皆さんは英語で「クリア」をどう表現しますか?
また、「ゲームクリア」と「綺麗」の意味は同じ英単語で表せるでしょうか。
こちらの記事ではそんな「クリア」に関する英語表現の紹介はもちろん、「透明」を含む関連英語にも触れていきます。
それぞれ単語解説には例文が付いているので、ぜひ参考にしてください。
「クリア」は英語で何と言う?
「クリア」は英語で何と表現するでしょう。
まずは、綺麗さを意味する「クリア」と、ゲームの「クリア」の両方の意味を解説していきます。
例文もそれぞれ紹介しているので、早速始めていきましょう。
「クリア」は英語で”clear”と表現する
綺麗さを表現する「クリア」と、ゲームの「クリア」はどちらも”clear”と表現します。
この単語は他にも「明るい、澄み切った、色つやの良い」という意味がある「名詞表現」であり、可算名詞なので複数形(clears)が存在します。
正し、”clear”には「動詞」と「形容詞」「副詞」の合計4種類存在するので、文脈からどの品詞になるのかを汲み取っていく必要があるのです。
動詞:clear
動詞の”clear”には、自動詞と他動詞の2種類存在します。
他動詞の場合は「澄ませる、はっきりさせる、すっきりさせる」という意味があり、自動詞の場合は”clear a snow from the car(車の雪を取り除く)”のような使われ方をするのです。
「ステージクリア」も恐らく動詞の表現から来ており、本来は”clear the game”のような言い方をします。
アメリカ英語では、”complete”などの方が使われます。
名詞:clear
名詞で”clear”を表す場合、意味は「空所、空白」という意味になります。
この単語はバドミントンの「クリアショット」にも使われる単語であり、口語表現ではピンポイントな使い方が多い単語です。
優先的に覚える必要はない品詞なので、ご安心ください。
形容詞:clear
形容詞で”clear”を表現する場合、基本的な意味は「明るい、晴れた、澄んだ」のような意味があります。
形容詞なので、名詞と一緒に使うことが多く例えば”clear water(きれいな水)”のような使い方をする単語です。
“clear+名詞”の形で覚えておけば、口語表現として使えるシーンが多いので覚えておきましょう。
副詞:clear
最後に副詞の”clear”も確認しておきましょう。
この場合の”clear”は、「明瞭に、明らかに、十分に」という意味があります。
例えば「はっきり喋る」と言いたい場合は、”speak clear”と言ったりするのです。
形容詞と使われ方が似ているので間違えやすいですが、副詞の場合は名詞を直接修飾しないので、その点注意しましょう。
「クリア」の関連表現
次は「クリア」の関連表現を紹介していきます。
本記事で取り上げていく関連英語は下記の通りです。
- 「透明」:transparency
- 「濁った」:muddy
- 「失敗」:failure
どれも一緒に覚えておくと便利なので、ぜひ参考にしてください。
「透明」:transparency
まずは「透明」を表す”transparency”の紹介です。
この単語は”y”で終わるので、「形容詞」と勘違いされやすいですが、品詞は「名詞」となります。
名詞の中でもこの単語は「可算名詞」であり、「不可算名詞」なので、両方の言い方を覚えておきましょう。
不可算名詞の場合は「透明、透明性」という意味で使われるので、分かりやすいです。
逆に不可算名詞の場合は、複数形が”transparencies”となり、意味が「透かし、透かし絵」という意味になります。
例)The water coming out of the tap is transparent in color. 訳)水道から出てくる水の色は透明である。
「濁った」:muddy
「濁った」を英語で表現する場合、”muddy”と言いましょう。
この単語は他にも「泥深い、ぬかるみの、泥だらけの」という意味のある「形容詞」表現であり、比較級と最上級が存在します。
- muddier:比較級
- muddiest:最上級
また、動詞でも使われることのある単語であり、その場合は「~を泥で汚す、濁らせる、曇らせる」という意味があります。
ちなみに変形は下記の通りです。
- muddying:現在分詞形
- muddied:過去形
- muddied:過去分詞形
- muddies:三人称単数形
日本の英語試験ではあまり見られない単語ですが、海外では日常会話でもかなり使う表現となるので、覚えておくと便利です。
例)The river water is muddy and dirty. 訳)川の水が濁っていて汚い。
「失敗」:failure
次は「クリア」の反対「失敗」の英語”failure”の紹介です。
この単語は、「失敗、不成功、失敗者」という意味を持つ名詞表現であり、可算名詞なので複数形は”failures”となります。
元々は”fail”という動詞表現の名詞形であり、意味は「失敗する、しくじる」となる単語です。
名詞表現に元の形がある場合は、一緒に調べておくと脳にインプットされ少なります。
例)Failed to clear the final stage. 訳)最終ステージのクリアに失敗した。
「クリア」の例文紹介
最後に「クリア」を使った例文を紹介していきます。
それぞれまとまった解説もしているので、ぜひ応用にお使いください。
では、早速始めていきましょう。
尚、例文は全て”YOURDICTIONARY“からの引用となります。
例1.「はっきり言う」と伝える
例)I think you made it clear last night. 訳)昨日の夜、あなたははっきり言ったと思う。
- “make it clear”で「分かるように説明する」の意味
- “last night”で「昨日の夜」を表せる
- “I think”と”you made it clear last night”は”that”で繋がっている
例2.「快晴」と伝える
例)It was clear and frosty. 訳)天気は快晴で霜が降りていました。
- “It is clear”で「快晴」を表す
- “and”は”clear”と”frosty”を=で繋いでいる
- “frosty”は「霜の降りた」という意味の形容詞
例3.「綺麗にする」と言ってみる
例)See you when the roads clear up. 訳)道路がきれいになったら、また会おう。
- “clear up”で「綺麗にする」の意味を持つ
- “See you when ~”で「~の時にまた会おう」と言える
- “road(道)”は沢山あるので複数形にすることが基本
まとめ
こちらの記事では「クリア」の英語表現を紹介してきました。
「クリア」には、ゲームをクリアするときに使う”clear”と、綺麗さを表すクリアがありましたよね。
“clear”は何かを達成したときに使う場合、イギリス英語の表現となるので、アメリカ英語の場合は”completed”を使いましょう。
本記事で取り上げた「透明」を含む関連表現と例文は、どれも非常に勉強になるので、ぜひ何度も読み直しながら学んでいってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。