皆さんは英語で「恋人」を上手く表現できますか?

日本語にも恋人を表す言葉がたくさんありますが、英語もそれに負けず劣らず、多彩な言い回しがあります。

この記事では、男女含めた恋人はもちろん、彼氏や彼女の言い方、スラング的な表現なども含めて、恋人の英語表現について詳しく解説していきます。

既に恋人がいる人も、これから英語で恋人を作りたい人も、ぜひ参考にしてください。

「恋人」は英語で何て言う?

「恋人」は英語で何て言う?

英語で「恋人」を表す言葉は無数にありますが、その中で特に一般的なのは “girlfriend”、”boyfriend”、”partner” の3つです。

まずは、これら3種類の使い方について、詳しく確認していきましょう。

「彼女」を表す girlfriend

“girlfriend(ガールフレンド)” は恋人の女性、つまり「彼女」の意味で使われます。

ただ、英語では特別な関係にない「女友達」も同様に girlfriend の範疇に含まれます。そのため、girlfriends などと複数形で表現することもありますが、何股もかけているとは限らないので注意しましょう。

もし彼女ではなく女友達ということを強調したいのであれば、間に一拍置いて “girl friend(girl-friend)” と言うか、「女性」を意味する female を使って “female friend” と言うと良いでしょう。

Aさん
I am A, B’s girlfriend.
訳)私はBくんの彼女のAです。
Bさん
Yes, she is my girlfriend.
訳)はい、彼女が僕の彼女です。

 

「彼氏」を表す boyfriend

“boyfriend(ボーイフレンド)” は恋人の男性、つまり「彼氏」の意味で使われる表現です。

girlfriend の場合と同じく、boyfriend にも単なる「男友達」という意味があり、boyfriends と複数形で表現されることもあります。

この場合も、彼氏ではなく男友達だと強調したければ、間に一拍置いた “boy friend(boy-friend)” や、「男性」を意味する male を使って “male friend” とも言えます。

Aさん
He is B, my male friend.
訳)彼はBくん、私の男友達です。
Bさん
Hello, I’m B. Nice to meet you. (Wait, I wasn’t her boyfriend?)
訳)どうもBです。よろしく(僕って彼氏じゃなかったのか…)。

 

男女ともに「恋人」の意味で使える partner

男女ともに恋人の意味で使える便利な表現が “partner(パートナー)” です。

日本でも近年、カタカナ語として恋人をパートナーと呼ぶ人が増えてきたので、馴染み深い表現なのではないでしょうか。

傾向として、付き合いが浅い恋人は girlfriend(boyfriend)と、長く落ち着いた関係にある恋人同士は partner と呼ばれることが多いです。

ただ、近年ではLGBTの価値観なども踏まえ、性別を表さずに恋人を表せる言い方として、partner の使用率が増えてきているような印象も受けます。

Aさん
My partner is C. She’s a very cute girl.
訳)私の恋人はCちゃん。とっても可愛い女の子なの。
Bさん
So, you’re in a same-sex relationship.
訳)同性の恋人同士なんだね。

 

なお、海外では軽く遊ぶ程度の交際も許容されているので、多くのgirlfriends や boyfriends の中から、1人の partner を見つけるようなイメージになります。

そう考えると、日本語の「彼女」「彼氏」という言葉とは、少しニュアンスが違うように思えますね。

「恋人」を表すその他の英語表現

「恋人」を表すその他の英語表現

恋人を表す際、以上挙げた3つの表現以外にも、”significant other” や “lover” などの表現が使われることもあります。

ある程度英会話に慣れてきたら、これらの言い方も織り交ぜていくと、表現の幅をより広げられます。

それぞれのニュアンスについて、詳しく確認していきましょう。

特別な関係にある「大切な人」を表す significant other

“significant other(シグニフィカント アザー)” は、特別な間柄にある相手を表す表現で、近年よく使われます。

significant が「重要な」、other が「他の人(他人)」を表すので、親や兄弟などの家族以外で重要な存在になっている人を意味します。

日本語でも恋人を「大切な人」や「良い人」、「特別な人」などと婉曲的に言うことがありますが、それと同じようなイメージでしょう。

なお、実際の会話では significant other の頭文字を取った “SO” という略語もよく使われます。

Aさん
We’re having a party soon, so those with a significant other (SO), please feel free to bring them along.
訳)今度パーティーをするので、恋人がいる方はぜひ一緒に連れてきてください。

「恋人」から「愛人」まで含めて表す lover

“lover(ラヴァ―)” も、恋人の意味でよく使われる英語表現です。「愛」を意味する love が元になっていることから、日本人にも理解しやすい単語ですね。

しかし、lover には普通の恋人のほか、配偶者以外で関係を持つ「愛人」や、「遊びだけの関係」といった意味もあるので、使いどころには注意が必要です。

Aさん
That celebrity is currently making headlines after being caught in a scandal with a lover, despite being married.
訳)その芸能人は、結婚しているのに愛人がいるとスクープされて、今話題になっています。

また、”○○ lover” や “lover of ○○” の形で使うと「○○愛好家」の意味になります。たとえば coffee lover なら「コーヒー愛好家」、animal lover なら「動物愛好家」といった具合です。

恋人を表す英語のスラング表現

最後に、恋人を表すスラング表現を「彼女」「彼氏」「男女含めた恋人」の順に、一覧形式で確認していきます。

これらのスラングはどれも非常にプライベートな響きなので、フォーマルな場面などでは使わないのが無難です。そのため、アツアツの恋人同士での呼び名や、気心の知れた友人同士での会話など、カジュアルな場面で使うようにしましょう。

「彼女」を表す英語スラング

  • gorgeous(ゴージャス)
  • wifey(ワイフィー)
  • angel(エンジェル)
  • doll(ドール)
  • Juliet(ジュリエット)

「彼氏」を表す英語スラング

  • hadsome(ハンサム)
  • hubby(ハビー)
  • my knight(マイ ナイト)
  • Mr.Right(ミスター ライト)
  • big guy(ビッグ ガイ)
  • cowboy(カウボーイ)
  • champ(チャンプ)
  • Romeo(ロミオ)

「男女含めた恋人」を表す英語スラング

  • baby(ベイビー)
  • babe(ベイブ)
  • bae(ベー)
  • boo(ブー)
  • honey(ハニー)
  • sugar(シュガー)
  • sweetheart(スウィートハート)
  • sweetie(スウィーティー)
  • cutie(キューティー)
  • precious(プレシャス)

まとめ

今回は「恋人」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。

恋人は、性別が女性(彼女)なら girlfriend、男性(彼氏)なら boyfriend と呼び、両者を隔てず言いたいなら partner と呼ぶこともあります。

今回ご紹介したように、その他にも色々な言い方がありますが、基本はこちらの3表現で事足りるので、少しずつボキャブラリーを増やしていくと良いでしょう。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!