「頭痛」を英語で表現するとき一般的にheadacheが使われます。
確かに「頭痛」を伝えることはできますが、例えば片頭痛は頭痛とは違う英語が使われています。
このように頭痛に関連した英語表現をいろいろと知っておくと、相手へ頭痛の種類やどのような痛みであるのかより伝えることができます。
海外ではどのような病気のトラブルが起きるとも限りません。
本記事では、いろいろな種類の頭痛についての解説と痛みの表現方法についてご紹介します。
「頭痛」って英語でなんて言うの?
「頭痛」を英語で表現する場合、主に以下の4つがあります。
・headache 「頭痛」
・migraine 「片頭痛」
・tension headache「緊張頭痛」
・cluster headache「群発頭痛」
これらはそれぞれ頭痛ではありますが、感じる苦痛の症状が違います。それぞれの「頭痛」の意味について具体的に解説します。
headache
headacheは、頭痛を意味しており、痛みの原因がわからないけどとにかく頭が痛いと言うことを伝えたいときに使います。
とにかく頭痛がして辛いことを伝えるためには覚えておきたい英単語です。
例文
どこが痛いか教えていただけますか?
頭が痛いです。今朝から重い頭痛が続いています。
migraine
migraineは片頭痛と言います。
片頭痛とは、痛みがズキズキと脈打つような頭痛を繰り返して痛みが数時間〜3日間続き、ときには吐き気なども起こす病気です。ストレスなどが原因であると言われています。
片頭痛持ちの方も少なくありません。痛みの程度によっては、日常生活に支障を起こすこともあります。
例文
どこが体調が悪いのですか?
片頭痛持ちなんです。食後に薬を飲みました。
tension headache
tension headacheは緊張頭痛と言います。
緊張性頭痛とは、頭痛の中で最も起こりやすい頭痛と言われています。後頭部から首にかけて鈍くしめつけられたような痛みを感じます。
片頭痛との違いは、ズキズキと波打つような痛みがなく、毎日痛みを感じたり、痛みの程度も人によって軽かったり重かったりとさまざまです。
原因としては、長時間同じ姿勢にいるなど首や肩の筋肉が緊張してしまい頭痛を引き起こしていると言われています。
例文
どのくらい頭痛が続いていたのですか?
毎日痛みます。緊張していて痛むのかなって思っているのですが。
cluster headache
cluster headacheは群発頭痛と言います。
群発頭痛とは、目の奥に激しい痛みが毎日同じ時間に集中して起こる頭痛です。男性に多いと言われており、他にも目の充血や鼻水、鼻づまりの症状が起こることもあります。
例文
偶発頭痛がするんです。
どんな症状がありますか?
強い痛みと鼻水です。
「頭痛の痛み」にまつわる表現方法
頭痛についてお話しましたが、痛みの感じ方は人によってまちまちです。
ズキズキとした痛みなのか、しめつけられるような痛みなのかもしれません。それぞれどんな痛みの感じ方があるのか、ここではその感じ方の英語表現について詳しく解説します。
特に病院などで診察をするときに表現を使うと的確に自分の苦痛を伝えることができます。
「ズキズキする」痛み
「ズキズキする」痛みには、 throbbingまたはpounding painが使われます。
throbbingは拍動性の、痛みがズキズキするという形容詞になります。
pounding painのpoundingは、ドンドンと繰り返し叩く音を意味する名詞であり、そこにpainがつくことで繰り返して何かに打たれているような、拍動している痛みを表しています。
例文
今日はどうされましたか?
とても強い頭痛がします。左の頭がズキズキ痛みます。
「しめつけられる」痛み
「しめつけられる」痛みにはsqueezing pain または、tightening painやband-like painが使われます。
squeezingは絞りを意味していて絞られている=しめつけられる痛みからsqueezing painと表現されます。
また、tighteningで「しめつけ」や band-likeで「帯状のバンド」のニュアンスからしめつけられている、まるで握りしめられたような、圧迫した痛みだと伝えることができます。
例文
どんな痛みですか?
しめつけられるような痛みがあります。
「突き刺されるような」痛み
「突き刺されるような」痛みには penetrating painが使われます。
penetratingは、形容詞で突き刺すようなと言う意味があり、鋭く刺さるような痛みを表します。
痛みがピンポイントに、しかも鋭い痛みを感じるときに使ってみましょう。
例文
どんな症状がありますか?
後ろの頭が突き刺すような痛みがあります。
まとめ
「頭痛」についてご紹介しました。
頭痛は英語で表すと主に4つあり、一般的に使われるheadache 「頭痛」、ストレスなどが原因のmigraine 「片頭痛」、 首や肩の筋肉の緊張などからくるtension headache「緊張頭痛」、男性に起こりやすいcluster headache「群発頭痛」があります。
さらに、「ズキズキする」痛みには、throbbingまたはpounding pain、「しめつけられる」痛みにはsqueezing pain、「突き刺されるような」痛みには penetrating painと行ったように痛みの表現方法を具体的に伝えたいときに使えるイディオムを解説しました。
もし海外で頭痛が起きて診察が必要になったときに病気を特定したり、苦痛を緩和するための薬を処方するときには痛みについて正確に伝えることは重要です。
英会話で役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。