コーラが好き、という人は多いです。カラカラに乾いた喉にコーラを流し込むと、あのシュワシュワ感がたまりませんよね。あの独特の香りが苦手、という人もいますが、コーラ好きの人にとってはあの柑橘とスパイスの混じった香りが食欲をそそるようです。味わいも独特ですよね。
さてこの「コーラ」は英語でなんて言うのでしょうか。そもそも「コーラ」って英語なんでしょうか。
今回はコーラにまつわる単語やフレーズを色々紹介します。

 

コーラって英語でなんて言う?

コーラは英語で「Coke」です。「Coca-Cola」でもOKですが「Coke」の方がよく使われます。「Coke」の発音記号は「koʊk」なのでカタカナにすると「コゥク」という感じでしょうか。
アメリカなどでは「Coke」ですが、フランス語圏では「Coca」と言うそうですよ。
ちなみに「Pepsi」といえば「ペプシコーラ」が出てきます。(あれば、ですが)
また「ダイエットコーラ」は「Diet Coke」と言えばOKですよ。

Aさん
Do you want something to drink?
訳)何か飲む?
Bさん
Coke would be great.
訳)コーラが良いな
Aさん
Regular one? Or a diet?
訳)普通のやつ?それともダイエット?
Bさん
Regular one would be nice.
訳)レギュラーが良いわ

コカ・コーラを一番飲んでる国?アメリカじゃないの?

コカ・コーラを一番飲んでる国?アメリカじゃないの?

コカ・コーラを世界一飲んでいる国はアメリカだと思っている人も多いでしょうが、実はメキシコです。
メキシコは砂糖入りの飲料を世界一飲んでいるそうで、その量なんと一人あたり年間163リットルにもなるんだとか。アメリカ人が1人あたり年間118リットルといいますから、約1.4倍もメキシコ人の方が多く砂糖入りの飲み物を飲んでいることになります。
そのためか、メキシコは世界一の肥満体国になってしまっているそうですよ。

 

メキシコでは赤ちゃんからお年寄りまでコカ・コーラを飲んでいる?

メキシコでは生後半年未満も赤ちゃんからお年寄りまでコカ・コーラを飲んでいるそうです。
赤ちゃんがコカ・コーラを飲んでいるのは、昔清潔な水が手に入りにくかった頃に清潔な瓶入りのコカ・コーラを飲ませたのが始まりといわれています。
コカ・コーラを世界一飲む国にはそんな事情があったんですね。
その後きれいなお水が手に入るようになっても、その頃の習慣が残ってしまっているということです。
メキシコではご飯の時にも、仕事の合間にも、「とりあえず生(ビール)」みたいにコカ・コーラを飲んでいるんですって。糖分の摂り過ぎですよね。
そのため肥満大国になっただけでなく、糖尿病患者も多く、社会問題にもなっています。

 

ジュースって英語でなんて言う?

ジュースは英語で「juice」です。日本ではソフトドリンクなどの飲み物を全般的に「ジュース」といいますが、厳密にいうと「ジュース」とは「果汁」や「野菜の汁」のことをいいます。
しかも「ジュース」は100%のものを指す言葉であるため、100%でないオレンジ果汁の飲み物はジュースと呼ぶことはできません。100%でない果汁の飲み物は「果汁入り飲料」といいます。
100%果汁のジュースが飲みたい場合には、パッケージに「果物の断面図、断面の写真」があるものを選びましょう。ジュースでない「果汁入り飲料」は、パッケージに断面図を載せてはいけないことになっているため、簡単に見分けることができますよ。
ただ100%果汁であっても断面図を載せたパッケージでないこともありますので注意しましょう。

ジュースの定義については消費者庁の資料に詳細が書かれていますので、気になる方はチェックしてみてください。

参考:消費者庁「果実飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則」

炭酸って英語でなんて言う?

炭酸って英語でなんて言う?

炭酸は英語で「carbonic acid」で、炭酸飲料は「carbonated drink」といいます。
でも会話では「soda」とか「pop」「soft drink」「fizzy drink」などを使うことが多いです。

日本でもファミレスなどのメニューでスプライトやウーロン茶などのところに「ソフトドリンク」と書かれているのを見たことがあるのではないでしょうか。最近ではよく使われる単語ですよね。
また「炭酸水」のことは「sparkling water」といいますよ。

 

コークってどういう意味?

「Coke」はコカ・コーラの愛称です。でもどうしてコカ・コーラを「Coke」と呼ぶのでしょうか。
調べてみると、1900年に入ったあたりのアメリカで、コーラを愛飲している人たちの間でいつしか使われ出した言葉なんだそうです。それが定着して、「Coke」という名前はアメリカでも日本でもちゃんと商標登録されているそうですよ。

コカインが入っているからコカ・コーラなの?

コカインが入っているからコカ・コーラなの?

コカ・コーラは、開発当初「薬用目的」で飲まれていたことをご存知でしょうか。コカ・コーラの開発者とされるジョン・ペンバートン博士は、うつ状態の改善と活力を与える薬として当時「奇跡の植物」といわれていたコカを使った飲み物を作りました。
この時の飲み物(薬)はコカ・コーラではなく、ワインにコカの成分を溶かし込んで作られたものです。この薬は人気商品だったものの、その後の禁酒運動のあおりを受けて非難の対象となってしまいました。
そこでアルコールを使わず同じ効果のある薬を作ろうと試行錯誤して生まれたのがコカ・コーラです。
当時のコカ・コーラはコカインの成分が微量ながら含まれていましたが、1903年以降コカ・コーラからコカインの成分は除去されています。

ペプシコーラも薬だったの?

実はペプシコーラも薬としてキャレブ・ブラッドハム博士という薬剤師によって開発された物なんです。こちらは消化不良の薬で、「ペプシコーラ」という名前は、消化酵素のペプシンを含んでいることに由来しています。

Aさん
Isn’t tasty medicine the best?
訳)美味しい薬って最高じゃない?
Bさん
I’ll drink Pepsi Cola at all-you-can-eat restaurants.
訳)食べ放題のお店ではペプシコーラを飲むとしよう
Aさん
Now Pepsi-Cola does not contain Pepsin.
訳)今はペプシコーラにペプシンは含まれていないよ
Bさん
That’s bad.
訳)それは残念

 

まとめ

コカ・コーラのレシピは銀行に保管されるほど厳重に管理されていて、カフェインの量などに変更があった以外はほぼ開発当初と同じフォーミュラ(レシピ)で作られているそうです。
今回紹介した単語やフレーズも、ぜひ会話の際に積極的に使ってみてくださいね。覚えたことを使うと脳への定着率が上がるんです。覚えて使って、をくり返すことで英語力がどんどんUPしますから積極的に使っていきましょう。海外に行く予定のある人は、お店でコーラを注文してみてください。
それでは、See you next time!