皆さんこんにちは!今回は英語のスピーキングを上達させる方法についてです!
「英語を勉強していても、なかなか話せるようにならない」と感じていませんか?
英会話、つまりスピーキングを上達させるには、勉強でできる『インプット』だけでなく、『アウトプット』も必要なのです。
今回は、勉強してもスピーキングが上達しない理由や、スピーキングを上達させる際のポイントをご紹介します!
「勉強」をしても話せない理由とは?
まず、なぜ「英語の勉強」をしても話せないのかをご説明します。
人間の脳は基本的に一度に一つの事しかできないようになっています。
洗濯や料理など、毎日行っているような基本的なことは別ですが、数学と国語の勉強を同時に行ったりなどはできませんよね。また、自動車の運転中にわき見運転や不注意が原因で事故につながるケースもあります。このように基本的に人間の脳は一度に一つのことしかできないようになっています。この脳の性質を「シングルタスク」と言います。
この「シングルタスク」という脳の性質を踏まえて、英語学習を置き換えてみます。
英語を話すとき、文法や単語は感覚で深く考えず、頭は話す内容のみを考えています。
つまり、文法や単語の勉強とスピーキングは別物で、文法や単語の勉強に加え、スピーキングの練習が必要になります。
日本人の多くは中学や高校で英語を学習していますが、スピーキングの勉強を本格的にされている方はかなり少ないですよね。
日本語と英語の構成が根本的に違うというのも一つの要因ですが、『日本には英語が話せない人が多い』というのはこの中学高校の学習スタイルが大きな要因と言えます。
まとめると、『英語の勉強はしていても、スピーキングの練習が足りないため、英語を話すことができない』ということになります。
英語を話せるようになるためには?
勉強をしていても、英語が話せるようにならない理由はご理解いただけたと思います。
次は『どうすれば英語を話せるようになるか』です。
先ほどもご説明した通り、『英語を話せるようになるためにはスピーキングの練習(アウトプット)が必要』です。
しかし、「スピーキングを練習するとなっても何をどうすればいいかわからない」って思ってしまいますよね。
スピーキング練習を始める際に迷わないように、スピーキングを練習する際のポイントを4つご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
1.常識にとらわれない
1つ目は常識にとらわれないことです。
英語学習は日本人のみならず、世界中の人が学習をしています。なので、英語学習の進捗や順番は様々です。
「文法ができないからスピーキングの練習はまだ早い」などの固定観念がもしありましたら、今すぐ捨てていただきたいです!
私が留学した際、正しく話そうと意識しすぎていた部分がありました。
しかし、他の国から来た留学生は正しい文法や英語の発音、単語の間違えが頻発していました。それにもかかわらず、自信を持って楽しくお話していたのです!
私はその光景を見て、「文法や単語の学習はある程度の範囲で留めて、もっと早くスピーキングの練習をしておけばよかった」と思いました。
皆さんもぜひ、英語学習において、常識にとらわれないようにしていただきたいです。
2.何度も失敗する
2つ目は何度も失敗することです。
経験がある方はおわかりいただけると思いますが、外国人と英語でお話する際、「伝わらなかったらどうしよう、怖い」と感じると思います。
「伝わらずに失敗する」という経験はできれば避けたいものですが、スピーキング上達のためにこの経験は必要です。
失敗経験は他の経験よりも記憶に残りやすいので、英語学習において失敗経験は貴重な上達チャンスなのです。
私も初めて海外旅行に行ったとき、税関で英語が喋れないことが理由で怒鳴られたことは一生忘れないと思います(笑)
3.継続する
3つ目は継続することです。
物事を学習する際、継続することは大事ですよね。スピーキングは特に『継続』が大切です。
もし仮に、英語が話せるようになったとしても、その後一年ほど英語と距離を置いた場合、英語が話せなくなってしまったり、うまく話せなくなってしまうケースが多いです。
スピーキングを本格的に極めたい、もしくは効率的に力を付けたいと考えていらっしゃる場合は、スピーキングの練習を生活の一部にするぐらいして継続を図ることをおすすめします。
4.成長記録を取る
最後に成長記録を取ることです。
文法や単語の学習や中学、高校の英語学習は試験やテストのための学習だったので、点数として、自身の能力アップが数値化されていました。
しかし、スピーキングの練習は特に点数が出るわけではありませんので、自分がどれほど上達したのかがわかりにくいのです。
ですので、上達がわかるような記録をご自身で取ってもらう必要があります。
具体的な方法としては、自分のスピーキングを録音して、過去の録音と比べるなどが挙げられます。
まとめると、
『常識にとらわれない』
『何度も失敗する』
『継続する』
『成長記録を取る』
この4つのポイントとなります。
スピーキングの練習を始める際はぜひ参考にしてください!
スピーキング力向上のためのオンライン英会話
英語を話せるようになるためのスピーキングの練習のポイントをご紹介しましたが、自分で練習の場を設けるのもなかなか大変ですよね。
英語を話せるようになりたいと思った場合、留学に行くことや、英会話教室に通うことも考えられます。その中で一番おすすめしたいのがオンライン英会話です。
留学は時間とお金が必要ですし、対面での英会話教室は留学よりは安いですが、場所に制限があったりなどもします。
一方、オンライン英会話は比較的安く、PCやスマホを持っていれば好きな場所で受けることができます。
好きな場所で好きな時間に受けることができるので、先ほどポイントとして挙げた継続もしやすいです。
最近は様々なオンライン英会話教室やコースもたくさん用意されておりますので、自分に合った教室、コースが見つかりやすいのもおすすめする理由の一つです。
また、オンライン英会話の講師もおすすめの理由の一つです。
たくさんの日本人生徒を相手に教えている講師ですので、苦手な部分の理解やサポートなどもしてくれます。
オンライン英会話やコースにもよりますが、自分専用の担当講師が付いている場合があり、上達具合などの記録やサポートをしてくれます。
留学や対面での英会話教室よりも比較的安く、気軽に通えるので、「英語が話せるようになりたい」と思っている方だけでなく、漠然と興味のある方もぜひ体験してみてください!
