「半年経った」や「あと半年」など1年の半分を指して、日本語では「半年」と言います。
とても身近でよく使う日本語なので、英語表現を知っている人も少なくないでしょう。

「半年」は英語で”half a year”または6か月の”six months”と表しますが、「半年間」や「半年後」、「半年記念」などは何と言うか知っていますか?

今回は、わたしたちが意外と知らない「半年」を意味するさまざまな英語について、日常会話で使える便利なフレーズを紹介していきます。

 

「半年」は “half a year”

「半年」は、英語で”half a year”です。
「6か月」の”six months”と表現することも多く、どちらを使っても問題ありません。

通常「○か月」は、“数詞+ months”で表すので、3か月なら”three months”、5か月なら”five months”となります。
語尾に”-s”をつけるのを忘れないようにしましょう。

【例文】

Aさん
I can’t believe half a year of studying abroad has already passed.
訳)留学生活がもう半年過ぎたなんて信じられません。
Aさん
I will graduate from university in half a year.
訳)あと半年で、大学を卒業します。
Aさん
I’ve been working here for six months.
訳)ここでもう働いて、もう半年になります。
Aさん
Six months have passed since I returned to Japan.
訳)日本に帰ってきてから、半年経ちました。

 

“month”は、”mo.”と略して書かれることがあります。
複数形の”months”は、”mos.”です。
書面や紙面のスペースを節約するときに便利なので、一緒に覚えておくと良いでしょう。

【省略例】

  • 6 months ⇒ 6 mos. 
  • six months ⇒ six mos.

 

「半年前」は “half a year ago”

「半年前」は half a year ago

「半年前」は、英語で “half a year ago”です。
「〜よりも前に」という意味の副詞”ago”を使って、”half a year ago”もしくは”six months ago”で「半年前」と表します。

【例文】

Aさん
She moved to this city and started her new job half a year ago.
訳)彼女は半年前にこの街に引っ越してきて、新しい仕事を始めました。
Aさん
Olivia got employed by a trading company half a year ago.
訳)オリヴィアは半年前に貿易商社に入社しました。
Aさん
I went to the museum with my family six months ago.
訳)半年前、家族でその美術館へ行きました。
Aさん
Tom dropped out of the university six months ago.
訳)トムは半年前に大学を中退しました。

 

「半年後」は “half a year later”

「半年後」は、英語で “half a year later”です。
「後で」や「その後」を意味する副詞”later”をつけて、”half a year later”または”six months later”で「半年後」を表します。

Aさん
I bumped into him on the train half a year later.
訳)半年後、電車で彼とばったり会いました。
Aさん
The project will be completed half a year later.
訳)そのプロジェクトは、半年後に仕上がる予定です。
Aさん
Promising he’d return to the UK six months later, he left the company.
訳)半年後にイギリスに戻ると約束し、彼は会社を辞めました。
Aさん
Six months later, the doctor informed him that his health had fully recovered.
訳)半年後、彼は医師から完治したと告げられました。

 

「半年間」は “for half a year”

「半年間」は、英語で”for half a year”です。
“for”は、「〜の間(ずっと)」「(一定の)期間」など、時間や距離を表す前置詞です。
“for half a year”もしくは”for six months”で「半年間」となります。

【例文】

Aさん
Before I came here, I was in Paris for only half a year.
訳)ここに来る前、半年間だけパリに居ました。
Aさん
I’ll be living in this city which is close to both the city and nature for half a year.
訳)わたしは半年間、都会にも自然にも近いこの街に住むことになります。
Aさん
I have been on a diet for six months but I haven’t lost any weight yet.
訳)半年間ダイエットをしていますが、全然体重が減りません。
Aさん
I haven’t seen my friend for 6 months at all.
訳)友人とは半年間、まったく会っていません。

 

「半年ごと」は “twice a year”

「半年ごと」は、英語で “twice a year”(年に2度)で表します。
「半年に1度」という意味の”once every half a year”または”once every six months”でも通じますが、”twice a year”と表現するのが一般的です。
英語では、半年ごと=年に2度と覚えておくとわかりやすいでしょう。

【例文】

Aさん
We go to this famous restaurant twice a year.
訳)わたしたちは半年ごとに、この有名なレストランに行きます。
Aさん
These magazines are published twice a year.
訳)これらの雑誌は、半年ごとに刊行されます。
Aさん
The local festival is celebrated twice a year.
訳)地元のお祭りは、半年ごとに開催されています。
Aさん
The new information will be updated twice a year.
訳)新しい情報は、半年ごとに更新される予定です。

 

「半年ぶり」は “for the first time in half a year”

「半年ぶり」は for the first time in half a year

「半年ぶり」は、英語で “for the first time in half a year”です。
直訳すると「半年間で初めて」となり、”half a year”の部分は、”six months”に言い替えても使えます。

【例文】

Aさん
My friend Ken visited me for the first time in half a year.
訳)友達のケンが半年ぶりに遊びに来ました。
Aさん
The ceremony was held for the first time in half a year.
訳)式典は半年ぶりに開催されました。
Aさん
I met Chris and Emma for the first time in six months.
訳)クリスとエマに半年ぶりに会いました。

 

“for half a year”を使った否定文で、「半年間〜ない」=「半年ぶり」とも表現できます。

【例文】

Aさん
We have not met for half a year.
訳)半年ぶりの再会です。
Aさん
I hadn’t seen the girl for six months.
訳)半年ぶりにその女の子に会いました。

 

「半年記念」は “six-month anniversary”

期間を表す単語は、「〜記念」や「〜周年」のようにセットで使われることも多いですよね。
「半年記念」と英語で言いたいときは、「記念日」や「記念祭」を意味する”anniversary”をつけて、”six-month anniversary”または”6-month anniversary”で表現します。

【例文】

Aさん
September 15 was our six-month anniversary.
訳)9月15日は、わたしたちの半年記念日でした。
Aさん
We celebrated our six-month anniversary together yesterday.
訳)昨日、半年記念を一緒にお祝いしました。
Aさん
Our 6-month anniversary is coming up soon.
訳)もう少しでわたしたちの半年記念日です。
Aさん
Happy 6-month anniversary to my boyfriend and best friend.
訳)半年記念おめでとう!最高の彼氏であり親友であるあなたへ。

 

まとめ

「半年」を意味するさまざまな英語について、日常会話で使える便利なフレーズを紹介しました。

「半年」は”half a year”もしくは”six months”で表すのが一般的です。
この”half a year”と”six months”をベースに、副詞の”ago”や”later”、前置詞の”for”を使って、「半年前」や「半年間」などいろいろな表現が作れます。

日常でよく使う言葉だからこそ、正しい英語をしっかりと頭に入れ、いざというときにパッと話せるようにしておきたいですね!

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