揚げたてのフライドポテトが嫌いな人はまずいませんよね。
あのホクホク感と塩気がたまりません。Lサイズを注文しても足りないです。
皮つきのフライドポテトも良いですよねえ。皮の部分の香ばしさといったら!
さて、このフライドポテト。海外では呼び方が違うって知ってましたか?
海外で「ポテト食べたい!」と言いたい時はどのような表現を使えば良いのでしょうか。
今回はフライドポテトと、フライドポテトにまつわる単語やフレーズを色々紹介します。
フライドポテトは英語?
日本人が大好きな「フライドポテト」は英語では「fried potatoes」ではありません。フライドポテトというのは和製英語です。
「fried potatoes」は英語としては間違ってはいませんが、「fry」は「油で炒める」とか「油で揚げる」という意味がある単語なので「fried potatoes」は「炒めたじゃがいも」とか「揚げたじゃがいも」という意味になりますね。つまり「fried potatoes」はフライドポテトではなく「油で炒めたり揚げたりしたじゃがいも料理」を指すことになります。
ポテトは英語でなんて言う?
ポテトは英語でどう言うのかというと「french fries(フレンチフライ)」が正解です。単に「chips」という場合もありますね。
もっともこれはアメリカでの呼び方で、イギリスではポテトは「chips(チップス)」といいます。
このようにアメリカ英語とイギリス英語で単語が異なるものは他にもたくさんあるので、少しここで紹介しますね。
アメリカ英語 |
イギリス英語 |
|
電話する |
call |
ring |
請求書 |
check |
bill |
ビスケット |
cookie |
biscuit |
わたあめ |
cotton candy |
candy floss |
食器棚 |
cabinet |
cup board |
おむつ |
diaper |
nappy |
薬局 |
drugstore |
chemist |
秋 |
fall | autumn |
郵便 |
post |
|
ポテトチップス |
potato chips |
crisps |
この中の「わたあめ」や「ポテトチップス」「ビスケット」については、過去の記事でくわしく紹介していますので、ぜひそちらも併せて読んでみてくださいね。
フレンチフライって英語でどういう意味があるの?
アメリカでポテトを表す「french fries」ですが、これっていったいどういう意味なんでしょうか。
「フランスの」という意味だと思った方も多いのではないでしょうか。、
「french fries」の「フレンチ」は フランス(French)でなく、「細く切られた」という意味の単語です。フランスには関りがないため「french」の「f」が大文字ではありません。
細長く切られた フライドポテトが、フレンチフライ(french fries) です。
また french fries は、省略されて「fries」と 呼ばれることもあります。
Oh, I feel like eating french fries.
訳)あー、ポテト食べたくなってきた
I heard they sell french fries in the U.S. that are bigger than an Large size.
訳)アメリカではLサイズより大きいポテトが売ってるらしいよ
Do they? Oh, I want to go to America.
訳)そうなの?えー、アメリカ行きたいなあ
Why don’t you just buy two L-size fries?
訳)とりあえずLサイズのポテト2つ買っとけば?
You’re smart.
訳)頭良い!
アメリカのマクドナルドにはLサイズより大きなサイズのポテトがある?
アメリカのマクドナルドでは、全てのお店ではないのですが、店舗によって「Basket of Fries」という、Lサイズの1.4倍ほどの大きさのポテトを販売しているそうです。
たしかにLサイズのポテトでは物足りない時がありますもんね。分かります分かります。
かといってLサイズ2つは多いですよねえ。この「bascket of fries」日本でも販売してくれたらうれしいですよね。
参考:マクドナルド公式サイト「Basket of Fries」
フレンチフライの形はいろいろ
フレンチフライにはいろいろな切り方がありますよね。ここでは主なフレンチフライの形についてくわしく紹介します。
例えばマクドナルドのポテトのような形を「シューストリング」といいます。シューストリングとは「靴ひも、靴紐状の」という意味で、英語では「hoe strings」です。
次にシューストリングよりもう少し太めの、ケンタッキーフライドチキンで出てくるようなポテトを「レギュラーカット」といいます。シューストリングがカリカリした食感なのに対して、レギュラーカットはホクホク感が楽しめる感じですね。
また皮つきのポテトを三日月状に切ったものは「ウェッジカット」といいます。皮の部分が香ばしく、ポテト感のあるフレンチフライです。
アメリカで『フレンチフライ』と言ったら何のこと?
これはあるサイトでクイズになっていたものなんですけれど、たしかに「フレンチフライ」といわれたら何のことだろう?となっちゃうかも知れませんね。
そうなると、フレンチトーストはどうなんでしょう?調べてみると、これもまたフランスとは関係がない由来があることが分かりました。
ニューヨークのジョセフ・フレンチという人が名づけたという説です。まさか人の名前だったとは!
フレンチトーストのような食べ物はすでに4世紀頃にはあったそうですが、フレンチトーストという名前がついたのは、1724年のことだといわれています。
ちなみにフランスではフレンチトーストのことを「パン・ペルデュ(pain perdu)」と呼ぶそうです。
これは「失われたパン」という意味の言葉で、「古くなったパンをミルクや卵に浸して生き返らせる」という意味があるんだとか。
フレンチトーストは、食べ物を大切にする気持ちから生まれたステキな料理なんですね。
ポテトフライとフレンチフライ、フライドポテトの違いって?
ポテトフライとフレンチフライ、フライドポテトの違いは、ポテトフライとフライドポテトが和製英語。フレンチフライが日本の「フライドポテト」を表すアメリカ英語です。
思っている以上に和製英語って多いんですよね。英語だと思い込んでいて、海外で全く通じない単語はぜひ機会をみつけて覚えておくと良いですよ。
ここでも少しだけ和製英語と実際の英語表現を紹介しますので、覚えておきましょう。
キッチンペーパー |
paper towel |
アルバイト |
part-time job |
アンケート |
survey |
ウィンカー |
blinker |
ガソリンスタンド |
gas station |
シール |
sticker |
カメラマン |
photographer |
クラクション |
horn |
キーホルダー |
key chain |
サイダー |
soda |
まとめ
今回はフライドポテトにまつわる単語やフレーズを色々紹介しました。
世界中で愛されるフライドポテトが和製英語だったとは驚きですね。またフライドポテトがアメリカとイギリスで呼び方が違うことも興味深いです。
海外に行ってポテトが食べたくなることもありますから、ぜひ覚えておきましょう。
覚えた単語やフレーズは、どんどん使って知識を定着させていくと英語力もどんどんアップしますよ。
楽しむことと間違いを恐れないことがポイントです。それでは、See you next time!