さて今回は、「映画」を英語でどう言うのか、そして洋画を見ることで英語の学習はできるのかなど、映画と英語にまつわることについてお話していきたいと思います。映画を見るのが趣味という方や、英語を学習したいけれど、フォーマルな言い方やライティング、リーディングではなくて、カジュアルな言い方やスラング、リスニングやスピーキングを中心的に学びたいという方にはおすすめですよ!

「映画」は英語で何と言う?

「映画」は英語で何と言う?

ではまず、早速「映画」を英語で何と言うのかを見ていきましょう!

  • movie
  • film

映画と言えばこの2つの単語を使います。こちら、どちらもほぼ同じ意味なのですが、アメリカ人とイギリス人とで捉え方が異なるのが面白いところです。イギリス英語が好きな方はイギリスでは映画をfilmと言うのだと覚えたかもしれませんね。調べてみると、アメリカ人から見たmovieとfilmの違いと、イギリス人から見たmovieとfilmの違いがあったのでそれぞれ以下にご紹介します。

アメリカ人の言い分

映画は英語でmovie又はfilmと言います。Movieが一番普通の言い方です。Filmとも言いますがfilmはちょっと堅めの言い方。Filmという呼び方は昔の映画を上映するためのフィルムに由来しました。

アメリカ人によれば、filmは「堅め」の言い方だと言っていますね。大抵の場合、イギリス英語はアメリカではかしこまっていると言われ、ちょっとからかわれる対象になることもあるのだとか。特にオックスフォード訛りなどは上から目線のように感じることもあるようで、そのイメージからイギリスはお堅い英語を使っているとイメージされるのかもしれませんね。

イギリス人の言い分

「映画」は英語で「film」か「movie」と言います。イギリス人は日常会話で「movie」よりも「film」という言い方を使います。

イギリス人は、やはりmovieよりもfilmの方を使う機会が多いようです。ですから、イギリス英語では映画はfilmと言うという認識で間違いはないでしょう。とはいえ、movieを使わないというわけではないというのも覚えておきたいですね。

洋画で英語学習はできるのか

洋画で英語学習はできるのか

ではここからは、洋画を使って英語学習はできるのかという問題について解説をしていきたいと思います。

たくさん同じ洋画を見返して、字幕版でも確かめてとしっかり学習すれば英語力は付きますが、しかしこれには得意不得意があります。まずはその傾向を見ていきましょう。

洋画での英語学習に向いている人

洋画での英語学習に向いている人は以下のような人です。

  • 英語のセンスがあり、論理的ではなく感覚で理解できる人
  • 帰国子女の人
  • 英語上級者

洋画はいきなりネイティブが話す言葉を聞くことになるのですから、それに慣れている人であればスムーズに学習していけます。英語が元々得意であり、高校レベルでも大学レベルでも得意であり続けたという方であれば、英語をニュアンス的に、感覚的に理解する能力があるのではないでしょうか。英文を品詞で分けて訳して・・・と勉強しなくても、感覚で読めてしまっていたという方は洋画でも簡単なものを選べばついていけるでしょう。

また、帰国子女であれば幼少期に培われる言語野が大いなる活躍をしてくれたでしょうから、その領域を使うことで英語慣れすることができます。

英語上級者であれば洋画を理解するまでのベースは出来上がっていると言えるので、レベルが上がればビズネスシーンを含む洋画などであっても理解できるでしょう。

洋画での英語学習に向いていない人

では、反対に洋画での英語学習に向いていない人とはどのような人なのでしょうか。

  • 日本の教育を受けて育った人
  • 英語を論理的・文法的に理解している人
  • 日本語で英語を理解している人

洋画にも色々あるので一概には言えませんが、英語学習者用に作られた映画ではなく、一般の映画を見るのであれば子ども用でも日本人には難しいです。なぜなら、日本の英語教育が世界と比べて圧倒的に遅れているから。

私たちが中学校で英語に浸る時間というのはかなり短く、高校を合わせても微々たるもの。そしてリスニングやスピーキングとなるとほぼしていないようなものです。受験に合わせたカリキュラムになっていることから、文法を学んで英語ができると言われているだけなのです。つまり、そんな教育を受けた日本人が、いきなりリスニングをしようと思っても無理なのは当然のこと。

となると、洋画を見て英語の勉強になると言えるのは上記のような3つのパターンに限られるわけです。もちろん、ものすごく時間をかけてものすごく集中して頑張れば映画でも英語を学べはしますが、大人になってからの脳は第一言語を覚える言語能力を失っているのでかなり苦戦するはずです。成果が表れず、挫折してしまうことも多いので注意が必要ですね。

おすすめの映画はハリー・ポッター!

洋画で英語学習をするのはかなりの上級者でないと難しいですが、それでも頑張りたいのであればハリー・ポッターはおすすめです。

理由は、ハリー・ポッターは11歳の子どもが徐々に大人になる物語で、1巻は11歳、2巻は12歳と、だんだんと難しい英語を使うようになっていくからです。これを続けられたら、最終的には大人のネイティブが普通に話す言葉を理解できるようになるので、ある意味レベル順になっている映画だと言えるのです。

非常にダークではありますが一応はファンタジー映画。ですから魔法用語も出てきますが、それらは目で見て理解することが可能です。主人公のハリー・ポッターは魔法界に何の馴染みもないので、主人公目線で作られた物語は魔法界初心者の視聴者に合わせられています。

英語学習をする時の洋画の見方

英語学習をする時の洋画の見方

では、英語学習をすることを目的に洋画を見る時には、どのように見たらいいのでしょうか。

おすすめなのはこちらです。

  1. 英語音声字幕なしで見る
  2. 英語音声英語字幕で見る
  3. 英語音声で繰り返し見る

これだけです。考え方はたくさんありますが、日本語で映画を見てしまうと、私たちの母語なのでそれがこびりつき、英語習得の邪魔になってしまうことがあります。日本語で見た時の表現が英語でわかると「わかった気」になりますが、それは日本語を介した学習方法ですからあまりおすすめできません。英語を覚える時には英語のみで覚えないと、会話をした時に日本語が出てきてしまうからです。

ですから英語で見て、理解できないものは字幕で追って、できればチャプターごとに区切ってわからない単語などを調べてノートに書き写すなどしてみましょう。ただ、リスニングやスピーキングをするにおいて十分な語彙力があるのであれば、そこに時間を割くのではなくリスニングに集中することに時間を充てることをおすすめします。

まとめ

「映画」を表す英語はmovieとfilmの2つだけでしたね。他に特別な表現というのは日常会話では使いませんから、覚えるのは簡単でした。既に知っていたという方も多かったことでしょう。そして、洋画を使って英語学習をするということについては、向き不向きがあることも説明しましたね。簡単な、会話が多い洋画であれば勉強にならなくもないですが、やはり始めからかなりの上級者でなければ「訳が分からない」と挫折してしまうので要注意です。チャレンジするのであれば、ハリー・ポッターも検討してみてくださいね。