「英語で何て言う?」コーナー、今回は「バス」についてです。

「高速バス」「路線バス」「市営バス」など「バス」にもさまざまな種類がありますよね。また「バスに乗る」や「バスに乗り遅れる」といった表現を英語でいうことも案外難しいです。

今回は、旅先でも役に立つ、様々な「バス」に関わる英語や英語表現について解説します。

様々な種類の「バス」

「バス」は英語で「bus」です。また「bus」には「(人々)をバスで輸送する」「バスで移動する」といった「動詞」としての意味もあります。

まず始めに、さまざまな種類の「バス」に関する英語を紹介します。

市営バス a city bus
路線バス a transit bus, a public bus, a route bus
観光バス a sightseeing bus
貸切バス a chartered bus
長距離バス a long-distance bus
スクールバス a school bus
マイクロバス a minibus, a microbus
2階建てバス a double-decker (bus)
送迎バス a pickup bus
高速バス(英) a coach
空港の送迎バス an airport limousine

まず市が運営している「市営バス」は「a city bus」です。この「city」の意味は一般に「都市」ですが、それ以外にも国によって異なる意味を持っています。例えばアメリカの場合、「city」は州からの許可を得た自治体のことを指し、日本では行政区分の「市」を指しています。

「路線バス」は、「a transit bus」「a public bus」「a route bus」と言います。この内「transit」は「輸送」「輸送乗客用」「交通機関」といった名詞としての意味を持っており、次の「a public bus」の「public」は「公共の」を意味する形容詞です。また決まった道順「route」を運行するという「路線バス」の特徴に重点を当てた言い方として「a route bus」という英語もあります。

「観光バス」は、「観光」を意味する名詞である「sightseeing」を使って、そのまま「a sightseeing bus」と言います。同様に「スクールバス」は、「学校」を意味する「school」を使って、「a school bus」 と表現します。

「貸切バス」は、「a chartered bus」です。「チャーターした」という意味の形容詞「chartered」を使っています。

「長距離バス」は、「a long-distance bus」と言います。「long-distane」は「長い距離(を走る)」を意味しています。

日本で小型の「バス」を意味する「マイクロバス」は、「a minibus」や「a microbus」と言います。「mini」と「micro」はそれぞれ小ささの度合いを表していますが、「minibus」は10人程度が乗れる「バス」、「microbus」はもっと少人数しか乗れない「バス」を意味します。日本の「マイクロバス」の定義は、11〜29名乗りの「バス」なので、大きさの捉え方が違っていることに注意しましょう。

「2階建てバス」は、「a double-decker (bus)」です。「decker」で「〜建てのバス」という意味がありますので、「bus」は省略できます。「double」は二つの物が同時に存在している状態を表す単語です。

「送迎バス」は、「a pickup bus」です。「pickup」には、「便乗者」や「ヒッチハイカー」という意味があります。「pick up」で、「迎えに行く」や「乗せる」という動詞になります。

「高速バス」は、イギリスでは「a coach」 、アメリカでは「a long-distance bus」が使われます。短距離を走る「a double decker」に対して、「a coach」は通常、1階建ての長距離「バス」を指します。

「空港の送迎バス」は、「an airport limousine」です。「limousine」(リムジン)というと、大人数を乗せる高級車を思い浮かべますね。その他に、お客さんを乗せて規定のルートを走る小型バスという意味でも使われます。海外ではどの空港でも、「airport」(空港)とダウンタウン周辺にある各ホテルまで送迎する「バス」が運行しています。

ここまでで、様々な「バス」の種類を見てきました。「バス」と一言で言っても、目的別にたくさんの言い方があることがわかりましたね。

次章では、実際に「バス」に乗る場面で役に立つ表現などを紹介します。

「バス」の乗降に関わる英語表現

海外旅行先で目的地まで「バス」で行きたい時、どこでどの「バス」に乗ればいいのか、お金はいつ払ったらいいのか、どこで降りたらいいのか、わからないことだらけですね。まず、「バス」の乗降に関しての基本的な表現から解説します。

  • バスに乗る    take  a bus /  ride a bus
  • バスに乗り込む  get on a bus
  • バスを降りる   get off a bus
  • バスに乗り遅れる miss the bus

例えば、動物園までの「バス」はどこで乗ったらよいかを知りたい時は、「Where can I take a bus to the zoo?」と聞きます。いつお金を払ったらよいかを聞く時は、「When can I pay the (bus) fare?」です。また、「Where should I get off the bus?」で、どこで「バス」を降りたらよいか聞けます。

「バスに乗り遅れてしまった」は、「I missed the bus.」と表現します。同様に、「miss」(逃す)を使い「I missed the stop.」で、「降りそこなってしまった」と言うことができます。

他にも例文を挙げます。それぞれどんな意味か分かりますか?

  1. 「Let’s get on that bus.」
  2. 「Here comes the bus.」
  3. 「Does this bus stop at (the) City Hall?」
  4. 「I go to school by bus.」
  5. 「Buses run every fifteen minutes.」

1.「あのバスに乗ろう」
「〜しよう」と提案する時に使う「Let’s」を使っています。

2.「バスが来たよ」
注意を引く時に使う「Here comes」(ほら、ここに来たよ)で表現しています。

3.「このバスは市役所に止まりますか?」
「stop at」で、「〜に止まる」という意味です。

4.「バスで通学しています」
交通手段を言う時は、乗り物を表す名詞に冠詞(a/an/the)をつけないように注意しましょう。「バスで」と言う時は、「by bus」で、「by a bus」は誤りです。

5.「バスは15分おきに走っている」
ここでの「every」は、「〜毎に」という意味で使われています。「run」の代わりに「come」を使って、「Buses come every fifteen minutes.」でも同じ意味になります。

旅行先では、公共交通機関を利用することが多いと思います。「バス」はタクシーに比べ断然安いですし、ぜひ利用したいですね。

「バス」に関わる英単語と表現

この章では、「バス」にまつわるその他の英語表現を解説します。

「バス運賃」は、「bus fare」です。電車、タクシー、船などの運賃も同様に「fare」(運賃)を使います。「バス」の運賃が知りたい時は、「What’s the bus fare?」と聞くことができます。

「バスターミナル」は、「bus terminal」で、始発駅や終着駅など規模の大きい駅を指します。一方、比較的小規模な路肩にあるような「バス停」を「bus stop」と言います。「stop」は「止まる」という動詞で知られていますが、「停留所」を意味する名詞としても使われます。一番近いバス停の場所を知りたい時は、「near」(近い)の最上級である「nearest」を使って、「Where is the nearest bus stop?」と聞きましょう。

最後に、「bus」を使った定型句を一つ紹介します。1980年代前半のイギリスが発祥と言われている「throw (someone) under the bus」という表現があります。直訳すると「(誰か)をバスの下に投げる」です。「throw」や「under」はどちらかというとネガティブな役目を果たす単語として知られているように、この句は「(誰か)を裏切る、陥れる」という意味で使われます。少し使いにくそうな表現ですが、政治記事などでは見かけますので、知っておくとよいかもしれません。

まとめ

今回は「バス」に関する英単語や英語表現を紹介しました。

旅行先で使える表現もたくさんあったと思うので、これを機に覚えて、使ってみてくださいね。

では、次回をお楽しみに!

参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行(株式会社学研プラス)