誰かに連絡先を聞くのって難しいですよね。
日本語ですらそうなのだから、英語なら尚更のこと。そもそも、英語で連絡先って何と言うのでしょうか。
ということで、今回のテーマは「連絡先」です。英語で連絡先を何と言うかや、「連絡先を交換する」の言い方などについて、詳しく解説していきます。
英語で交友関係を広げたい方は、ぜひ参考にしてください。
「連絡先」は英語で何て言う?
日本語の「連絡先」に相当する英語は “contact information(コンタクト インフォメーション)” です。
contact が「連絡」を、information が「情報」を意味するので、contact information 全体を直訳すると「連絡用の情報」といった感じになります。
information は不可算名詞(数えられない名詞)なので、複数の連絡先を表す際も contact informations と複数形にはならないので注意しましょう。
When I become closer to someone, I want to know their contact information.
訳)親しくなると、その人の連絡先が知りたくなります。
ただ、現代では一括りに連絡先といっても、電話番号やメールアドレス、はたまたLINEやインスタグラムなどのSNSなど、さまざまなバリエーションがあります。
状況によっては、contact information とぼかさず、これらを直接表現した方が良いことも多いです。
以下で、それぞれの具体的な連絡先を英語で何と言うかについても、順に確認していきましょう。
「電話番号」は英語で何?
電話番号は英語で “telephone number(テレフォン ナンバー)” や “phone number(フォン ナンバー)” と言います。
phone はもともと telephone の省略なので、基本的にはどちらを使っても問題ありません。また、文脈から連絡先を尋ねていることが明らかであれば、単に “number” とだけ言うこともあります。
That man is cool! I should go ask for his phone number!
訳)あの人かっこいい!電話番号を聞いてこよう!
日本では「携帯(電話)の番号」ともよく言いますが、これを英語にすると “cell phone number” や “mobile number” となります。
しかし、英語圏では家電か携帯電話かを区別して連絡先を聞く文化があまりないので、これらも単に telephone number で済ませることが多いです。
Can you give me your phone number?
訳)電話番号教えて。
Sure. Do you prefer landline or mobile?
訳)いいよ。家電とケータイ、どっちがいい?
Oh, either one is fine.
訳)あー、どっちでもいいよ。
「メールアドレス」は英語で何?
メールアドレスは、英語で “email address(e-mail address)” と言います。
日本でよく言う「メール」は、もともとEメールの略として生まれた一種の和製英語です。英語で mail と言うと「郵便の手紙」を意味します。
また、address は英語で「住所」が本来の意味なので、日本式にメールアドレス(mail address)と言った場合、自宅の住所を表していると勘違いされかねません。同じ理由から、単に address と言うのも控えた方が良いでしょう。
Can you share your email address?
訳)メールアドレスを教えて?
Sure. Feel free to email me anytime you like.
訳)いいよ。いつでも好きなときにメールしてね。
ちなみに、海外では日本のようにEメールでやり取りする文化が少なく、たいていは電話番号を利用したメッセージ機能を使うことが多いようです。
そのため、たいていは前述のように telephone number を聞けば事足りるでしょう。
「SNSの連絡先」は英語で何?
SNSの連絡先を英語で表現すると “social media contact” となります。
日本ではインスタグラムやX(ツイッター)などをSNS(Social Network Service)と呼んでいますが、海外では social media と呼ぶ方が一般的なので、このような表現になります。
また、具体的なSNSのアカウント名前を聞きたい場合は “○○ account” や “○○ handle” という言い方がよくされます。
たとえばインスタグラムのアカウント名であれば “Instagram account” や “Instagram handle” といった感じです。
I know my friend’s Instagram account, but I don’t know their phone number.
訳)友達のインスタアカウントは知ってるけど、電話番号は知らないなー。
It seems like many young people these days are like that.
訳)今の若者は結構そういう人も多いみたいだね。
「連絡先を教えて」は英語で何て言う?
英語で「連絡先を教えて」と相手に尋ねる場合は、”Can you give me your ○○?” や “Can I have your ○○?” といった言い方がよくされます。
○○の部分には、前述した contact information や telephone number などを入れればOKです。
また、”What’s your ○○?” と尋ねることもできますが、こちらはかなりカジュアルな印象になるので、使いどころには注意が必要です。
I’ll invite you to hang out next time, so can you give me your phone number?
訳)今度遊びに誘うから、電話番号を教えてよ。
Sure. Give me your phone number too.
訳)いいよ。君の電話番号も教えて。
「連絡先を交換する」は英語で何?
「連絡先を交換する」は英語で “exchange contacts” と言います。
お互いの連絡先をやり取りするので、contacts と複数形になります。
Let’s exchange contacts.
訳)連絡先を交換しようよ。
Sure. Is it okay on LINE?
訳)もちろん。LINEでいい?
ビジネス英語で連絡先を聞くときはどうする?
ビジネスシーンで相手の連絡先を知りたい場合は、”Could you give me your ○○?” や “Could I have your ○○?” といった表現が良いでしょう。
can を could に変えると丁寧でフォーマルな印象になります。日本語にすると「連絡先を教えていただけませんか?」のようなニュアンスです。
Could I have your company’s phone number?
訳)御社の電話番号を教えていただけますか?
Certainly.
訳)承知いたしました。
まとめ
今回は「連絡先」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。
連絡先は英語で contact information と言いますが、具体的に知りたい連絡先が決まっているなら、telephone number(電話番号)や e-mail address(メールアドレス)などと、具体的に聞く方がスムーズでしょう。
今回ご紹介したことを参考に、英語でも色々な人と連絡先を交換して、交流の幅を広げていきましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!