“accessible”は「近づきやすい」「利用しやすい」といった便利さを表す際によく使われる英語表現です。形容詞として使うことができます。

英文や英会話の中でも頻繁に登場する”accessible”ですが「いまいち使い方や意味が分からない。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では「”accessible”について詳しく知りたい。」という方に向けて、“accessible”の意味や使い方、”accessible”に似た英語表現4つの意味や使い方について例文付きで詳しく解説しています。

記事を最後までチェックすれば、”accessible”に関することは一通り分かりますよ。”accessible”について知りたくてこの記事にたどり着いた方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

“accessible”の意味や使い方

“accessible”の意味や使い方

“accessible”は、”access” + “able” が一緒になってできた語で、以下4つの意味を持っています。

  • 近づきやすい、行きやすい
  • 入手しやすい、利用できる
  • 親しみやすい、近づきやすい
  • 影響を受けやすい

それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。

近づきやすい、行きやすい

“accessible”には、「近づきやすい」「行きやすい」という意味があります。形容詞として使用でき、場所に対して特定の手段や経路での行きやすさを表現することができます。

使い方を見てみましょう。

  • accessible from:~から行きやすい
  • accessible by:~で近づきやすい、行きやすい

例文をいくつか紹介します。

Aさん
The school is easily accessible from our house.
訳)その学校は、私たちの家から行きやすいです。

Aさん
The island is only accessible by boat.
訳)その島は船でのみ行くことができます。

入手しやすい、利用できる

“accessible”には、「入手しやすい」「利用できる」という意味があり、形容詞として使用できます。物だけでなく、情報やサービスの利用のしやすさを表現する場合にも使います。

例文をいくつか紹介します。

Aさん
These systems are accessible to all members.
訳)これらのシステムは全ての会員が利用できます。

Aさん
Drinks are readily accessible in vending machines.
訳)飲み物は、自動販売機で簡単に手に入ります。

親しみやすい、近づきやすい

“accessible”には、「親しみやすい」という意味があり、形容詞として使用できます。人にとっての親しみやすさ、近づきやすさを意味する英語表現で、「面会しやすい」という意味で使われる場合もあります。

例文をいくつか紹介します。

Aさん
He is accessible to everybody.
訳)彼は親しみやすい人です。

Aさん
She is not accessible to strangers.
訳)彼女には、初めての人はなかなか面会できません。

上記2つの例文は、人が…にとって「親しみやすい、近づきやすい」という意味になっていますが、必ずしも主語は人でなくても、会員からの紹介制を取っている料亭などを主語にしても、文章は成立します。

Aさん
The Japanese restaurant in Kyoto is not accessible to strangers who have not been introduced by a member.
訳)その京都の料亭は、会員に紹介されていない人を受け入れません。

影響を受けやすい

“accessible”には、「影響を受けやすい」という意味があり、形容詞として使用できます。主語に人を置いて使う表現です。

例文を紹介します。

Aさん
I’m easily accessible to the performing arts.
訳)私は、舞台芸術の影響を受けやすいです。

“accessible”に似た英語表現の意味や使い方

“accessible”に似た英語表現の意味や使い方

“accessible”に似た以下7つの英語表現の意味や使い方について解説します。

  • “reachable”
  • “available”
  • “convenient”
  • “useful”
  • “helpful”
  • “friendly”
  • “susceptible”

それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。

“reachable”

“reachable”は ”reach”と”able”が一緒になった単語で、「到達可能な」という意味になります。”accessbile”の意味として一番目に紹介した「近づきやすい、行きやすい」に近い意味を持っている単語です。

”reachable”を使った例文を見ていきましょう。

Aさん
Is this location reachable by public transport?
訳)この場所は、公共の交通で到達可能ですか?

Aさん
The small island is only reachable by boat.
訳)その小さな島は、ボートでのみ到達可能です。

“available”

“available”は、”accessible”の意味として二番目に紹介した「入手しやすい、利用できる」という意味で、とても便利に使える単語です。

“available”の使い方について見ていきましょう。

Aさん
Is Wi-Fi available in this hotel for free?
訳)このホテルで、Wi-Fiは無料で利用できますか?

インターネットが使えないと不便なので、この表現は海外の滞在先のホテルなどで使える表現ですね。

Aさん
Are window seats for four available?
訳)窓側の4人席は入手可能ですか?