話す力をアップさせるオンライン英会話で選ぶべき教材
スピーキングは単語や文法を学ぶインプットと、話すことのアウトプットをくり返すことで身に付きます。
ここでは話す力を伸ばすために、オンライン英会話でどのような教材を選ぶべきなのかをご紹介します。
日常英会話
まずは日常会話に特化した教材を使って、口を慣らすことから始めましょう。
教材を見ながら講師と会話文を読んだり、単語やフレーズを学んだりすることで、英語でのコミュニケーションに対する不安を取り除いていきます。
日常でよく使われるフレーズのみを集めた教材のため、すぐに会話に活用できてインプットとアウトプットがしやすい内容です。
文法
日常英会話は基本的な文法から成り立っています。
正確な文法の知識があると、文の組み立てがスムーズになり、より自然な会話ができるようになるのです。
中高で習った文法をしっかりおさらいし、文の構造を理解することで英語の基礎を固める練習ができます。
発音
アルファベットや発音記号から、音の出し方を知ることができるのが発音特化の教材です。
ネイティブのような発音にあこがれる、また日本語にない音の出し方を知りたい人は、会話の教材と並行して勉強してみましょう。
オンライン英会話でスピーキング力をもっと高める2つの方法
オンライン英会話では能動的に話す姿勢が重要です。相手の話を聞いて、考えたことを話す練習によってスピーキングは上達します。講師と教材に沿って話すだけの受け身なレッスンでは、なかなかスピーキング力は高まりません。
ここからは、オンライン英会話でスピーキングを上達させるためにすぐ実践できる具体的な方法を2つご紹介します。
予習をする
レッスンで使う教材は、事前に声に出して読んでおきましょう。
実際に口に出すことでうまく発音できない単語や、読むのに自信がないフレーズがわかります。するとレッスンでの課題が明確になり、効率的に学習ができるのです。
スピーキングを上達させるために、予習で勉強が必要な部分を洗い出しておくことが重要です。
復習をする
復習では、レッスン中に伝えられなかったことや、口から出てこなかった単語を整理します。発音しにくいものは複数回声に出してみて、口を動かす練習をしておきましょう。
また復習として何度も同じ教材を使うこともおすすめです。1回目よりも2、3回目の方が内容をより深く理解でき、発音や強調部分などの細かい部分に集中し、スピーキング力を上げることにつながるからです。
事前に使いたい単語やフレーズを決める
レッスン中に使う単語やフレーズを1つでも決めておきましょう。知っているけれど使ったことがないものや、前回うまく言えなかったものなどを選んでみてください。
英語を話せるようにするためには、ひとつずつ自分の課題に向き合ってアウトプットしていく必要があります。
毎回使いたい単語やフレーズのテーマを持ち、レッスン内で使っていくことを意識してみましょう。
オンライン英会話以外でできるスピーキングの勉強法
オンライン英会話以外の自主学習で、さらにスピーキング力を高めることができます。ここではひとりでできるスピーキングの勉強法を3つご紹介します。
・英語で日記を付ける
・毎日リスニングをする
・ひとり英会話
英語で日記を付ける
スピーキング力を上げて会話するには、頭で文の組み立てが必要です。英文を作る練習として、紙とペンさえあれば手軽にできるのが英語日記です。
英語で日記というと、英文が作れないから難しそうと思われる方もいるでしょう。多く書く必要はありません。5個ぐらいの単語を使った文を1行~3行程度なら、英語学習をしている人にとってさほど苦労することはないはずです。
例文を見てみましょう。
It was sunny today. So, I went for a walk.
訳)今日は晴れていました。だから散歩に行きました。
I went to the supermarket today. I bought some vegetables and snacks.
訳)今日スーパーに行きました。野菜とお菓子を買いました。
このように、日常のことは簡単な単語を4~6つ組み合わせて作ることができます。
うまく英文を作れない場合は、chatGPTなどのAIを活用しましょう。作った英文と日本語の文を入力すると、自然な言い回しに添削してくれます。
毎日リスニングをする
会話の基礎であるリスニング力を高めることも、話す力をアップさせるポイントとなります。なぜなら人は、自分の耳で聞こえたものしか口から出ないからです。
私たちは耳で認識した音は正しく発音でき、認識できないものは口から出ません。初めて聞いた単語がうまく言えないのは、耳と頭で音が理解できていないためです。
つまり聞く力を鍛えることは、音をコピーする力がつくということ。よってリスニングをすることで、自分の口から言える単語やフレーズを増やすほか、発音の向上につながるのです。
英語でひとりごとをつぶやく
「ひとり英会話」という言葉はご存じですか?言葉通り。英語でひとりごとを言う英会話の練習です。
何を言えばいいの?と思う人もいるかもしれません。例えば自己紹介の内容や最近の行ったお店や食べたものの感想は、レッスンでも話すトピックなのでおすすめです。身近な内容かつ簡単に表現できるものを選んで、言葉に出す練習をしてみましょう。
小さい子が言語を覚えるときには何度も同じことを言っています。口から自然に英語が出るようになるには、くり返し「言う」練習が必要なのです。
まとめ
中学や高校でせっかく勉強したのに、英語が喋れないなんて、何か少しもったいない感じがしますよね、、
日本人の多くは文法力や覚えている単語の数が十分である場合が多いので、オンライン英会話教室を通して、ぜひスピーキングの練習を行っていただければと思います!