lemons are good for beauty, so I decided to eat them every day.
訳)レモンは美容に良いって聞いたから毎日食べることにしたの
Nutrition is all about balance. They support each other.
訳)栄養はバランスが大切だよ。サポートし合ってるからね
レモンの栄養をしっかり摂れるメニューを農林水産省のホームページでも紹介していますよ。気になる人はチェックしてみて下さいね。
「レモネード」って英語?
海外ドラマでよく、誰かの家にお邪魔すると「レモネードはいかが?」と聞かれる場面がありますよね。
どこの家でもレモネードが常時あるのかしら?とその度に感じますが、このレモネード、英語では「lemonade」といいます。
レモンの果汁にハチミツなどを加え、冷水で割って作ります。冷水の代わりにお湯を使えばホットレモネードになりますよ。
イギリスでは「Sprite」をレモネードって言う?
イギリスやオーストラリアでは「lemonade」といえば「Sprite」や「7UP(セブンアップ)」などのレモンやライム風味の炭酸飲料のことを指します。
なんと日本のラムネも「Japanese lemonade」と呼ばれたりするそう。確かラムネにはレモンは入っていない気がしますが…
イギリスなどに行った時には是非確認してみて下さいね。
レモンのことわざ、「when life gives you lemons, just make lemonade 」って何?
英語にもことわざと呼ばれるものがたくさんあります。その一つにレモンに関する、”When life gives you lemons, make lemonade.”というものがあります。
これは直訳すると「人生があなたにレモンを与えたならレモネードを作れば良い」になりますが、これではちょっと意味が分かりませんよね。
実はこの場合の「lemon」には「良くないこと」とか「困難」という意味があります。
レモンは見た目は良い香りで美味しそうなのに、食べてみるとひどく酸っぱいので、「期待外れ」「望ましくないもの」という意味で使われているんですね。
だからこのことわざは「人生に良くないことが起こったら、お砂糖を加えてレモネードにすれば良い」つまり「人生で良くないことが起こっても良い方向に持っていけば良い」という意味になります。
ただ、昔からお酢やゆずといった酸味の美味しさを知っている日本人からすれば、このことわざはちょっと違和感がありますけれど。
「lemon」って他にも意味がある?
「lemon」には「良くないもの」という意味があることが分かりました。
他にも「lemon」には「できそこない」とか「魅力のない人」といった良くない意味が多くあります。
どうしてここまで「lemon」が嫌われるのか色々と調べてみましたが、スロットマシンでレモンが揃っても当たらないから「期待外れ」である、とか食べると後味が悪いことから、など色々な説があり、はっきりしたことが分かりませんでした。
日本人はレモンは体に良い、香りも良い、料理にかけても美味しい、とプラスのイメージしか持っていないので、余計理由が気になりますね。
良い意味で使われる果物って?
「lemon」とは逆に良い意味で使われる果物、それが「peach」です。「peach」には「素晴らしいもの(人)」という意味があり、人やものを褒める時に使われます。
例えば「She is a peach.」で「彼女は魅力的だ」という意味になります。
「You’re a peach.」と言われたら褒められているんだな、と思っておきましょう。
他にも果物を使った表現がありますよ。
りんごを使った表現では「There are bad apples in every basket.(どのバスケットにも腐ったりんごがある)」(どこにでも悪い人はいる)などがあります。
スラング「My car is a lemon.」って?
「lemon」には悪い意味が多いと紹介しましたが、この場合も「欠陥品」という意味で使われています。この例文では「私の車は欠陥車だ」という意味になります。
欠陥でなく「オンボロ車」という意味でも使えますよ。
また「like a lemon」で「できそこない」とか「役立たず」という表現になりますから覚えておくと良いですね。
まだまだある!「lemon」を使った表現
「lemon」を一生分けなすようで辛くなってきましたが、他にも「lemon」を使った表現がありますので紹介します。
◆「hand someone a lemon」(~に嫌がらせをする)((取引などで)だます)◆
I hate him. Cause he always hands me a lemon.
訳)私、彼のこと嫌い。いつも嫌がらせしてくるんだもの
He’s a bully. I hate him, too.
訳)いじめっこだもんね。私も彼は嫌いだわ
◆do me a lemon(まさか!)(冗談でしょ!)◆
I spent 100,000 yen on an online game yesterday.
訳)昨日オンラインゲームで10万円使っちゃったよ
Do me a lemon!
訳)冗談でしょ!
まとめ
レモンには色々な意味があり、その多くがあまり良い意味ではないこともお分かり頂けたのではないでしょうか。
英語では今回の「lemon」のような表現がまだまだたくさんありますから、ここでもどんどん紹介していこうと考えています。と言ってもスラングは使いどころが難しいものもありますから理解程度に留めるのが良いかもしれません。
まずは今日紹介した単語やフレーズを覚えて、アウトプットの機会を作りましょう。
どんどん英語を話していくとどんどん英語が好きになりますよ!Go for it!