レストランで窓側の席を予約したいときに使える表現です。

“convenient”

“convenient”には、「都合のいい」「便利な」という意味があります。日常的に使える使い勝手のいい単語ですが、「自分にとって都合がいい」といったニュアンスで使用されます。人を主語にしてしまうと非常に失礼な言い方になってしまうので注意しましょう。

“convenient”を使った例文について見てみましょう。

Aさん
Japanese buses are a convenient way to get around.
訳)日本のバスは、あちこち移動するうえで便利な手段です。 

Aさん
Where do you think is the most convenient city in Tokyo?
訳)東京の中で最も便利な街はどこだと思いますか?

“useful”

“useful”には、「有用な」「有益な」といった意味があり、便利さを表すことができる単語です。主に、何かの目的を達成するために役立つ物を表現する時に使用します。「有能な」という意味で人に対して使うこともありますが、失礼な言い方になってしまうこともあるので注意しましょう。

“useful”を使った例文について見てみましょう。

Aさん
Internet shopping is useful when you don’t want to carry heavy luggage.
訳)重い荷物を持ちたくない時は、インターネットショッピングが役に立ちます。

Aさん
This drama is very useful for studying English.
訳)このドラマは、英語を勉強するのにとても便利です。

“helpful”

“helpful”には、「役に立つ」という意味があります。「~のおかげで助かった」といったニュアンスが含まれているため、感謝を表す際にも使われます。また、人に対しても使うことができます。

“helpful”を使った例文について見てみましょう。

Aさん
Thank you for the helpful information. I will try it.
訳)役に立つ情報をありがとうございます。試してみます。

Aさん
He is very helpful.
訳)彼はとても役に立つ人です。

2文目は、ただ単に「役に立つ人、便利な人」という意味合いではなく、「助けてくれる」「親切だ」というニュアンスが含まれている表現なので覚えておきましょう。

“friendly”

“friendly”には、「親しみやすい」という意味があります。”accessible”と比べるとよりカジュアルな言い方なので、日常的には”friendly”の方がよく使われます。

“friendly”を使った例文について見てみましょう。

Aさん
This is a very friendly town.  Please enjoy your trip.
訳)ここはとても親しみやすい町です。どうぞ旅行を楽しんでくださいね。

“susceptible”

“susceptible”は「影響を受けやすい」という意味で、“accessible”の最後の意味として紹介したものと似たような意味です。「精神的に影響を受けやすい」というニュアンスで、「多感な、敏感な」という意味もあります。

Aさん
People with weak immune systems are susceptible to infections.
訳)免疫システムが弱い人は、感染しやすい。

Aさん
Some people are susceptible to advertisements with celebrity names.
訳)有名人の名前が出ている広告に影響を受けやすい人もいる。

Aさん
The city located near a river is susceptible to flooding.
訳)その川の近くの都市は、洪水の影響を受けやすい。

“accessible”や”accessible”に似た英語表現の名詞形

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次に、”accessible”と”accessible”に似た英語表現の名詞形はどのようになるのでしょうか。

  • “accessibility”
  • “reachability”
  • “availability”
  • “convenience”
  • “usefulness”
  • “helpfulness”
  • “friendliness”
  • “susceptibility”

上から順番に、名詞形の作り方について見ていきましょう。

“accessible” と “susceptible” は どちらも -ible で終わっていますが、終わりを “-ibility”に変えて名詞形を作ります。

”reachable” や “available”など “-able” で終わっている形容詞は、終わりを “ability”に変えて名詞形を作ります。

“convenient”の名詞形は、”convenience”ですね。

“useful”と”helpful”のように “-ful”で終わっている形容詞は、”-ness”を付けて名詞形を作ります。

“friendly”という形容詞は、最後の”y”を “i”に変えて、”-ness”を付けて名詞形を作ります。

形容詞から名詞形を作るときも、それぞれルールがあるので、覚えておくと名詞形で文を作りたい場合に役に立ちます。

上記に挙げた8つの名詞形の中でもっともよく使うのは、おそらく “availability”でしょう。

Aさん
The availability of online courses has made education more accessible.
訳)オンラインコースが利用できるようになったことで、教育がより身近になってきた。

”accessible”と”accessibility”、そして “available” と “availability”を英会話で使いこなせるようになると、英会話の上級者に近づいていると言えます

まとめ

“accessible”の4つの意味や使い方、”accessible”に似た英語表現7つの意味や使い方について解説しました。”accessible”の意味や使い方について理解できましたでしょうか?

“accessible”の意味や使い方が分かったら、次は英会話などで”accessible”を実際に使ってみましょう。そうすることで、”accessible”がただの知識ではなく、使える英語表現になります。

また今回のように、分からない英単語に直面したら、その場ですぐに調べる癖をつけるようにしてください。地道な作業ではありますが、分からない単語を1つ1つクリアしていくことが、英語力上達への1番の近道です。