今回は「~してもいいですか」の英語表現をご紹介します。

コミュニケーションには欠かせないこの表現、日本語でも、相手によって丁寧さを調節して使いますよね。

英語でもいくつかのフレーズがありますが、どれを選ぶかのポイントは丁寧度合いです。

微妙なニュアンスの違いを知って、シチュエーションに合わせて適度な表現を選んでいきましょう。

「~してもいいですか」基本の4表現

まずは、「~してもいいですか」の基本のフレーズ4つを確認しましょう。

Can I 〜?

“Can I 〜?”は最もベーシックな言い方で、カジュアルな印象になります。

友人や親しい同僚、家族に対してはこれでOK。

買い物中や、出かけ先でもこの表現で十分です。

一方で、目上の人や取引先などに対しては最適ではありません。

Aさん
Can I use your bathroom?
訳)トイレ借りてもいい?
Bさん
Sure, right there on the left.
訳)もちろん、そこね、左側。

 

Aさん
Can I try these jeans on?
訳)このジーパン試着してもいいですか?
Bさん
Of course, let me take you to the dressing room.
訳)もちろんですよ、試着室までご案内しますね。

 

May I 〜?

“May I 〜?”は、かなり硬い言い回しで、カジュアルな場面では使われることはあまりありません。

接客業でよく、お客さんに対して使われる印象があります。

目上の人や取引先などに対して使うこともあるでしょう。

Aさん
Hi. I’d like to check in please.
訳)チェックインしたいのですが。
Bさん
Of course. May I have your full name please?
訳)もちろんです。フルネーム頂けますでしょうか。

 

Aさん
May I ask you for the estimate?
訳)見積もり頂いても宜しいでしょうか。
Bさん
Of course. We’ll send it to you by tomorrow.
訳)もちろんです。明日までにお送りします。

 

Could I 〜?

“Could I 〜?”は、“Can I 〜?”を丁寧にした表現です。

“Can I 〜?”よりは丁寧で、”May I 〜?”よりはカジュアルな印象になります。

“please”を加えると、丁寧さがさらに伝わります。

Aさん
Could I please have some water?
訳)お水頂いても宜しいでしょうか。
Bさん
Sure. I’ll bring it to you right away.
訳)かしこまりました。すぐお持ちしますね。

 

Is it alright if I 〜?

“Is it alright if I〜?”もカジュアルな表現ですが、“Can I”に比べると、より伺いを立てているニュアンスになります。

“alright”の代わりに、”okay”や”ok”を使うこともできますが、”alright”を使った方が若干フォーマルな印象があります。

また、”alright”は、”all right”と書いても同じ意味です。

Aさん
Is it alright if I come in?
訳)お邪魔しても大丈夫?
Bさん
Yes, that’s fine.
訳)うん、いいよ。

 

「~してもいいですか」”would”を使った聞き方

「~してもいいですか」"would"を使った聞き方

次に、”would”を使った「~しもていいですか」の英語表現を見ていきましょう。

“would”を使うと、相手への配慮を含む、丁寧な言い回しをすることが出来ます。

Would you mind if I 〜?

“Would you mind if I ~?”は、直訳すると「○○をしたら気になりますか」という意味です。

実際は、「~しても構いませんか?」「~しても差し支えないでしょうか?」といったニュアンスになります。

答え方が少しややこしいので、その点だけ注意が必要です。

答えが「どうぞ、いいですよ」の時は”NO”「ちょっと困ります」の時は”YES”になります。

それぞれ、”No, I don’t mind” (いいえ、気にしません)と”Yes, I mind”(はい、気にします)と返事している訳ですね。

Aさん
Do you mind if I open the window?
訳)窓を開けても構いませんか?(窓を開けたら気にしますか?)
Bさん
No, not at all.
訳)全然いいですよ。(いいえ、全然気にしないですよ。)

 

「どうぞ」と答え様と思って混乱したら、”Yes/No”を使わずに、”Oh, go ahead”と言うと間違いがないのでおススメですよ。

Would it be all right if I 〜?

“Would it be alright if I 〜?”は、“Is it alright if I ~”のより丁寧な言い方です。

上記と同じく、「~しても構いませんか?」「~しても差し支えないでしょうか?」といったニュアンスになります。

答え方は普通に、「いいですよ」は”YES”、「ダメです」は”NO”なので分かり易いですね。

Aさん
Would it be alright if I turn off the light?
訳)電気つけても構いませんか。
Bさん
Yes, no problems.
訳)いいですよ。

 

「いいですよ」の英語表現リスト

「いいですよ」の英語表現リスト

ところで、「~してもいいですか」と聞かれたときはどう答えれば良いでしょうか。

“Yes”以外にも、下記の様にいくつかの言い方が考えられます。

特に、助けをお願いするときなどは、”My pleasure” や” Absolutely!”などと言ってもらえると嬉しいですよね。

  • Sure / Sure thing.
  • Of course.
  • Go ahead.
  • No problem.
  • Alright.
  • Please.
  • Fine / That’s fine.
  • Be my guest.
  • My pleasure.
  • Gladly.
  • Absolutely.
Aさん
Can you please help me lift this up?
訳)これ持ち上げるの手伝ってくれない?
Bさん
Sure. My pleasure.
訳)いいよ。任せてよ。

 

「~すれば良いですか」の 英語表現

「~すれば良いですか」の 英語表現

補足ですが、「~すれば良いですか」の場合は、“should I ~?”になります。

「~しましょうか」「~した方がいいですか」と言いたい場合にも使えます。

「~すれば良いですか」は、「~してもいいですか」と似ている様で逆の表現ですね。

「~してもいいですか」は自分のしたいことが焦点ですが、「~すれば良いですか」は相手が求めていることが焦点です。

Aさん
Should I open the curtains?
訳)カーテン開けましょうか?
Bさん
Yes, please.
訳)はい、お願いします。

 

まとめ

「~してもいいですか」の英語表現をいくつかご紹介しました。

英語でも、ちょっとした丁寧さの調整が必要な表現の一つです。

状況や話している相手に応じて、色々なフレーズを使い分けていきましょう。

始めのうちは、”Can I ~?”が基本、”Could I ~?で丁寧と思って使っていくので十分だと思います。

慣れてきたら、徐々に他の表現も取り入れてみて下さいね。